欲望の中にある気づき

欲望の中にある気づき

記事
コラム
買い物をしても、新しい服やモノを手に入れても、すぐに次のものが欲しくなる。

SNSで『もっと評価されたい』『もっと欲しい』と、心が常に乾いて満たされない。

『どうして自分はこんなに欲張りなんだろう』
『足りているはずなのに、なぜ満たされないのだろう』と、
止められない欲望に対して自己嫌悪を感じてしまうことはないでしょうか。

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■どこに目を向けるか
外側にある流行や他人の目を基準にしていると、
欲望の波は次から次へと押し寄せ、
私たちはいつまでも『持っていない自分』を責め続けることになります。

実は、膨らみ続ける欲望の正体は、モノや承認そのものではありません。
その根底には『今のままの自分では不十分なのではないか』という不安や、
誰かに寄り添ってほしいという寂しさ・孤独感が隠れています。

心が乾いているときに外側のモノや刺激をいくら詰め込んでも、穴のあいたバケツに水を注ぐようなもので、心は満たされません。

『もっと欲しい!』という波が襲ってきたとき、それを無理に抑え込むのではなく、

あぁ、自分は今、何か不安なんだな…
寂しくて満たされたかったんだな…

と、欲望の奥にある自分の心にただ気づいてあげること。
それが仏教の説く智慧です。

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■仏教の戒(かい)の教え
これを十善戒では、過剰なむさぼりを慎む『不貪欲(ふどんよく)』の教えで調えます。

これは「欲をすべて捨てなさい」という厳しい命令ではありません。

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■すでにあるもの

欲望を無理に消す必要はありません。

ただ、『今ここにあるもの』を一つひとつ数えてみるのです。

蛇口をひねれば出る水、今日帰る場所があること。外側を追いかけるのをやめたとき、私たちはすでに、豊かさの中に生かされていることに気づきます。

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■最後に
『今、ここにある幸せ』を一つだけ見つけてみてください。
心に、じんわりと温かさが戻ってきます。

『足し算の幸せ(もっと得る幸せ)』から『引き算の安心(手放す安心)』へ視点をシフトしてみませんか。

欲望が湧いてきたら、自分を責める代わりに『本当はどうしてほしいの?』と自分の心に優しく問いかけてみてください。
外側を探し回らなくても、あなたはすでに、そのままで必要なものをすべて持っています。
自分の心の声に気づけたとき、あなたの心には、温かく静かな満ち足りた時間が戻ってきますよ。

必要な方にだけ、届けば良いと思っています。
祈りと供養を通して、
心と流れを静かに整えるお手伝いをしています。

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