アンケートの割合が合わない?未回答と複数回答で変わる分母

記事
ビジネス・マーケティング
アンケートを集計していて、「同じ回答なのに割合が違う」「合計が100%にならない」と迷うことはありませんか。

確認したいのは、何人を100%として計算しているかです。ここでは説明用の架空の数字で、集計前に決めておきたい点を整理します。

■100人中40人と、80人中40人は違う

回答データが100人分あり、ある設問に答えた人が80人、そのうち「満足」を選んだ人が40人だったとします。

全体100人を分母にすると、40÷100=40%。
この設問に答えた80人を分母にすると、40÷80=50%です。

どちらも計算そのものは合っています。ただし、説明している内容が違います。表には「全回答者100人に対する割合」なのか「この設問の有効回答80人に対する割合」なのかを添えると、読み違いを減らせます。

■空欄を、勝手に「いいえ」にしない

空欄には、未回答、回答対象外、回答漏れなど複数の理由が考えられます。数字の0にも、「いいえ」「選択していない」「欠損を表すコード」などの意味があります。

元の設問や入力ルールが分からないまま、空欄と0を同じものとして数えると結果が変わってしまいます。集計前に、選択肢コードと空欄の意味を確認することが大切です。

■複数回答では、合計が100%を超えることがある

「使っているサービスをすべて選んでください」という設問で、集計対象が100人、Aを選んだ人が60人、Bを選んだ人が50人だったとします。

各選択肢の人数を100人で割ると、Aは60%、Bは50%。同じ人が両方を選べるため、割合の合計は110%になります。これは計算ミスとは限りません。

一方、AとBの選択回数の合計110件を分母にすると、Aは約54.5%、Bは約45.5%になります。こちらは「人に占める割合」ではなく、「選択された延べ件数に占める割合」です。

どちらを示す場合も、分母と複数回答であることを表に書いておくと安心です。誰がその設問の回答対象だったか、全項目が空欄の人をどう扱うかも先に合わせます。

■クロス集計も、どの方向を100%にするか決める

たとえば「利用経験の有無」と「満足度」を組み合わせて見る場合です。

利用経験のある50人のうち、満足が30人なら、そのグループ内の満足の割合は60%です。全体100人に対する割合なら30%になります。

「グループごとの傾向を見たい」のか「全体の内訳を見たい」のかによって、読みたい数字が変わります。表の行・列と割合の基準を合わせておきましょう。

■依頼前は、回答データを送らずに概要から

見積り相談では、まず次のような情報があると、対応範囲を確認しやすくなります。

・回答者数と設問数
・単一回答か、複数回答か
・選択肢コードや空欄の扱いが決まっているか
・全体集計だけか、どの2項目を組み合わせて見たいか
・希望する納期

最初の相談に、実際の回答ファイルや個人を識別できる情報を添付する必要はありません。データの取扱方法と対応条件を確認してから進めます。

匿名化したコード形式のCSVを対象とする、アンケート集計の出品はこちらです。料金と対象範囲はサービスページをご確認ください。

※この記事の数値は説明用の架空例です。お客様のデータや受注実績ではありません。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す