黄色いバラを見たとき、最初に何を感じますか。
明るくて、鮮やかで、どこか元気をもらえるような色。お見舞いや贈り物にも使われることがあるし、花屋の店先で並んでいると、自然と目が吸い寄せられる。そんなイメージがあるかもしれません。
でも黄色のバラには、光の面だけじゃない、もうひとつの顔がある。
「嫉妬」「薄れゆく愛」。そういう言葉も、この花は持っています。
バラはもともと、愛と美の女神ヴィーナスの涙から生まれたと語り継がれて
いる花です。だから赤いバラも、白いバラも、愛や美しさを象徴する花言葉を持っている。ところが黄色だけは少し違う。ヨーロッパでは黄色という色
そのものが、キリストを裏切ったユダの色とされてきた歴史があるんです。
そのせいで、黄色のバラには「嫉妬」「裏切り」というネガティブな言葉が
重ねられてきた。
ただ、わたしはここに深い意味があると感じています。
同じ花なのに、色ひとつで意味が変わる。「献身」も「さわやか」も
「あなたに恋しています」も、確かにこの花の言葉なんです。美しさと傷の
両方を、黄色いバラはひとつの花びらに宿している。そしてそれは、恋愛と
いうものとよく似ていると思う。
誰かを好きになると、嬉しさと不安がいつも一緒にやってくる。
相手の気持ちが見えないとき、あの人の投稿が気になって眠れないとき、
もしかして冷められているのかもって感じるとき、その感情は
「嫉妬」じゃなくて、愛しているからこそ揺れる気持ちだと思うんです。
ちょっと前に、こんなご相談がありました。
三十代の女性で、職場で知り合った男性のことが頭から離れないと。ご飯も
一度だけ行ったけれど、それ以来連絡が途絶えがち。LINEを送れば返って
くるけれど、こちらから動かないと進まない。好きなのか、それとも脈なし
なのか、もう半年ずっとそのままだと。
霊視でその男性を視てみると、彼の中にはその女性への気持ちは確かにある。でも彼は今、仕事上でのプレッシャーをひとりで抱えていて、恋愛にエネルギーを向けられる状態にない。後回しにしているわけじゃなく、後回しにするしかないくらい消耗していた。
そのことをお伝えすると、「あー、そうか。責めてたのは的外れだったん
ですね」と言っていただけました。自分を責めることも、相手を疑うことも、少し手放せたと。
霊視の鑑定って、単純に「脈あり・脈なし」を判定するものじゃないと思っています。相手の状況や感情の流れ、ふたりの間にある見えない引力みたいな
もの、そこまで含めて視ていく。その人の置かれているリアルを知ることで、焦りや不安が少し和らぐことがある。
あの人のことが気になっている、でも何も見えない。
もし今、そういう気持ちを抱えているなら、
霊視鑑定でその方の本質や今後の流れを視ることができます。
一度、声をかけてみてください。
白神龍玄