「スクールを卒業したのに、仕事が取れない…」
「ポートフォリオも作ったし、ココナラにも出品した。でも問い合わせすら来ない」
「やっぱり自分にはデザインの才能がないのかな…」
そんなふうに悩んでいませんか?
WEBデザインを学ぶために、時間もお金もかけてきた。
それなのに仕事につながらないと、焦りますよね。本当に焦ります。
でも、ここで知っておいてほしいことがあります。
案件が取れない原因は、必ずしもデザインスキルの不足ではありません。
実は、スクールで身につけた「作る技術」と、仕事として依頼してもらうための「選ばれる技術」は別のものなんです。
今回は、WEBデザインスクール卒業後に案件が取れない理由と、駆け出しWEBデザイナーが最初の一歩を踏み出すための具体的な方法をお伝えします。
① スクールで教わる「作る技術」と「売る技術」は違う
WEBデザインスクールでは、PhotoshopやIllustrator、Figma、HTML/CSSなど、制作に必要なスキルを学びます。
もちろん、どれも大切な技術です。
ただ、実際のお仕事では、ツールを使えることだけでは選ばれません。
「え?どうして」と思いますよね。かつての私もそう思っていました。
例えば、パン屋さんからホームページ制作の相談を受けたとします。
「おしゃれなホームページを作れます!」
という提案と、
「お店の雰囲気や商品の魅力が伝わるホームページにして、初めてのお客様にも来店してもらいやすくしましょう」
という具体的な提案。
どちらが、お店の方にとって魅力的でしょうか?
後者は、単にホームページを作るのではなく、お客様のお店が抱える課題を考えています。
これが、クライアント目線です。「なにがクライアント目線なのよ〜」と思ってしまいますよね。
デザインの仕事は、きれいなものを作って終わりではありません。
「誰の、どんな悩みを解決するためのデザインなのか」
ここまで考えられるようになると、提案の内容が変わってきます。
② ポートフォリオが「作品集」だけになっていませんか?
スクール卒業後、最初に取り組む方が多いのがポートフォリオ制作です。
素敵なバナーやLP、ホームページを並べて、見栄えのよいポートフォリオを作る。
それ自体は間違いではありません。
ただ、クライアントが本当に知りたいのは、
「この人にお願いしたら、自分の仕事にどう役立つのか?」
ということです。
例えば、架空の美容室のLPを掲載するとしましょう。
画像と「美容室LP制作」というタイトルだけでは、デザインの意図が伝わりません。
そこに次の情報を加えてみてください。
- 想定ターゲット: 30〜50代の落ち着いた雰囲気を好む女性
- 制作目的:新規予約への問い合わせを増やす
- デザインの工夫:安心感を与える配色と、読みやすい文字サイズ
- 導線の工夫:料金や施術内容から予約へ進みやすい構成
これだけでも、ただデザインを作った人ではなく、目的を考えて制作できる人として伝わりやすくなります。
実案件でなくても構いません。
ただし、架空案件であることはきちんと明記しましょう。
大切なのは作品数を増やすことよりも、一つひとつの制作意図を説明できることです。
③ ココナラで「選ばれるための見せ方」を知らない
「ココナラに出品したのに、全然売れません」
これは、WEBデザイナーを目指す方からよく聞く悩みの一つです。
ココナラでWEBデザインの受注を目指すなら、プロフィールやサービス内容も大切です。
例えば、こんな自己紹介になっていませんか?
「Photoshop、Illustrator、Figmaが使えます。バナーやLPを制作します」
スキルは伝わりますが、お客様にとってのメリットが少し見えにくいですよね。
では、こちらはどうでしょう。
「個人事業主・小さなお教室の方向けに、サービスの魅力が伝わるバナーやLPを制作します。初めてのご依頼でも、目的や掲載内容を一緒に整理しながら進めます」
同じ制作サービスでも、印象が変わりませんか?
お客様が知りたいのは、使えるソフトの数だけではありません。
「自分の悩みを理解してくれそうか」
「初めてでも安心して相談できるか」
「どんなものを作ってもらえるのか」
こうした疑問に答えることが、選ばれるための第一歩です。
プロフィールは自分の経歴を並べるだけの場所ではなく、お客様に安心してもらうための場所。
この視点で見直してみましょう。
今日からできる!案件獲得につながる3つのアクション
では、何から始めればいいのでしょうか?
WEBデザイナーとして駆け出しの方に、まず取り組んでほしいことを3つご紹介します。
① ポートフォリオを1作品だけ見直す
すべて作り直す必要はありません。
まずは、今ある作品を一つ選んでみてください。
そして、
「誰のために作ったのか?」
「どんな問題を解決したかったのか?」
「そのために何を工夫したのか?」
この3つを書き加えてみましょう。
作品を増やすより、今ある作品の伝え方を改善するほうが、すぐに取り組みやすいはずです。
② プロフィールと提案文の主語を変える
「私は〇〇ができます」
という文章を、
「お客様の〇〇をお手伝いします」
に変えてみてください。
例えば、
「バナーを制作できます」
ではなく、
「キャンペーンの内容がひと目で伝わるバナーを制作します」
と書く。
ほんの少しの違いですが、お客様にとって何が得られるのかが明確になります。
提案文も同じです。
自己紹介から始めるだけでなく、まずは相手の募集内容を理解し、その目的に合った提案をすることを意識しましょう。
③ 最初から大きな案件を狙わない
WEBデザインの案件獲得で大切なのは、最初の実績を積み重ねることです。
いきなり数十万円のホームページ制作を受注しようとしなくても大丈夫。
例えば、
- SNS投稿画像やバナーの制作
- 既存ホームページの画像差し替え
- 文字や余白の調整
- 既存デザインの修正
こうした小さな案件から始める方法もあります。
ただし、安さだけで選ばれようとする必要はありません。
自分が責任を持って対応できる範囲を明確にし、丁寧に納品することが大切です。
小さな依頼でも、お客様とのやり取り、ヒアリング、修正対応、納品まで経験できます。
その一つひとつが、次の仕事につながる実務経験になります。
スクールを卒業した今が、本当のスタートです
ここまで読んで、
「自分にも見直せるところがありそう」
と思っていただけたらうれしいです。
WEBデザインスクールを卒業したからといって、すぐに案件が取れるとは限りません。
でも、だからといって、これまで勉強してきたことが無駄になったわけではありません。
今必要なのは、新しいツールを次々に覚えることではなく、**今持っているスキルを、必要としている人にどう届けるかを考えること**かもしれません。
案件が取れない時期は、どうしても周りと比べてしまいますよね。
SNSを開けば、卒業後すぐに受注した人や、月収を報告している人が目に入ります。
でも、スタートする環境も、使える時間も、人それぞれ違います。
焦って自分のペースを崩さなくても大丈夫。
まずは今日、ポートフォリオの説明を一つ書き直す。
プロフィールの文章を一行変えてみる。
そんな小さな行動から始めてみてください。
学んだ技術を「仕事につながる力」に変えていくのは、これからです。
あなたが積み重ねてきた努力を、次の一歩につなげていきましょう。
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一人で悩んでいる方へ
「何を改善したらいいのかわからない」
「ポートフォリオはあるけれど、応募しても通らない」
「スクール卒業後、どう動けばいいのか整理したい」
そんな方向けに、WEBデザインの学習後の進め方や、案件獲得に向けたご相談をお受けしています。
今のスキルや状況を一緒に整理しながら、無理なく取り組める次の一歩を考えていきます。
一人で抱え込まず、必要なときはぜひご相談ください。