ゴンは、やんちゃで走り回るワンちゃんでした。7月に引き取って、10月頃には中型犬サイズに成長し、大和川の河川敷を二人で走っていたことが懐かしいです。私は、短距離は早かったのですが喘息があるため、中長距離となるとゴンに引っ張られいたことも懐かしい思い出となっています。
ある日、ゴンの首輪から、リードが離れてしまいました。必死に追いかけたのですが、追いかければ追いかけるほど、ゴンは逃げて行きます。今の私なら、ワンちゃんを呼び戻すことは簡単です。当時は、初めて飼ったワンちゃんなので、必死に追いかけてしまいました。
結局、ゴンは行方不明となり、暗くなったので帰路についたのです。家に帰っても一晩中、ゴンの帰りを待ちました。早朝、玄関に気配があったので、ドアを開ければ、ゴンが嬉しそうに尻尾を振っていたのです。「ドアホ!こんなに心配したのに、なに嬉しそうにしとんや!」と叫びながら抱きしめました。
犬は、必ず帰ってくるし、人間を裏切らないと確信を抱いた瞬間でもありました…
ゴンを引き取った年の11月には、三重県の名張市への引っ越しが決まっていました。大阪から離れるのには、抵抗がありましたが、あまりにも悲しい出来事があったため、家族全員で大阪を離れることになったのです。
しかし、ゴンには名張市の自然な環境が適していたようで、日々、山の中を走り回っていました。