40代女性起業家が「何を着ればいいかわからない」と悩む本当の理由

40代女性起業家が「何を着ればいいかわからない」と悩む本当の理由

記事
美容・ファッション
「仕事のとき、何を着ればいいかわからないんです」
これは、女性起業家さんからよく聞くお悩みのひとつです。

クローゼットには服がある。
おしゃれが嫌いなわけでもない。
それなのに、仕事となると何を着たらいいのかわからなくなる。

たとえば、
・初めてのお客さまとの個別相談
・女性起業家同士の交流会
・講師として登壇するセミナー
・プロフィール写真の撮影
・SNSに投稿するリール動画

普段着なら迷わないのに、仕事の予定が入った途端
服選びに時間がかかる。

結局、無難ないつもの服を選んでしまう。
そんな経験はありませんか?

実は、仕事服に迷うのは、ファッションセンスがないからとは限りません。
「何を着るか」は考えていても、「何のために着るか」が決まっていない。

ここに、服選びの難しさがあると私は考えています。

そして、もうひとつ。
今まで着ていた服がしっくりこなくなるのは
仕事のステージが変わってきたサインかもしれません。


起業すると、服に求められる役割が変わる


私自身、14年間の会社員生活を経て起業しました。
会社員時代は制服があったので、仕事の日に何を着るかで迷うことはありませんでした。

ところが、起業してからは違います。

個別相談、交流会、プロフィール撮影、SNSでの発信。
仕事の場面に合わせて、何を着るかを自分で考えるようになりました。
起業したばかりの頃は、明るい色の服やプチプラのアイテムを買い足していた私。

でも、活動を続けるうちに気づいたんです。
服を増やすことと、仕事に必要な服が揃うことは違う。
会社員時代は、制服や所属する会社が、自分の仕事を伝えてくれる部分もありました。

ですが、個人で仕事をするようになると、初めて会うお客さまは、私たちがどんな人なのかをまだ知りません。

服装や髪型、表情、立ち居振る舞いも、その人を知る手がかりになります。
だからといって、起業家だからジャケットを着なければいけない、という話ではありません。

大切なのは、
自分の仕事に合った装いを、自分で選べること。
それが、私の考える仕事服の基本です。


「似合う」は大前提、その先にある仕事服の役割

自分に似合う色やデザイン、シルエットを知ることは
服選びの大切な土台です。

でも、女性起業家の仕事服は、似合うだけで終わりではありません。

たとえば、同じ人でも、
初めてのお客さまとの個別相談。
専門家として登壇するセミナー。
自分の仕事を知ってもらうプロフィール撮影。
それぞれの場面で、届けたい印象は違います。

似合うことを土台に
・どんな仕事をしている人なのか
・どんな価値観を大切にしているのか
・お客さまにどんな未来を届けたいのか
それらが外見からも伝わるように整えていく。
これが、私の考える外見戦略です。

服を選ぶときに、「似合うかな?」だけでなく
「この服は、私の仕事を伝えてくれるかな?」
という視点を持つこと。

すると、何を選ぶかだけでなく
なぜその服を選ぶのかも明確になっていきます。



仕事服を選ぶとき、大切にしたい3つのこと

では、女性起業家は何を基準に服を選べばいいのでしょうか。
私が外見戦略スタイリストとして大切にしている
3つの視点をご紹介します。

① 今の仕事に合っているか
まず考えたいのは、今の仕事内容です。
同じ女性起業家でも、仕事の内容やお客さまによって、必要な服装は違います。

たとえば、初めてのお客さまとの個別相談。
相手に安心して話してもらいたいなら、柔らかな素材や穏やかな色合わせを選ぶ。

一方、専門家として登壇するセミナーなら、立ち姿がすっきり見えるシルエットや、適度にハリのある素材を選ぶ。
もちろん、これが唯一の正解ではありません。

自分の仕事内容や伝えたい印象に合わせて選ぶことが大切です。
仕事服は、単にきちんと見せるためのものではありません。
自分が提供する仕事の価値を、外見からも伝えるためのもの。
私はそう考えています。

② 自分らしく、心地よく着られるか
仕事に合う服を考えることは大切です。
でも、もうひとつ忘れてほしくないことがあります。

それは、自分自身が心地よく着られるかどうか。
「起業家らしく見せなきゃ」
「専門家だからジャケットを着なきゃ」
そう考えて選んだ服が、実は自分にしっくりこない。

そんなこともあります。

いくら周囲から「素敵ですね」と言われても、着ている本人が落ち着かなかったり、窮屈に感じたりしていては、仕事に集中しにくくなりますよね。

私自身、服を選ぶときは、着る回数や快適さも重視しています。
高価な服だからいい。
流行しているからいい。
そうではなく、今の自分の暮らしや仕事に合っていて、繰り返し着たいと思えること。

快適さは、仕事のパフォーマンスにも関わる大切な要素です。
見た目を整えることと、自分らしくいること。
どちらかを我慢する必要はないと思っています。

③ 「どう見られたいか」の前に、「どう在りたいか」
私はここを、特に大切にしています。
仕事の服を考えるとき、
「信頼されたい」
「できる人に見られたい」
「おしゃれだと思われたい」
そんな言葉が出てくることがあります。

もちろん、相手からどう見えるかを考えることも必要です。
でも、その前に考えてみてほしいんです。

自分は、どんな姿勢で仕事をしていきたいのか。

たとえば、
お客さまの話をじっくり聞き、安心して相談してもらえる存在でありたい。
自分の専門分野に誇りを持ち、堂々と伝えていきたい。
親しみやすさを大切にしながら、プロとしての芯も持っていたい。

こうした仕事への姿勢が明確になると、服選びにも判断基準が生まれます。
「どう見られたいか」だけを考えると、周囲の評価が基準になりやすい。
でも、「どう在りたいか」から考えると、自分の意思で服を選べるようになります。

服は、誰かに認めてもらうためだけに着るものではありません。
自分が大切にしていることを表現する手段でもあると思うのです。



外見が整うと、仕事への向き合い方にも変化が生まれる

実際に、私がサポートした40代のコーチのお客さまにも
うれしい変化がありました。

以前は、プロフィール写真やSNSでの見せ方に悩んでいらっしゃいました。
そこで、プロフィール写真の撮影や、発信に使う写真・動画素材づくりをサポート。

すると、リールの撮影が楽しくなり、投稿の数字にも伸びが見られるようになったそうです。

さらに、娘さんたちからも褒めてもらえたと、うれしいご報告をいただきました。

自分の外見に納得できる。
カメラの前に立つことが楽しくなる。
発信への意欲が高まり、人に見てもらう機会も増える。
そこで届いた言葉が、また次の行動への励みになる。
そんな好循環が生まれることもあるんです。

もちろん、リールの数字が伸びた理由を、外見だけに結びつけることはできません。

発信内容や撮影、編集など、さまざまな要素が関係しています。
でも、私がこの変化で特にうれしかったのは、数字が伸びたこと以上に、
お客さま自身が、発信することを楽しめるようになったこと。

外見を整えることは、ただ見た目を変えるだけではありません。
自分の外見に納得できることが、今までためらっていた行動への後押しになる。

その行動が、新しい反応や出会いにつながることもあります。
私は、そんな変化を大切にしています。



「何を着ればいいかわからない」は、ステージアップのサイン?


起業したばかりの頃に選んだ服。
今も、同じ気持ちで着ていますか?

仕事を続けていくと、出会う人も、任される役割も変わっていきます。
交流会に参加する側から、主催する側へ。
学ぶ側から、教える側へ。
自分のサービスを知ってもらう段階から、専門家として選んでもらう段階へ。

そんな変化のなかで、これまでの服がしっくりこなくなることがあります。
でも、それは必ずしも服が似合わなくなったからではありません。

今の自分と、服を選んだ頃の自分に、少しずつ違いが生まれているから。

仕事のステージが変われば、求められる役割も変わります。
そして、自分が届けたい印象も変わっていきます。
だから私は、「何を着ればいいかわからない」という悩みを、単なるファッションの問題だとは考えていません。

今までの服に違和感を覚えたら、まずは自分の仕事を振り返ってみる。
誰に、どんな価値を届けていきたいのか。
これから、どんな立場で仕事をしていきたいのか。
その答えが見えてくると、今の自分に必要な服も選びやすくなります。

「何を着ればいいかわからない」
その違和感は、仕事のステージが変わってきたサインかもしれません。



服を買い足す前に、クローゼットを見直してみよう


「仕事に着ていく服がない」
そう感じたとき、新しい服を買いに行く前に、ひとつ試してほしいことがあります。

それは、今持っている服を見直すこと。
特に、買ったのにあまり着ていない服です。

なぜ着なくなったのでしょうか。
サイズが合わないから?
組み合わせ方がわからないから?

それとも、今の仕事や自分の気持ちに合わなくなったから?
ここを整理しないまま新しい服を買っても、また同じことを繰り返してしまうことがあります。

反対に、着ていない理由がわかれば、今ある服を生かせる場合もあります。
たとえば、柄物のパンツ。

一枚ではカジュアルに感じても、落ち着いた色のジャケットを合わせれば、仕事で着られるコーディネートになることもあります。
「何を買い足そう?」

その前に、
「今ある服を、どう着こなせるだろう?」
そんな視点も持ってみてほしいのです。




服を整えることは、仕事への向き合い方を整えること

「何を着ればいいかわからない」
そう感じるのは、決してセンスがないからではありません。

今の仕事や、自分自身の変化に合わせて、服を選ぶ基準を見直す時期なのかもしれません。

そして、仕事をする女性が外見を整えることには、見た目以上の価値があります。

自分の外見に納得できることで、
・人前に立つことやSNSでの発信に前向きになれる
・自分の仕事や専門性を、外見からも伝えやすくなる
・毎朝の服選びに迷う時間が減り、仕事に集中しやすくなる

そんな変化につながることがあります。
服を変えれば、必ず自信がつく。
信頼される。
売上が上がる。
もちろん、そんな単純な話ではありません。

でも、外見への迷いが減り、今の自分に納得して仕事に向き合えるようになる。
その変化は、決して小さなものではないと思っています。

私がスタイリストとして目指しているのは、似合う服を一方的に提案することではありません。

お客さま自身が、仕事や自分の価値観に合わせて服を選べるようになること。

そのために、何を大切にしているのか、どんな姿で仕事をしていきたいのかを一緒に整理しています。

「この服を着れば正解」
そんな一着を見つけることよりも、
これから先も、自分で選べる基準を持つこと。

そこに価値があると考えています。

今、クローゼットを開いて「何を着よう」と迷っているなら、こんなふうに問いかけてみてください。

「私は今、誰に、どんな仕事を届けたいんだろう?」
そこから、服の選び方を考えてみる。

服を選ぶことは、自分がこれからどう仕事をしていきたいのかを考えることにもつながっています。

「この私で仕事をしていく」
そう決められる外見へ。
これからも、そんなサポートをしていきたいと思っています。


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