こんにちは、薬剤師の青狐です。
今日の記事は、アトピーと花粉症と食物アレルギーと化粧品について。
結論を先に書いておくと、案件とかではなくただのアトピーが故の化粧品難民だった私が、『化粧水』と『乳液』について書いていこうと思います。
他の記事でも少し書いているのですが、私はアトピーの他に花粉症、食物アレルギー、喘息、というアレルギー四重奏とお付き合いしています。
アトピーでも、社会人になると時々化粧……必要かな……という場面が出てきます。私は出てきてしまいました。とはいえ仕事はマスクして眼鏡なので、大して目立ちません。なのでほぼすっぴんなのですけれどもね。
化粧品探しはとにかく難航しました。なにせプチプラにしてもデパコスにしても決して安くはないからです。
アトピー向け。肌が弱い人に。敏感肌に。そんな謳い文句のものをとにかく買ってはべろべろに皮が剥けて、1週間、長ければ2週間化粧を休む。1回目は大丈夫でも、ボトル半分を使うころには皮が剥けてくる。本当に、本当に困っていました。ただでさえアトピー持ち、肌が激よわよわ。保湿しろと言われたとて塗ったら余計に悪化するのですから化粧品じゃなくて結局ステロイドに戻る。本末転倒。
化粧品を試して試して試して試して、気がつきました。私そもそも花粉症では? と。
私が何の花粉症かというと、『スギ』『ヒノキ』『シラカバ』『ブタクサ』『カモガヤ(イネ科)』。……ほぼ通年じゃん! うわあん!
私が特に酷いのが『カモガヤ』。スギはあまり私は酷くないのですが、ヒノキから鼻水が本領発揮、ヒノキと入れ替わるようにカモガヤがやってきます。イネ科ですから多少前後するとはいえ要は稲刈りまでほぼ続きます。ふげえ。
そして、食物アレルギーも私の場合は植物に集中しています。バナナ、メロン、マンゴー、すいか、りんご、きゅうり、くるみ、はちみつ。他にもありますが植物系だけまず列挙。
紆余屈折十数年、30代を過ぎて気づきました。化粧水や乳液の成分を見て。どうして私は『植物』がだめなのに『植物エキス』を塗っているのだ、と。
全てがだめではないにせよ、明らかに私にとって危険度が高いのは『植物』です。花粉が花粉が、と言ってマスクをしながら。口が痒い嘔吐するお腹が痛い血圧が下がる植物を食べるのは避けなくちゃ。そこまで気をつけて生活しているのに、どうして花粉を飛ばしている植物本体を絞ったエキスを顔に塗っているのでしょう!
具体的に私が合わなかったものをいくつかご紹介。
☆CLINIQUEの『モイスチャー サージハイドロローション』
シマテングサエキス、ツクシメナモミエキス、オオムギエキス、コムギ胚芽エキス、アロエベラ葉エキス、エンドウ種子エキス、ダイサンチク葉/茎エキス、アロエベラ葉多糖体。植物エキスを並べただけでこの有様、何が合わないのか最早わからない。
☆CLINIQUEの『ドラマティカリーディファレントオイルフリージェル』:
ヒマワリ油粕、オオムギ種子エキス、イタドリ根エキス、キュウリ果実エキス、カラフトコンブエキス。私にとってキュウリは食べたら喘息になるのに肌に塗るとか正気か? 途中で気づいて良かった。皮むけすぎてしんどかった。
☆『ハトムギ化粧水』:
漢方(生薬)では薏苡仁(ヨクイニン)として知られているのでいいかなと思ったのですが初日でピリピリ痛くなって断念。この大容量どうすんねん……。
☆dプログラムの『モイストケアローションMB』と『モイストケアエマルジョンMB』(ピンク):
これはおそらくヨモギエキスがだめだった。残念。しみるし痛い。一日中顔がちくちくしてしんどかった。
☆dプログラムの『ブライトニングクリアローションMB』と『ブライトニングクリアエマルジョンMB』(白):
セイヨウサンザシエキス、ワレモコウエキス、オドリコソウエキス。全部がだめかどうかはわからないけれど、私の顔の皮は剥けた。残念。
☆ONE BY KOSEの『クリアピールセラム』:
ハマメリス葉エキス。ああ。たぶんこいつのせいだ。なんかちくちくして痛い。
他、写真を撮影し損ねたので忘れてしまいましたがホテルに備え付けてあったバラの化粧水、面白そうだなと思って使ったら20分後に顔面が激痛に襲われて全部顔を洗い直しました。痛すぎて死ぬかと思った。
そこから更にシビアな化粧水、乳液探しが始まりました。なんていったって○○葉エキス、○○花抽出ホニャララ、みたいなのを弾いていくととにかくそんな商品がない、ない、ない。自然由来で肌に優しいとか私にとっては殺し文句(殺し文句の意味が違う気がする)、こちとら自然由来の花粉と植物に勝手にアレルギーする身体なんだよ!
ようやく、見つけました。
IHADA(イハダ)の『薬用ローション』と『薬用エマルジョン』を!
成分も見ていきましょう。
やった……!!! ○○葉エキス、○○花エキスと書いていない!
買いました。使いました。
……植物を肌に塗らない世界はこんなにも優しいのか。皮が剥けない。化粧を落としても赤くない。
そう、花粉症や、食物アレルギーで野菜や果物が食べられない人。かつ、肌が弱かったりアトピーだったりする人に限りますが。
○○植物系エキス抜きの化粧品、すごくいいんじゃないでしょうか。
ちなみにdプログラムでも『バランスケアローションMB』は大丈夫でした。成分表見たら植物エキスは書いてないですし、皮も剥けません。赤くもならず一本使い切ったので旅行用に重宝しています。
植物エキスの何が困るって、成分で『何が合わない成分』なのかがわからないことなんですよね。
植物をそのまま絞ったエキスって、ものすごい種類の成分が合わさっていますよね。だからその1種類が合わないのだとしても、調べようがないか、調べるには凄まじいコストがかかります。成分分析……するんですか? 植物エキスの一個一個の成分を? ちょっとしんどすぎる気がしますね。未知の成分もきっとあるだろうし。そこから自分に合うか合わないかを全部テスト? すごく無理な気がしますね。
逆にエキスでなければ何が合わないかは比較的早く見つかりやすいんですよ。あれが合わない、これが合わないといったものの成分表を全てエクセルにでも並べて合わないものを探していけばいいので、比較的見当がつきやすいです。
私の長い長い化粧水、乳液探しの旅は終わりました。でも、ここまできたら自分で化粧品作った方が早いんじゃないかと最近思います。自分用に。あまり化粧品関係の知識はないので、勉強しようかな。
アトピーや花粉症でお悩みの方、もし推し化粧水や推し乳液があったら教えていただけると嬉しいです。私の選択肢が広がります。
そして、アトピーと花粉症ダブルで苦しんでいて、なんもかんも化粧品が合わないと嘆いている方。もし植物エキスを排除して使える化粧品がもしわかったら是非教えてください。同士と語りたい!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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