バナーを作ってコンペに応募したけれど、今回も選ばれなかった。
ほかの人の作品を見て、「自分にはセンスがないのかな」と落ち込んでしまう。何度も続くと、応募するのもつらくなりますよね。
時間をかけて作ったのですから、悔しくて当然です。
ただ、コンペで選ばれなかったことだけで、「Webデザインに向いていない」と決めるのは、まだ早いと思います。
コンペは、仕事につながる入口の一つです。今のスキルを生かせる依頼が、別の形で見つかる可能性もあります。
コンペの結果だけでは、分からないこともある
コンペでは、同じ依頼に対して複数の人が作品を提出します。
選ばれるかどうかには、文字の読みやすさや情報の整理だけでなく、依頼者が求める雰囲気に合っているかも関わります。
選ばれなかった理由が分からないまま、次の作品を作ることもあるでしょう。
そうすると、何を直したらよいのか判断しにくくなります。
もちろん、作品の見直しは必要です。でも、「選ばれないから、もっとたくさん作る」だけでは、疲れてしまうこともあります。
一度、作り方と応募先の両方を見直してみませんか。
まずは、提出した作品を1点だけ見直す
全部の作品を直そうとしなくて大丈夫です。
最近応募したバナーを1点選び、募集文と並べて、次の3つを確認してください。
- 一番伝えたい言葉が、最初に目に入るか
- 小さく表示しても、必要な文字が読めるか
- 募集文にある対象者や雰囲気に合っているか
たとえば、体験レッスンの案内なのに、写真ばかりが目立って、開催日や申込方法が見つけにくくなっていないでしょうか。
パソコンの大きな画面だけでなく、スマートフォンでも見てみると、文字の小ささに気づくことがあります。
気になるところを見つけたら、まず一つ直します。「なんとなく全部変える」より、どこを直したか自分で説明できる修正をしてみてください。
コンペ以外の募集も見てみる
次は、作品を提出するコンペだけでなく、制作を依頼する人を募集している案件も探してみましょう。
たとえば、こうした仕事です。
1- Instagramの投稿画像制作
2- ブログのアイキャッチ制作
3- キャンペーン用バナー制作
4- 既存画像の文字や写真の差し替え
ただし、同じ「画像制作」でも、求められるスキルは案件によって違います。
Canvaでの制作が可能なのか、Photoshopの編集データが必要なのか。文章や写真は支給されるのか。何枚作り、いつまでに納品するのか。
募集文を読んで、分からない条件は応募時に確認してください。「初心者歓迎」という言葉だけで決めず、自分が対応できる内容かを見ていきましょう。
できる作業を、具体的に書き出してみる
「まだ実績がないので、何ができるか分かりません」という方もいると思います。
そんなときは、使えるツール名だけでなく、実際にできる作業を書いてみてください。
たとえば、
・支給された文章と写真を使って、画像を作れる
・ 指定されたサイズで書き出せる
・色や文字の大きさを修正できる
・作ったデザインの意図を説明できる
この中で、今の自分が無理なくできることは何でしょうか。
反対に、まだ難しい作業も書いておきます。できる範囲を把握すると、応募先を選びやすくなります。
応募したい仕事に近い見本を1点作る
応募先が見つかったら、手持ちの作品に近いものがあるか確認します。
なければ、その仕事を想定した自主制作を1点作ってみましょう。
たとえば、教室のInstagram画像制作に応募したいなら、架空の教室の「体験レッスン案内」を作る方法があります。
対象者、掲載する内容、画像サイズを自分で決めて制作し、作品には「自主制作」と明記します。
作品説明も、難しく考えなくて大丈夫です。
「初めて参加する方が、開催日と申込方法を確認しやすいように作りました」
このように、誰に何を伝えるために作ったかを書き添えてください。応募先に近い作品があれば、依頼者も仕上がりを想像しやすくなります。
今週は、ここまで試してみてください
一度にすべて進める必要はありません。まずは、次の順番で取り組んでみましょう。
1. 提出したバナーを1点見直す
2. コンペ以外の募集を3件読む
3. 対応できそうな仕事を1件選ぶ
4. その仕事に近い作品を1点用意する
応募できる条件がそろえば、提案文を書いてみます。まだ足りないことがあれば、そこを次の練習課題にしましょう。
コンペを続けるか、別の募集に応募するかは、試してから考えても大丈夫です。
今まで作った作品も、振り返りや応募用の見本に生かせます。結果が出なかった時間を、すべて無駄だったと思わなくていいのです。
まずは、別の募集を1件見てみる
コンペで選ばれないと、自分の作品すべてが否定されたように感じることもあります。
でも、その結果だけで、向いているかどうかは判断できません。応募先を変えることで、今のスキルを生かせる仕事が見つかるかもしれません。
今日は、コンペ以外の募集を1件だけ読んでみてください。
「ここはできそう」「この作業はまだ難しい」と分けてみると、応募の準備や、次に練習することが具体的になります。
すぐに応募できなくても大丈夫です。まずは、自分ができることと、依頼されていることを照らし合わせる。そこから次の一歩を決めていきましょう。