最近、相談を受けていて特に増えているのが「仮契約トラブル」。
“まだ本契約じゃないから大丈夫”と思っていたら、
後でお金が戻らなかったり、見積もりが全然違ったり…。
今日は、建築士として実際に見てきた**「仮契約の落とし穴」**をお話しします。
✅1️⃣ 間取りが仮のまま契約してしまう
最近は、土地がない状態でも「プラン集」や「想定プラン」で契約を進めるケースが増えています。
でも、それはあなたの敷地条件ではない間取り。
あとで敷地調査・日当たり・法規制を反映すると、
“まったく別の家”になることも珍しくありません。
✅2️⃣ 坪単価だけで金額を決めてしまう
「坪単価×坪数=おおよそこのくらいです」
という話だけで仮契約に進むパターン。
しかし実際には、
含まれる仕様の範囲が不明確
設備・外構・諸費用が抜けている
ことが多く、契約後に見積もりが数百万円変わることもあります。
✅3️⃣ “いつでも解約できる”という言葉に安心しない
「解約してもお金は戻ります」と言われても、
その後に図面作成・敷地調査・地盤調査などが始まると、
実際は費用精算が発生するケースがほとんどです。
しかもその時点で「返金できません」と言われても、
契約書上は“作業実費”扱いで正当化されてしまいます。
✅4️⃣ 営業担当者に悪意があるとは限らない
これは“悪質”というより“習慣化した業界構造”です。
営業側も契約を早くまとめたい一方で、
要望が固まっていない施主に対して仮契約を提案しがち。
つまり、システム的に誤解が生まれやすいのです。
✅5️⃣ 仮契約時にやるべきこと
契約金・手付金の性質を確認(「預かり金」か「契約金」か)
間取り図に「仮」と明記されているか確認
坪単価の前提条件(仕様・範囲)を聞く
図面・見積もりをもらって内容を自分で保管
🔸まとめ
仮契約=まだ自由に動ける、ではありません。
実務が進んだ時点で“契約行為”として成立していることも多いです。
焦らず、要望と金額の根拠を見える化してから次のステップへ進みましょう。
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「この内容で契約していいのか不安…」
という方の図面・見積もりをチェックして、
リスクと改善提案をお伝えします。
マドリノミカタ|建築士の家づくり相談室
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