「分かっているんです。でも、できないんです」と言われることがあります

「分かっているんです。でも、できないんです」と言われることがあります

記事
コラム
「分かっているんです。」

鑑定でお話を伺っていると、

そんな言葉を耳にすることがあります。

「もう、彼を追いかけないほうがいいって分かっているんです。」

「今の仕事を続けるのは、つらいって分かっているんです。」

「もっと自分を大切にしなきゃいけないって、分かっているんです。」

そして、

少し間を置いて、

こんな言葉が続くことがあります。

「でも、できないんです。」

その言葉の中には、

いろいろな気持ちが重なっているのだと思います。

頭では理解している。

何度も考えた。

周りの人からも、

同じようなことを言われてきた。

それでも、

どうしても行動に移せない。

そんな自分が嫌になってしまう。

「私って、意志が弱いんでしょうか。」

そう感じている方も、

いらっしゃるかもしれません。

でも、

分かっていることと、実際にできることは、
必ずしも同じではないのだと思います。

たとえば、

恋愛のこと。

もう連絡しないほうがいい。

そう思っていても、

まだ相手のことが好きだったり、

楽しかった思い出が残っていたりする。

仕事のこと。

今の環境を変えたい。

そう思っていても、

生活や収入のことを考えると、

簡単には動けない。

人間関係でも、

無理なお願いは断ったほうがいい。

そう分かっていても、

相手をがっかりさせるのが怖い。

そんなことがあります。

そこには、

単なる意志の強さだけでは説明できない、

気持ちや事情があるのかもしれません。

だから、

「分かっているなら、やればいいのに。」

という言葉だけでは、

なかなか前に進めないこともあります。

むしろ、

その言葉を何度も聞いてきたからこそ、

自分を責めてしまっている場合もあるでしょう。

私は、鑑定でそんなお話を伺うとき、

すぐに結論を出すことだけが大切なのではないと思っています。

「どうして、できないんでしょう。」

と問い詰めるのではなく、

「何が、一番難しく感じられるのでしょう。」

と、一緒に考えてみる。

寂しさなのか。

不安なのか。

生活の問題なのか。

誰かを悲しませたくない気持ちなのか。

あるいは、

まだ本当は、その選択をしたくないのかもしれません。

一つずつ見ていくと、

「できない」という言葉の中にも、

いろいろな理由があることに気づく場合があります。

そして、

「できない自分」を責めるより、
「何が難しいのか」を知ることが、次の一歩につながることもあります。

たとえば、

彼に連絡しないと決めたのに、

どうしても連絡したくなる。

そんなとき、

「もう連絡しないでください。」

と伝えるだけでは、

その方の苦しさは、

あまり変わらないかもしれません。

本当は、

相手に分かってほしい気持ちがあるのか。

寂しい時間を埋めたいのか。

まだ関係を続けたいのか。

その部分を見つめることで、

ご自身の気持ちが少し整理されることもあります。

もちろん、

鑑定でお話をしたからといって、

すぐに行動できるようになるとは限りません。

次の日も迷うかもしれません。

同じことを繰り返してしまう日もあるでしょう。

でも、

それだけで、

それまで考えてきたことが、

すべて無駄になるわけではありません。

人には、

それぞれの事情があります。

気持ちが追いつくまでに、

時間が必要なこともあります。

また、周囲の協力や、

現実的な準備が必要なこともあるでしょう。

だからこそ、

無理に大きな決断をするのではなく、

今できることを考えてみる。

連絡をしたくなったら、

少し時間を置いてみる。

仕事を辞めるのが難しいなら、

まずは求人を調べてみる。

人に頼まれると断れないなら、

「少し考えてからお返事します。」

と言ってみる。

そんな小さなことからでもいいのだと思います。

そして、

もう一つ大切にしたいことがあります。

それは、

「分かっている」と思っている答えが、

本当にご自身に合っているのか、

改めて考えてみることです。

周りから言われたから。

一般的には、そのほうがいいと言われるから。

占いで、そういう流れだと言われたから。

それだけで、

自分の気持ちを置き去りにしてしまうこともあります。

もちろん、

現実的に考えなければならないことはあります。

でも、

誰かにとっての正しい答えが、
必ずしも今の自分にとっての答えになるとは限りません。

だから私は、

鑑定で見えてくる可能性をお伝えしながらも、

その方が何を大切にしたいのか、

どんな選択なら納得できるのかを、

一緒に考えていきたいと思っています。

「分かっているんです。でも、できないんです。」

その言葉を聞いたとき、

必要なのは、

もう一つ正論を重ねることではないのかもしれません。

まずは、

そこまで分かっていても、

なお難しいと感じている理由に、

目を向けてみること。

そして、

今日できることが一つ見つかれば、

それで十分な日もあるのだと思います。

分かっているのにできない時間も、
自分を理解していく途中なのかもしれません。

🌿ポイント

頭で理解していることと、実際に行動できることは、
必ずしも同じではありません。

「できない自分」を責めるより、
何が難しく感じられるのかを整理してみることも大切です。

誰かにとっての正解ではなく、
ご自身が納得できる選択を考えていく方法もあります。


鑑定では、

「どうしたらいいか分からない。」

というご相談だけではなく、

「どうしたらいいかは分かっている。でも、できない。」

というお気持ちを伺うこともあります。

そんなときも、

無理に答えを押しつけるのではなく、

持って生まれた性質や心の癖、今の流れを読み解きながら、
ご自身の気持ちを一緒に整理していきます。

今すぐ何かを決めるためだけではなく、

自分がなぜ迷っているのかを知る時間として、

鑑定を使っていただけたら嬉しく思います。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す