*第50回からの続きです。
定期購入の収益レポートレーベル
音楽出版社は、YouTubeの定期購入レポートを使用して、YouTube Premium と YouTube Music の有料チャンネルに登録する収益と視聴データを確認できます。レポートに実際に表示されるデータは、すべてのコンテンツのタイプによって異なります。一般的に、音楽パートナー関連は次の定期購入レポートを利用できます。
・概要レポートには、定期購入アクティビティの概要が表示されます。
・アセットレポートには、すべてするアセットの概要が表示されます。
・動画レポート(該当する場合は、音楽以外の動画と音楽以外のアセットのレポートも含む)には、動画やアセット別、国別、日別のアクティビティが表示されます。
・調整レポート
YouTubeが上記の収益レポートに更新を反映する必要がある場合(例えば、途中立て中の収益やアセットコンサルタントの解決後の収益など)、別途収益の調整をまとめた広告収益レポートと定期購入調整収益レポートを取得できます。
収益配分は、YouTube との契約に応じてパートナーごとに異なります。SRAV または PLA 契約があるパートナーの場合は、収益と収益配分に関連する具体的な詳細について、契約の最新内容を確認しておく必要があります。
A、このレッスンでは、広告収益だけでなく、YouTube Premium・YouTube Music Premiumの定期購入(サブスクリプション)収益や、その後の収益調整について説明しています。
① 定期購入の収益レポート(Subscription Revenue Report)
このレポートでは、YouTube PremiumやYouTube Music Premiumの利用によって発生した収益を確認できます。
利用できるのは、
レーベル
音楽出版社
です。
確認できる内容は、
・定期購入による収益
・視聴データ
・国別の利用状況
・アセットごとの実績
などです。
広告収益ではなく、サブスクリプションサービスから得られる収益を分析するためのレポートと考えると分かりやすいでしょう。
② 利用できる主なレポート
1. 概要レポート(Summary Report)
確認できる内容
・定期購入収益の概要
・全体の視聴状況
・サブスクリプション利用状況
全体像を把握するためのレポートです。
2. アセットレポート(Asset Report)
確認できる内容
・各アセットごとの収益
・アセット別のパフォーマンス
どの楽曲(アセット)がPremium会員から多く再生され、収益を生み出しているかを分析できます。
3. 動画レポート(Video Report)
確認できる内容
動画別
アセット別
国別
日別
の視聴データや収益です。
そのため、
どの国で人気なのか
どの日に再生数が多かったか
どの動画がPremium会員に多く視聴されているか
などを詳しく分析できます。
③ 調整レポート(Adjustment Report)
このレポートは少し重要です。
YouTubeでは、最初に計算された収益が後から修正されることがあります。
例えば、
・Content IDの申し立て(Claim)が解決された
・アセットの所有権競合(Ownership Conflict)が解消された
・収益の配分が修正された
このような場合、収益額が変更されることがあります。
その変更内容を確認するために、
・広告収益調整レポート
・定期購入調整収益レポート
が提供されています。
つまり、
「あとから変更された収益額」を確認するためのレポートです。
④ 収益配分について
教材の最後では、
収益配分は、YouTubeとの契約内容によって異なります。
と説明されています。
つまり、
同じ収益でも、
・レーベル
・ディストリビューター
・音楽出版社
など、それぞれの契約条件によって受け取る割合は異なります。
また、
SRAV契約
PLA契約
などの契約形態によっても、収益の計算方法や配分率が異なるため、契約内容を確認することが重要だと説明されています。
試験対策まとめ
レポート 確認できる内容
広告収益レポート 広告収益・広告動画のパフォーマンス
定期購入収益レポート YouTube Premium・YouTube Music Premiumからの収益
概要レポート 定期購入収益の全体概要
アセットレポート アセットごとの定期購入収益
動画レポート 動画別・国別・日別の定期購入データ
調整レポート 後から修正された収益額や収益配分の変更
覚えておきたいポイント
・定期購入収益レポートは、YouTube Premium・YouTube Music Premiumからの収益を確認するためのレポートです。
・調整レポートは、申し立てや所有権競合の解決などによって後から変更された収益を確認するために使います。
・収益配分は契約によって異なり、SRAV契約やPLA契約のパートナーは契約内容を確認する必要があります。
これらは、Content IDを利用する音楽パートナーが収益を正確に把握し、権利管理や収益配分を適切に行うための重要な知識です。
Q、ヒント
・YouTube Premium から得た音楽パートナーの収益を計算する方法を紹介します。
・レーベル:広告レポートと定期購入レポートに表示されるすべての項目を確認してください。
・音楽出版社:広告レポートと定期購入レポートに表示されるすべての項目を確認してください。
・特定のデータに対するアクセス権はユーザーの役割によって異なります。
A、この「ヒント」は、収益レポートを利用する際の注意点をまとめたものです。新しい機能の説明というより、学習内容を整理するための補足と考えるとよいでしょう。
① YouTube Premium の収益計算を理解する
YouTube Premium から得た音楽パートナーの収益を計算する方法を紹介します。
これは、
広告収益だけでなく、
YouTube PremiumやYouTube Music Premiumからも収益が発生する
ことを理解しておく、という意味です。
つまり音楽パートナーには、
・広告収益
・定期購入(Premium)収益
の2種類の主要な収益源があります。
② レーベルは両方のレポートを確認する
レーベル:広告レポートと定期購入レポートに表示されるすべての項目を確認してください。
レーベルは、
・広告収益レポート
・定期購入収益レポート
の両方を利用して、
収益
視聴データ
アセット別実績
動画別実績
などを確認できます。
③ 音楽出版社も両方を確認する
音楽出版社:広告レポートと定期購入レポートに表示されるすべての項目を確認してください。
音楽出版社についても同様で、
・広告収益
・Premium収益
の両方を確認しながら、楽曲の利用状況や収益を分析します。
④ ユーザーの役割によって閲覧できる情報が異なる
特定のデータに対するアクセス権はユーザーの役割によって異なります。
これは非常に重要なポイントです。
CMSでは、
・管理者(Administrator)
・アナリスト
・権利管理担当者
など、**付与された役割(ロール)**によって閲覧・操作できる情報が異なります。
例えば、
・収益データを見られる人
・レポートをダウンロードできる人
・所有権を変更できる人
は、権限設定によって制限されることがあります。
試験対策ポイント
このヒントで覚えておきたい内容は次の4点です。
・YouTube Premium・YouTube Music Premiumからも収益が発生する。
・レーベルは広告収益レポートと定期購入収益レポートの両方を確認する。
・音楽出版社も広告収益レポートと定期購入収益レポートの両方を確認する。
・CMSで閲覧・操作できるデータは、ユーザーに付与された役割(ロール)によって異なる。
特に最後の「アクセス権はユーザーの役割によって異なる」という点は、認定試験でも基本知識として押さえておくとよいでしょう。
Q、一般的なアセット管理タスク
ダウンロード可能なレポートのデータを確認することで、YouTube ですべておよび管理するコンテンツに関してよく挙げられるビジネス上の疑問に対する解決策が見つかることがあります。ここでは、レポートを使用して行う作業について、アセットを中心に説明します。
収益でランク付けしたアセットのリストを確認する
これは 2 つの方法で実施できます。 最も簡単な方法は、YouTube Studio アナリティクスでアセットのランキング表を確認することです。
・コンテンツマネージャ(CMS)の[レポート]セクションで売上レポートにアクセスします。
・収益の項目を並べ替えるかフィルタして、収益額が最も高いアセットを探します。
・過去に収益の高かったアセットを特定する場合は、過去のレポートの並び替えやフィルタリングを行います。
A、このレッスンでは、ダウンロード可能なレポートを使って、日常的なアセット管理を行う方法を説明しています。
一般的なアセット管理タスクとは?
YouTubeのCMSでは、さまざまなレポートを利用して、
どのアセットが人気なのか
どのアセットが最も収益を上げているのか
どのアセットに改善の余地があるのか
といったビジネス上の疑問に答えることができます。
収益でランク付けしたアセットのリストを確認する
この例では、
「収益が最も高いアセットはどれか?」
という疑問を調べる方法を紹介しています。
方法①:YouTube Studio アナリティクスを利用する(最も簡単)
教材では、
最も簡単な方法は、YouTube Studio アナリティクスでアセットのランキング表を確認すること
と説明されています。
つまり、まずはYouTube Studioのアナリティクス画面で、収益ランキングを確認できます。
方法②:CMSの売上(収益)レポートを利用する
より詳しく分析したい場合は、CMSのレポートを利用します。
手順は次のとおりです。
1、CMSの「レポート」セクションで売上(収益)レポートを開く。
2、「収益」の項目で並べ替え(ソート)やフィルタを行う。
3、収益額が最も高いアセットを確認する。
これにより、現在どの楽曲やアセットが最も収益を生み出しているかが分かります。
過去のデータも分析できる
教材では、
過去に収益の高かったアセットを特定する場合は、過去のレポートを並べ替えたりフィルタリングしたりします。
と説明されています。
つまり、
今月
先月
昨年
特定の期間
など、期間を変えて分析することもできます。
例えば、
・昨年最も稼いだ楽曲
・夏だけ人気になる楽曲
・年末に再生数が増える楽曲
といった傾向も把握できます。
試験対策ポイント
このレッスンで押さえておきたい内容は次の4点です。
内容 ポイント
最も簡単な確認方法 YouTube Studio アナリティクスのランキング表
詳細分析 CMSの売上(収益)レポートを利用する
収益順に確認する方法 収益項目を並べ替え(ソート)・フィルタリングする
過去の実績分析 過去のレポートを使って期間別に分析する
覚えておきたい一文
「収益ランキングを簡単に確認するならYouTube Studio アナリティクス、より詳細な分析を行うならCMSの売上(収益)レポートを使用する。」
この使い分けは、認定試験でも問われる可能性がある重要なポイントです。
Q、アセットの収益と動画の収益を比較する
アセットの収益は、怖れられている動画と大きく異なる場合があります。
V = (A1 + A2 + A3)
動画が複数のアセットによる申し立てを受けている場合、月次と週次の動画レポートで [アセット ID] 列に複数の ID が表示されますが、アセットのメタデータは 1 組しか表示されません。
・複数の所有者がいるアセットからの収益を分配する
楽曲権利保有率アセットの収益は、分配するのが一般的です。所有者を特定するには、収益分配を反映したレポート、つまり広告レポートや定期購入レポートのアセットレポートを確認します。チャンネル間で収益を分配するには、アップロードしたユーザーまたはチャンネルIDに注目します。
所有権(および収益)が分割される例として、異なる国のさまざまな企業によって知的財産権が所有または管理されている場合があります。 このような場合、YouTube はアセットがその国で獲得したすべての純利益を各所有者に支払うことになります。
A、このレッスンでは、動画の収益とアセットの収益の違い、そして複数の権利者がいる場合の収益配分について説明しています。Content IDの中でも比較的重要な内容です。
① アセットの収益と動画の収益を比較する
教材では、
アセットの収益は、関連付けられている動画の収益と大きく異なる場合があります。
と説明されています。
これは、
「動画」と「アセット」は1対1ではないためです。
例えば、
動画V
├─ アセットA1
├─ アセットA2
└─ アセットA3
教材の
V = (A1 + A2 + A3)
という式は、
1本の動画(V)が複数のアセット(A1・A2・A3)で構成されることがあるというイメージを表しています。
例えば、
・音楽
・映像
・効果音
など、それぞれ別のアセットとして管理されている場合があります。
そのため、
動画全体の収益 ≠ 1つのアセットの収益
となることがあります。
② 複数のアセットIDが表示される理由
教材では、
動画が複数のアセットによる申し立てを受けている場合、動画レポートには複数のアセットIDが表示される。
と説明されています。
つまり、
1本の動画に対して、
アセットA
アセットB
アセットC
の3件のContent ID申し立てがある場合、
動画レポートの**「アセットID」列**には複数のIDが表示されます。
一方で、
メタデータ(タイトルなど)は1組だけ表示されることがあります。
③ 複数の所有者がいるアセットの収益配分
これは音楽業界では非常によくあるケースです。
例えば、
1曲について
レコード会社
音楽出版社
作曲者
作詞者
など、複数の権利者が存在します。
そのため、
アセットから得られた収益も権利割合に応じて分配されます。
どのレポートで確認する?
教材では、
収益配分を確認するには
・広告収益レポート
・定期購入収益レポート
のアセットレポートを見ると説明しています。
ここで、
・誰が所有者か
・どの割合で収益が配分されるか
を確認できます。
④ チャンネルごとの収益配分
教材では、
チャンネル間で収益を分配するには、「アップロードしたユーザー」または「チャンネルID」に注目する。
と説明されています。
つまり、
どのチャンネルが動画をアップロードしたかによって、
収益の流れを分析できます。
⑤ 国ごとに所有者が異なる場合
最後に紹介されているのが、
国別の所有権です。
例えば、
国 権利者
日本 A社
アメリカ B社
フランス C社
というように、
同じ楽曲でも国によって権利者が異なる場合があります。
この場合、
YouTubeは
日本で発生した純利益 → A社
アメリカで発生した純利益 → B社
フランスで発生した純利益 → C社
というように、
各国の所有権設定に基づいて収益を配分します。
試験対策まとめ
ポイント 内容
動画収益とアセット収益 必ずしも一致しない
理由 1本の動画に複数のアセットが含まれることがあるため
複数のアセットID 1本の動画に複数のContent ID申し立てがある場合に表示される
収益配分の確認 広告収益レポート・定期購入収益レポートのアセットレポート
国別の収益配分 各国の所有権に応じて、それぞれの権利者へ純利益が支払われる
覚えておきたい重要ポイント
・動画の収益とアセットの収益は一致するとは限らない。
・1本の動画には複数のアセットが関連付けられる場合がある。
・音楽アセットの収益は、所有権の割合や国ごとの権利設定に応じて配分される。
このあたりは、Content IDの権利管理の仕組みを理解しているかを確認する重要なテーマなので、認定試験でも押さえておきたいポイントです。
*第52回に続く。