「広告成果が良すぎる」と思ったら要注意——Claudeが1年間見過ごされた計測ミスを発見

「広告成果が良すぎる」と思ったら要注意——Claudeが1年間見過ごされた計測ミスを発見

記事
IT・テクノロジー
コンサルタントのしおかぜです。ちなみにこの記事も私の情報をもとにClaude codeが私のライターとなり制作してくれています。

---

「ROAS10倍」という数字を見て、広告がうまくいっていると信じていました。ところが実態を調べてみると、本当の成果は6.2倍。広告の内容やターゲットの問題ではありません。**そもそも数字の測り方が壊れていた**のです。

これは、あるネットショップの広告運用を引き受けた初日に私が発見した実話です。「なんとなくアクセス解析を入れている」「広告の数字は代理店に任せている」という方は、同じことが起きているかもしれません。

---

## バラバラの数字を1枚にまとめたら、矛盾が見えた


私がこの課題に取り組む際に活用しているのが **Claude Code** です。日々の作業ログや設定ファイルの確認、記事の構成案まで、Claude Codeに相談しながら進めることで、一人でも高速に質の高いアウトプットを出せるようになりました。

このクライアントは、広告の管理画面、アクセス解析、ネットショップの売上画面をそれぞれ別々に見ていました。中小企業・個人事業主でいえば、ホットペッパーの予約数、Googleの検索表示回数、レジの売上を別々に眺めて「今月はまあまあかな」と判断している状態です。

私が最初にやったのは、この3つの数字を**1枚のシートにClaude活用で自動でまとめる仕組み**を作ることでした。毎朝、前日の数字が一覧で見られるようになります。

すると初日に、あることに気づきました。**アクセス解析の「購入件数」が、実際の受注件数のほぼ2倍になっている**のです。

---

## 1件の注文が2回カウントされていた理由

調べてみると、原因はこうでした。

- 過去に入れた「計測をClaude活用で自動でやってくれるアプリ」がアクセス解析に購入データを送っていた
- その後、ネットショップの公式連携機能も有効になっていた
- **両方が同時に動いていたため、1件の注文が2回記録されていた**

つまり、1年間ずっと、すべての購入が二重にカウントされていたのです。

レジで1人のお客様の会計を2回打ってしまったら、すぐに気づきますよね。でもアクセス解析の管理画面では、数字がきれいにグラフで表示されるので、見過ごしやすい。これが計測トラブルの厄介なところです。

原因のアプリを削除し、公式連携だけに統一して問題を解消しました。

---

## ROAS10倍と6.2倍では、打つ手がまったく違う

二重カウントが意味するのは、**アクセス解析上の売上がすべて約2倍に膨らんでいた**ということ。

広告の自動入札は、この膨らんだ数字を見て「このキャンペーンはROAS10倍だ」と判断し、入札を続けていました。実際は6.2倍でも、機械には分かりません。

誤解しないでいただきたいのですが、ROAS6.2倍は決して悪くありません。むしろ優秀な数字です。問題は、**10倍と6.2倍では判断が変わる**ということ。

- 10倍なら「予算を倍にしても利益が出るはず」
- 6.2倍なら「予算拡大は慎重に、まず利益率の改善を」

膨らんだ数字のまま判断を続けていたら、いずれ「広告費を増やしたのに手元に残らない」という事態になっていたでしょう。

---

## 過去1年分のデータを作り直して分かったこと

計測を直した後、私は過去12ヶ月分の数字を補正値で作り直しました。すると見えてきたのが**季節の波**と**広告の効果**です。

季節の波は、12月がピーク、8月と5月が落ち込むパターン。中小企業・個人事業主でも12月は忙しく、2月や8月は静かになりますよね。ネットショップも同じで、この波を知っているかどうかで広告予算の配分が変わります。

もうひとつ、広告を止めていた月と動かしていた月を比較すると、**止めていた月は売上が約36%下がっていました**。「広告をやめても自然に売れるのでは」という期待は、データで否定されたわけです。広告が問題だったのではなく、計測が問題だったのです。

---

## 計測を直してから、広告の話ができる

今回の経験から私が学んだのは、**広告の調整より先に、計測が正しいかを疑う**ことの大切さです。

ホームページやSNSから集客している中小企業・個人事業主の経営者に、優先順位をお伝えするならこの順番です。

1. **計測が正しいか確認する**——予約数や売上と、アクセス解析の数字にズレがないか
2. **数字を1箇所に集める**——バラバラに見ていては矛盾に気づけない
3. **過去データを正しい状態で見直す**——季節性や施策の効果を再評価
4. **施策を設計する**——ここで初めて広告予算の判断ができる

多くの方がステップ4から始めようとしますが、土台が壊れていたら、その上に何を積んでも傾きます。

---

## まとめ

計測のズレは、派手なトラブルとして現れません。むしろ「数字が良く見える」方向に壊れるので、気づきにくい。だからこそ、定期的に第三者の目でチェックする価値があります。

私は広告運用だけでなく、**その手前にある計測の設計・修正から入る**ことを大切にしています。「うちの数字、本当に合っているのかな」と気になった方は、お気軽にプロフィールからご相談ください。

---

WEBサイト制作・広告運用・業務自動化など、Claude Codeを活用した仕組みづくりをご支援しています。「何から始めればいいか分からない」という方も、お気軽にプロフィールからご相談ください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す