「月の繭」 / 奥井亜紀 -Live Ver.-
このライブ動画をはじめて聴いたとき、なぜか涙が止まりませんでした。ひとりで聴いていてよかったと、ホッとしました(笑)。
まるで魂を浄化するような歌声が、心の奥深いところに響きました。
「月の繭」は、富野由悠季 監督が井荻麟 名義で作詞し、菅野よう子さんが作曲を手がけました。
特に印象に残った歌詞がこちらです。
山の端 月は満ち
息づくあなたの森
夏草浴びて眠る
愛おしい 横顔
おぼろな この星
大地に 銀の涙
繭たる蛹たちは
七たび身をかえる
- 奥井亜紀「月の繭」より一部引用 -
気持ちよさそうに眠る愛おしい横顔が、目に浮かぶようです。日本語の持つ美しさと繊細さを感じさせる歌詞です。
そして、最も心に残った歌詞はこちら。
あの月 あなたなら
悲しみを写さずに
世の揺らぎ見つめて
嘆かずに飛んでみる
- 奥井亜紀「月の繭」より一部引用 -
今の時代に響く言葉ですね。
日本や世界でさまざまなことが起こる中、世の揺らぎを冷静に見つめて、嘆かずに飛んでみたい。そう思わせてくれる歌詞です。
「月の繭」 / 奥井亜紀
༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶
「Moon」 / Gabriela Robin(菅野よう子)
Gabriela Robin名義ですが、その正体は菅野よう子さん。
歌詞は彼女お得意の造語で紡がれ、幻想的な世界を醸し出しています。
「月の繭」が地球から月を見上げているとしたら、「Moon」は月から地球を見下ろしているような、そんな印象を受けます。
༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶ ༶
🌙 作品背景と【黒歴史】の語源
「月の繭」は、アニメ『∀ガンダム』の第41~49話のエンディング曲と最終話の挿入歌として使用されました。
「Moon」は、同作品の第1話のラストシーンの挿入歌として、物語の幕開けを美しく彩りました。
「月の繭」と同じ曲ですが、異なる世界観を創り出しています。
また、『∀ガンダム』は【黒歴史】という言葉を世に広めた作品としても知られています。
今では日常的に使われる言葉ですが、その語源はこの作品にあるのです。
∀ガンダム 第1話