導仁です。
「ビジョンを持ったほうがいい」と言われても、
立派な言葉を並べなきゃいけない気がしたり、
仕事の目標みたいなものを語らなきゃいけない気がしたりして、
結局、自分の本音とは少しずれたものを作ってしまうことがあります。
でも、夜に考えたいビジョンは、
誰かに見せるためのきれいなスローガンじゃなくて、
「自分がどんなふうに生きていたら、少し呼吸がしやすいか」という方向性に近いものでもいいはずです。
まず、「結果」じゃなくて、ふだんの自分の姿から考えてみてください。
いきなり「成功」「達成」「理想の未来」を言語化するのではなくて、
どんなときに自分は少し落ち着いていられるか、
どんな場面で「これなら続けていけそうだな」と感じるか、
を思い出してみます。
誰かの話をじっくり聞いているとき、
一人で静かに考えごとをしているとき、
小さな工夫を重ねているとき。
「こういう自分でいるときのほうが好きかもしれない」という場面を、三つだけ拾ってみてください。
次に、その「好きな自分の姿」に、少しだけ未来の距離を足します。
拾った三つの場面に対して、「この状態が半年後・一年後も続いていたら、どんなふうになっていてほしいか」を一言ずつ書いてみます。
たとえば、「誰かの話をじっくり聞いている自分」が半年後も続いていたら、「今よりもう少し、安心して話してもらえる人でいたい」。
「一人で静かに考えごとをしている自分」が一年後も続いていたら、「自分の考えを、少しずつ言葉にして外にも出せていたらいい」。
こうして出てきた一言たちを並べると、それが「自分なりのビジョンの断片」になっていきます。
最後に、その断片の中から、今の自分にいちばん近い一言だけを「軸」として選んでみてください。
すべてを一度に掲げようとすると、ビジョンそのものが重くなってしまいます。
断片の中から、いまの自分がすでに少しはやれていて、でももう少しだけ伸ばしていきたいと思える一言を、一つだけ選ぶ。
それが、今の自分にとっての「自分なりのビジョンの中心」です。
その一言を、手帳やスマホのメモのいちばん上に書いておいて、「今日は、この一言に少しだけ近づく一日でいよう」と決めてみる。
それだけでも、ビジョンは「どこか遠くの理想」から「今の自分とつながっている方向性」へと変わっていきます。
自分なりのビジョンは、誰かに語って褒められるためのものではなくて、
「迷ったときに、自分の足をどちら向きに出してあげるか」を決めるためのものでもあります。
立派な言葉でなくていいし、完璧な計画でなくていい。
「こんな自分でいたら、少し呼吸しやすいかもしれない」
その一言を見つけて、そっと胸の内側に置いておく。
そんな夜を、今日は過ごしてみてください。
導仁より。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もし今、誰かに話してみたいと思うことがあれば、
ココナラに小さな相談場所を用意しています。
整理できていなくても、言葉にならなくても、大丈夫です。