魔理沙が説明して、霊夢が「なるほど」と返す。その繰り返しに気づいて相槌を変えても、まだ説明文の読み上げに聞こえる。AIで作ったゆっくり台本では、返事の種類より先に確かめたいことがあります。
霊夢の発言を受けて魔理沙が答えているかどうかです。画像整理を説明する台本を例に、直し方を比べてみます。
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1. 相槌を変えるだけでは説明くささが残る
魔理沙「素材を整理すると、作業効率が上がります」
霊夢「なるほど、整理は大切ですね」
魔理沙「続いて、保存先を統一しましょう」
霊夢は返事をしていますが、その一言がなくても魔理沙の説明は続きます。「なるほど」を「そうなのね」に変えても同じです。魔理沙が用意された説明を順番に読むだけなので、聞き手がいる会話になっていません。
相槌が続く箇所では、霊夢のセリフを一度抜いて読んでみてください。それでも説明が何も変わらず続くなら、聞き手の発言が次の話につながっていないと分かります。
2. 聞き手の疑問に答える順番に直す
同じ画像整理の話でも、すでに画像を保存した人なら「なぜ整理まで必要なのか」と思うかもしれません。その疑問を先に言わせます。
霊夢「画像なら、もう保存してあるわよ。それなのに、まだ整理しないといけないの?」
魔理沙「保存してあっても、使いたい画像が見つからなかったら困るだろ?」
霊夢「ああ、ダウンロードに入れっぱなしだわ」
魔理沙「だから、次に使うときに探せるように分けておくんだ」
先ほどは整理の大切さを説明するだけでした。修正後は霊夢が理由を尋ね、魔理沙が答えています。霊夢もただ納得するのでなく、自分が困りそうなことに気づいています。
質問を足すなら、答えになる説明もその後ろに移します。理由を説明し終えてから「どうして?」と聞かせると、同じ説明を繰り返すことになります。
3. AIに修正を頼むときの指示例
AIに直させるときも、台本全体を「自然にして」と頼むだけでは、相槌やセリフが増えて終わることがあります。先ほどの三つのセリフを示して、誰が何を疑問に思っているのかを伝えます。
「この会話を直してください。霊夢は画像を保存済みで、なぜ整理も必要なのか分かっていません。霊夢が理由を尋ね、魔理沙が答える順番にしてください。同じ説明は繰り返さないでください」
返ってきた台本では、質問の直後に答えがあるか、同じ説明を二度していないかを読みます。セリフが増えたかどうかではなく、やり取りがどう変わったかを確かめてください。
次の指示を足す前に、「霊夢は何が分からなかったのか」「魔理沙のどの説明がその答えなのか」を一組ずつ確認します。答えが見つからなければ、質問だけを増やしたことになります。答えを先に言っていれば、やり取りの順番を直します。
どの会話も質問形式に直す必要はありません。短い相槌で済む場面もあります。直したいのは、聞き役が毎回同じように納得し、説明役が相手に構わず話し続ける箇所です。
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まとめ
次に台本を見直すときは、相槌が続く箇所を一つ選んでみてください。聞き手が知りたいことと、その答えを順番に並べる。気の利いたボケを考える前に、それだけでも直せる会話があります。