【事例】海外向けOTA運用、ゼロイチ集客。フラワーアート会社の「盆栽アートワークショップ」で、ネット経由の新規予約を1ヶ月以内に獲得した方法

【事例】海外向けOTA運用、ゼロイチ集客。フラワーアート会社の「盆栽アートワークショップ」で、ネット経由の新規予約を1ヶ月以内に獲得した方法

記事
ビジネス・マーケティング
こんにちは!金本です。

私は普段、海外向けのコンテンツプロデュースを行っています。

今までの経歴はこちら。

今回の記事では、

「日本伝統の体験価値を、海外の人に届けたいが何から始めればいいかわからない」
「SNS発信を頑張っているが、なかなか実際の予約や売上に繋がらない」

という事業者様に向けて、

生花による空間装飾などを手がける会社様と実際に取り組み、「ゼロイチの海外集客」と「ネット経由の自動予約動線」をわずか1ヶ月で構築した最新事例について簡潔にまとめます。

また、それを通して、今後のインバウンド体験ビジネスにおける新しいSNS戦略や、オフラインでのアライアンス(協業)戦略についても考察していきたいと思います。

ちなみに、私は普段、固定の住所を持たずにゲストハウスや民家を転々としています。

このライフスタイルのおかげで、日々海外から来た旅行者たちと直接触れ合い、生の声を聞くことができています。

ネットには落ちていない彼らの「リアルな一次情報」をマーケティングに還元できるのが、私の強みです。

フラワーアート会社の「盆栽アート」事例

今回ご紹介するのは、普段から生花による空間装飾などを手がけている会社様の事例です。

代表の社長様は生花の達人であり、その卓越した技術を活かした「手のひらサイズの盆栽アート」を海外旅行者に体験してもらうワークショップを立ち上げました。

実は、海外からの旅行者は日本人と比べて「圧倒的に購買単価が高い(日本の2〜3倍)」という特徴があります。

通貨(為替)の影響もありますが、何より「せっかくの日本旅行だから、一度きりの特別な体験にはお金を惜しまない」という強いマインドがあるからです。

この魅力的な市場にアプローチするにあたり、nihon connectが最初にお伝えしたのは、「いきなりSNSのバズを狙いに行くのはやめましょう」ということでした。

なぜなら、どれだけ認知を広げるマーケティングファネル(仕組み)を作ろうとも、「海外の人が実際に体験して何を思い、どこに喜び、どこを難しいと感じるのか」という旅行者のインサイト(生の声)が掴めていなければ、発信する言葉や企画がすべてズレてしまうからです。

そこで私たちは、SNSの構築と並行して、まずは「市場との直接の接点(リアルなイベント)」を作り、一気にマーケティング動線を整える戦略を取りました。

具体的に行った施策は以下の通りです。

① 世界最大の体験予約サイト「Viator(ビアター)」の立ち上げ
インバウンドの体験型ビジネスにおいて、最も強力なSEOと広告のパワーを持つのが、トリップアドバイザー子会社の「Viator」です。

(今回手がけたワークショップの掲載ページはこちらです)
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現在、Viatorの審査は非常に時間がかかりますが、海外スタッフとチャットで粘り強く直接交渉を重ね、滞りなく審査を通過させました。

② 海外クリエイターによる「刺さる素材」の撮影
体験ページやSNSで最も重要なのは「写真と動画」のクオリティです。


今回は、私が繋がりを持っているフィリピン出身のクリエイターをイベントに招き、海外旅行者の感性に響く「魅力的な瞬間」を撮影・素材化しました。

③ 海外コミュニティを巻き込んだ初期集客と「レビュー」の獲得
イベントを立ち上げても初期の認知はありません。そこで、私が普段からやり取りをしている「日本在住の外国人コミュニティ」のリーダーに協力を仰ぎ、ワークショップのアナウンスを行いました。

その結果、初回から約10名の外国人旅行者を集客することに成功。

体験後、彼らからViatorへ良質なレビュー(評価5つ星)を書いてもらい、一気にアカウントの信頼性を担保しました。(※Viatorでは「15件の5つ星レビュー」が集まると、新規の旅行者へ露出する確率が劇的に跳ね上がります)

取り組みの結果
この「下準備」をガチっと固めて運用を始めた結果、アカウント開設から1ヶ月も経たないうちに、狙い通りネット(Viator)経由で、カナダから来日された60代のご夫婦からの新規予約が入りました。

紹介や身内のコミュニティではなく、純粋な「ネットからの自動流入」によってインバウンド集客のゼロイチを達成した瞬間です。

これからの海外向け体験ビジネスの戦略

この事例を通して、今後のインバウンドマーケティングで勝つための重要なポイントを3つの軸(オンライン・SNS・オフライン)で解説します。

【結果を出すためのインバウンド戦略】
➔ [施策]:Viator(OTA)のレビューと素材を最強にする
➔ [SNS]:インフルエンサーではなく「N対N」の設計をする
➔ [オフライン]:立地の良い「空き箱」を持つ事業者と協業する

1. SNSは「N対N」で設計する(コラボの重要性)
多くの人は「有名なインフルエンサーに一気に拡散してもらおう(ブロードキャスト発信)」と考えがちですが、実はそれでは予約(コンバージョン)に繋がりづらいのが現実です。

本当に大切なのは、「参加してくれた一般の旅行者(ゲスト)とアカウントを交換し、お互いにタイアップ(コラボ)投稿をしていくこと」です。

一人の旅行者のアカウントにあなたの体験が載ると、その向こう側にいる「家族、親戚、親しい友人」に届きます。海外旅行において、「一番信頼できる親しい人の口コミ」は、意思決定に最も大きな影響を与えます。

この「N対N」の信頼のネットワークを作ることこそが、海外向けSNS運用の本質です。


2. オフラインでの「箱(スペース)」との協業
今回の取り組みによって、私たちには「Viatorの強力な予約アカウント」「プロレベルの海外向けクリエイティブ素材」「確かな指導技術」という武器(ソフト)が揃いました。

これが揃うと、次の展開として「立地は抜群に良いけれど、昼間の時間帯にスペースを利活用できていない(稼働していない)事業者様」に対して、協業の提案ができるようになります。

「場所はあるけどコンテンツがない事業者」×「コンテンツと集客力はある事業者」の、非常に相性の良いアライアンス資料を現在作成し、実際に次の展開へ向けて動いています。

まとめ

まとめると、今回の事例は、

盆栽アートの海外販路構築にあたり、いきなりSNSのバズを追わず、まずは「リアルなイベント」で市場の生の声(インサイト)を掴んだ

Viator(OTA)の立ち上げ、海外クリエイターによる素材撮影、外国人コミュニティの巻き込みを同時に行い、高評価レビューを集めた

結果として、運用開始から1ヶ月以内にカナダからの新規ネット予約を獲得し、ゼロイチを達成した

今後は「N対NのSNS設計」と、「空きスペースを持つ事業者との協業(オフライン)」を掛け合わせ、さらに仕組みを拡大していく

という事例になります。

生花アートの新しい挑戦は始まったばかりですが、現時点でのリアルな情報共有とさせていただきます。
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