子供たちと過ごしてると、ときどきどっちが大人かわからなくなりそうなことがある。
今日は、唐突にこんなことを聞かれた。
「お母さんに『バカじゃないの?』って言われたら、なんて返事する?」
一瞬クイズかと思ったら、そうではなく。
でも母親にそんなこと言われたことがないので、想像してみた。
「なんて返事するかなあ?」
想像してもみおたけど、どうにも浮かばず、困っていると、
「私はねえ、『バカかもしれない。』って答えたんだー。」
また想像してみる。
自分の子供にバカじゃないの?と言って、バカかもしれないと答えられたら…。
「それでお母さん、なんて言ったの?」
「黙ってたよ。」
ケタケタ笑ってそう言われて、私も笑ってしまった。
確かにその答えは黙らせる。
子供たちは大人が考えてる以上に大人だと思う。
顔色を見てうまく立ち回ったりもする子もいるけど、空気を読んで言わない選択をする子もいる。
子供は黙ることが得意だ。
大人は聞き出せた気になってるけど、実際はそうじゃない。
いったん言わない選択をすると、本当のことは言わない。
大人が誘導尋問的に言わせた子供のイエスは、事実とは違うことがほとんどなんだと思う。
大人はその時隠した子供の本当を聞けるのは、ずっとずっと先になる。
そこに複雑な理由はない。
なんだ、そんなことだったんだ、と大人は思うけど、子供には深刻なことだったりする。
大抵子供は自分で解決できて、克服できてしまう。
そうやって子供は本当の大人になっていく。
子供と過ごしてると、自分が子供だった頃を思い出す。
黙ってたことは多い。