🏠平屋あるある⑧|コンパクト平屋の落とし穴

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コラム
〜小さく建てて、大きく後悔?〜

「もう少し小さくしてもいいかなって思うんです。」
最近、打合せでよく聞く言葉だ。

物価高・光熱費・固定資産税。
“コンパクト平屋”は、時代に合っている。
でも、小さくする=安くなる、ではない。
むしろ“間取りの無理”が出てくるケースが多い。

あるご夫婦は、当初32坪のプランを希望していた。
途中で「もう少し削れませんか?」となり、28坪に変更。
結果、LDKを18帖→15帖に。
廊下をなくして、収納も一部カット。

引き渡し後、奥さんがこう言った。

「生活できるけど、いつもどこか“置き場所”に悩むんです。」

掃除機、ストック品、来客用布団。
どれも毎日は使わないけれど、確実に“いるもの”。
結局、リビングに物があふれ、コンパクトなのに狭く感じる家になっていた。

「無駄を削る」は大切。
でも、“余白まで削る”と暮らしは窮屈になる。
たとえば、

リビングの横にある小さな畳スペース

玄関脇の土間収納

室内干し用のスペース

これらは「なくても住める」けど、
“あると暮らしがラクになる”要素。

コンパクト平屋で成功する人は、
「面積を減らす前に、“動線・収納・生活道具”を見直す人」。
間取りを小さくするより、
暮らしの“ムダな動き”を減らした方がコスパがいい。

家は“狭くして安くする”ものではなく、
“必要な広さで心地よく暮らす”ための器。
図面上の数字よりも、
生活のストレスを減らすことに価値がある。

小さく建てても、大きく暮らす。
それが本当の「コンパクト平屋」だと思う。

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マドリノミカタ|建築士の家づくり相談室

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