こんにちは!前嶋拳人です。
深い青色をしたお気に入りの陶器のマグカップに熱いお湯を注ぐと手のひらからじわりと心地よい温もりが伝わってきます。
職人が一つひとつ手仕事で仕上げた器のわずかな歪みや釉薬の濃淡を見つめているとなぜか機械的な正確さでは決して表現できない人間らしい温かみのようなものを強く感じます。
私たちは普段から効率やスピードばかりを重視してしまいがちですが時には立ち止まって目の前にある手触りのあるものと丁寧に向き合うような時間が何よりも大切なのだと気づかされます。
これまでの人生を振り返ってみても決して一直線の平坦な道のりばかりではありませんでした。
時には予期せぬトラブルに直面して立ち尽くしたり思うように結果が出ずに深く悩んだりする夜も何度も経験してきました。
安心できる大きな環境を離れて自分の足で新しい荒波へ漕ぎ出したときも最初は不安で足元がすくむような思いでした。
しかしそんな時でもふと息抜きをして温かい飲み物を口に含み深呼吸をすることで見失っていた大切なものや新しい視点を思い出すことができました。
物事がうまくいかないときほど視点を少しだけ変えてみることでそれまで壁だと思っていた場所が新しい扉に変わることに気づかされます。
人生という長い道のりもまた日々の小さな選択や手仕事の積み重ねによって形作られていくものです。
完璧な計画通りにいかないからこそ思いがけない出会いや感動が生まれそこから自分だけの物語が紡ぎ出されていきます。
これからも焦らずに自分のペースを保ちながら目の前にあるささやかな日常を丁寧に味わい尽くしていきたいと思っています。
窓辺のマグカップから立ち上る湯気が優しく空へと溶けていくように今日という一日が穏やかで温かいものになることを静かに願いながら私はまた新しい朝の始まりへと歩みを進めます。