日曜の夜、まだ何も始まっていないのに疲れているあなたへ

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こんばんは。
ことのはです。

日曜の夜、明日の予定をひとつ思い出しただけで、胸のあたりがざわっとする。

まだ何も始まっていないのに、もう疲れている。

そんな夜が、あなたにもあるかもしれません。

台所の灯りだけを点けて、麦茶をひと口。

冷たさが喉を通っていくあいだだけ、考えごとが止まる。グラスを置いた瞬間に、また明日のことが戻ってくる。

カレンダーを開いて、すぐに閉じる。見たところで何も変わらないと分かっているのに、指が勝手に開いてしまう。

充電器を挿す手が、ふっと止まる。

「私だけ、立ち止まっている気がする」

【疲れているのは、もう始めているから】

「まだ何も始まっていないのに」と、私たちは言います。

けれど本当は、もう始まっています。

明日の段取りを頭の中で並べる。あの人への返信をどう書くか考える。朝いちばんに片づけることを決めておく。

体は座ったままでも、心はもう月曜の机に向かっている。

疲れているのは、怠けているからではありません。先に歩き出しているからです。

日曜の夜のざわつきは、何もしていない人には訪れません。来週を大事に迎えようとしている人のところにだけ、そっと来るものです。

【「みんな、どうやって切り替えているんだろう」】

日曜の夜、そう思ったことはないでしょうか。

画面の向こうでは、誰かが楽しそうな週末の写真を上げている。誰かは「明日も頑張ろう」と軽やかに書いている。

それを見ると、自分だけがうまく切り替えられていない気がしてきます。

けれど、目に入るのは、切り替えられた人の姿だけです。

台所で麦茶を飲みながら、カレンダーを閉じている人の姿は、どこにも流れてきません。流れてこないだけで、同じ夜を過ごしている人はたくさんいます。

あなたが特別に不器用なのではありません。ざわつきを、ちゃんと感じ取れているだけです。

【整えるのは、片づけることではない】

では、このざわつきをどうすればいいのか。

無理に消さなくていいと、私は思っています。

日曜の夜にやることを全部決めて、不安の種をひとつ残らず片づけてから眠る。それができる夜もあるでしょう。でも、たいていの夜はそうはいきません。

だから、片づけるのではなく、置き場所を決めるくらいでいいのです。

明日いちばん気になっていることを、ひとつだけ紙に書く。書いたら、それ以上は考えない。

続きは、明日の自分に任せる。

明日のあなたは、今夜のあなたが思っているより、ずっとちゃんと動けます。これまでの月曜日も、そうやって越えてきたはずですから。

【カードの話を、ひとつだけ】

タロットに「ソードの4」というカードがあります。

静かな部屋で、ひとりの人が横たわり、目を閉じている絵です。壁には三本の剣が掛けられ、もう一本は体のそばに置かれています。

剣は、考えること、判断することの象徴です。

このカードの人は、剣をまだ持っています。いつでも手に取れる場所に置いたまま、いまは目を閉じている。

ソードの4が告げるのは、次に動くための休息です。

止まっているように見える時間にも、意味がある。剣を壁に掛けておくことは、次にまっすぐ握るための準備なのです。

日曜の夜のあなたも、たぶん同じところにいます。立ち止まっているのではなく、剣を壁に掛けて、整えている。

【今夜のひとつ】

眠る前に、ひとつだけ。日曜でなくてもかまいません。明日が少し重たく感じる夜に。

明日いちばん気になっていることを、短い言葉で書いてみてください。

書けたら、その紙を、明日の朝いちばんに目に入る場所に置く。

置いたら、今夜はもう持ち歩かなくて大丈夫です。

周りがどれだけ軽やかに見えても、比べなくていい。

ざわつく夜を何度も越えて、今日まで運んできたのは、あなた自身です。

私は、知っている。足りない夜ではなく、整えている夜なのだと。

ことのは

ひとりで抱えている気持ちを、誰にも知られずに相談したい夜は、
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