フリーランスとして活動を始めたばかりの方、あるいは、ココナラでサービスを提供している皆さんに、ちょっと怖い話をします。それは、クライアントとの関係をたった一瞬で壊してしまう、ある「数字の魔物」の話です。
僕自身、Webマーケターとして多くの企業の売上向上を支援してきましたが、どれだけ成果を出していても、この「魔物」のせいで信頼関係が揺らぐ瞬間を何度も見てきました。
その魔物の正体、それは**「目標と評価のズレ」**です。
僕が提供するサービスは、SNS運用や広告運用といった「集客」がメインです。当然、クライアントは「売上を上げたい」と思って僕に依頼します。そこで僕が「SNSのフォロワーが先月比200%伸びました!」と報告すると、クライアントの顔が曇ることがあります。
フォロワーが200%増えたのに、なぜ喜ばれないのか?
それは、クライアントにとって本当に欲しかった数字、つまり「売上」や「問い合わせ件数」という結果が伴っていないからです。僕の報告した「フォロワー数」は、彼らにとっては単なる**「通過点の数字」**に過ぎず、最終目標ではありません。これが「数字の魔物」です。
ココナラでサービスを提供するとき、私たちはついつい「自分が提供したサービスの成果」を、一番わかりやすい数字で伝えたくなります。デザインなら「納品数」、記事作成なら「文字数」、広告なら「クリック単価の改善率」などです。
でも、考えてみてください。クライアントがお金を払ってまで解決したかったのは、その先の「ビジネスの課題」ですよね。
例えば、僕がSEOの記事を作成する場合。納品後に「検索順位が3位になりました」と報告するだけでなく、「その記事からの問い合わせが、今月2件発生しました」という**「クライアントの事業に直結する数字」**を必ずセットで伝えます。
僕たちの仕事は、単なる「作業代行」ではありません。「クライアントの目標達成を共に目指すパートナー」です。そのためには、クライアントの頭の中にある「最終的なゴール」が、どの数字で計測されるのかを最初に徹底的に確認する必要があります。
この「最終ゴール」を共有せずに、自分が出した「中間的な成果」だけを報告し続けると、クライアントは「この人は、僕の事業の本当の課題を理解してくれていない」と感じ始めます。そして、そのズレが溜まると、最終的に信頼関係は崩れてしまうのです。
この魔物を退治するには、最初から「あなたの成功は、〇〇という数字で定義しますね」と宣言し、常にその数字を追跡・報告し続けること。
ぜひ皆さんも、自分のサービスがクライアントの「最終的な成功」にどう貢献したのかを、数字で示せるように工夫してみてください。それが、ココナラでの継続的な依頼と、信頼に繋がる一番の近道です。