地元に帰るたび、彼が今どこにいるか気になってしまう。
それは未練が消えていない証拠——そう思って、自分を責めていませんか。
けれど、これまで視てきた中で、それが未練そのものだったことは、実はあまりありません。
多くの場合、まだ言葉にできていない想いが、ただそこに残っているだけなのです。
◆ お盆の時期に心がざわつくのは自然なことです
普段は東京や大阪の暮らしのなかで、うまく蓋をできていたはずなのに。
地元の駅に降りた瞬間、彼と歩いた道や、よく行った店の匂いが、当時の感情ごと一気に押し寄せてくる。
これは、あなたの気持ちが弱いからではありません。
場所や匂いは記憶と強く結びついていて、そこに身を置くだけで、しまっていたはずの感情が引き出されてしまう。誰にでも起こることです。
長い休みで気持ちが緩むぶん、「今なら連絡してもいいかもしれない」という気持ちが顔を出しやすくなるのも、同じ理由です。
開放感が背中を押しているだけで、あなたがだらしないわけでも、往生際が悪いわけでもありません。
◆ 視えるのは、彼ではなく言葉にならなかった流れ
私は、人の内側を水の流れとして視ています。
ご相談者様と意識をつなぐと、澄んで流れている場所と、淀んで止まっている場所が、夜の水面のように静かに浮かび上がってきます。
「彼を探してしまう」というご相談で視えるのは、彼への想いそのものが動いているわけではなく、別れた当時、言葉にできないまま置き去りにしてきたものが、季節がめぐるたびに水面へ浮かび上がってきている、という状態です。
伝えられなかった一言。
飲み込んだままの疑問。
謝れなかったこと、あるいは謝ってほしかったこと。
それらは、忘れようとするほど水底に沈み、普段は見えなくなります。
けれど、地元という同じ流れの場所に戻ると、堰き止めていたものが揺れて、また浮かび上がってくるのです。
つまり、探してしまうのは彼本人ではなく、あの頃、流れきれずに残った想いの続きを探している。
◆ 今日からできる小さな一歩
彼のSNSを見てしまいそうになったら、指を止める前に、まずひとつだけ自分に聞いてみてください。
「私は今、彼に会いたいのか。それとも、あの時言えなかった何かを、まだ終わらせたいだけなのか。」
答えはすぐに出なくて構いません。
この問いを持つこと自体が、堰き止めていた流れに、初めて光を当てる作業になります。
以前、毎年お盆になると彼の実家の方角が気になって仕方がない、というご相談者様がいらっしゃいました。
視えてきたのは復縁への強い願いというより、別れ際に「ちゃんと謝れなかった」という一点が、何年分も積もって水底に沈んでいる姿でした。
その一言を言葉にしていただいただけで、「毎年苦しかったこの時期が、今年は少し軽い」とおっしゃっていたのが印象的でした。
◆ おわりに
彼を探してしまう自分を、未練深いと責めなくて大丈夫です。
復縁できるかどうかを、ここで保証することはできません。
けれど、あなたの中でまだ言葉にならずにいる想いがどこにあるのかは、丁寧に視ることができます。
今年のお盆、あの人を探す前に。まずは、あなたの中で止まっている流れを、私に見せてください。
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霊視鑑定士・天藍
人の内側を水の流れとして視る霊視で、止まっている場所を見つけ、動かすための鑑定をしています。
創作・恋愛・復縁・仕事の鑑定を承っております。