詩のこころを読む

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コラム
愛されるという受身形しか知らない人は哀しい。
涙と傷。
捨て身で人を愛した経験をもった人の瞳は、
歳月のなかで茫々とかすみながらも、
なんらかの痕跡を宿しているのかもしれません。
人を愛することを知らずに来た人の瞳とくらべたら歴然かもしれないのです。

<岩波ジュニア新書/『詩のこころを読む』著:茨木のり子>
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