ニーレンベルギアという花を、ご存知だろうか。
小さな星のような花びらが、ちょこんと空を向いて咲く花だ。
白や紫や淡いピンク、どれも主張しすぎない色をしていて、派手さはないのに目を離せなくなる、そんな不思議な存在感がある。
見ているだけで、ざわついていた気持ちがふっと落ち着いてくるような気がして。初夏のやわらかい光の中で揺れている姿を想像すると、なんだか懐かしいような気持ちになる。
この花の花言葉は、「心が和む」「楽しい追憶」、そして「許されざる恋」。
最初のふたつを見て、なんとなくイメージが湧く人も多いかもしれない。
あのやわらかい花の雰囲気がそのまま言葉になったみたいで、しっくりくる。ただ「許されざる恋」という言葉は、少し重たく感じないだろうか。あんなに穏やかな花なのに、どうしてそんな言葉がついているのか。
たぶんそれは、この花が「心が和む」場所に咲いているからこそ、かえって
その言葉が刺さるんだと思う。穏やかな追憶の中に、ひとつだけ苦しい記憶が混ざっている。
楽しかったはずの思い出と、誰にも話せない感情が、同じ場所に共存して
いる。そういうことって、恋愛においては珍しくない。
あなたには、楽しい追憶と一緒に、苦しさも抱えている恋がありますか。
先日、Mさん(仮名)から相談をいただいた。職場で出会った既婚の男性の
ことで、長い時間を共有していくうちに、本気で好きになってしまったと
いう。「終わりにしようと思うのに、相手の言葉がどうしても気になる。
本当はどう思っているのか、わからないまま時間だけが過ぎていく」という
状態が、何ヶ月も続いていたらしい。
霊視で視てみると、相手の男性から出ているエネルギーが、非常に複雑な色をしていた。Mさんへの気持ちは本物だと感じた。ただ、家族への責任感や
社会的な立場への恐れもはっきりと視えて、それが感情の上に重なって
動けなくしているような状態だった。
Mさんに伝えたのは、相手の気持ちが嘘ではないこと、ただ彼が今自分の
感情を自分でも持て余していること、そしてMさん自身がこの関係に費やしているエネルギーの量が、彼女の本来の流れを少し滞らせているということ
だった。
その後Mさんは、自分でひとつ決断をして、今は別の縁が動き始めていると
ご連絡をくれた。答えを出すのは、いつだって自分自身だ。
ただ、視えていないものが視えるようになったとき、人は自分の足で動けるようになるのかもしれない。
「許されざる恋」というのは、悪いものではないのだと私は思っている。
ただ、そこに費やしているあなたの気持ちの重さが、本当に報われる方向を
向いているかどうか、一度ちゃんと確かめてほしい。
霊視では、相手の本音や、ふたりのあいだに流れている縁の色、
今後どういう流れになっていくかを視ていく。
あなたが今感じている「わからなさ」に、少し輪郭を与えることが
できるかもしれない。
複雑な恋愛の悩みを抱えている方は、個別に霊視鑑定を行っています。
よかったら気軽に声をかけてみてください。
白神龍玄