こんにちは。作曲・編曲・MIXをしているaluraです。
DAWで制作するとき、ショートカットを使えるかどうかで、作業中のストレスがかなり変わると感じています。
僕の場合、マウスだけで長時間編集していると、腕が疲れたり、肩が凝ったりすることもあります。よく使う操作は、できるだけキーボードで済ませたいところです。
今回は、Logic ProでMIDIノートを前後に動かす「ナッジ」のメモです。
■ 音の高さはショートカットで変えていた
これまでも、ノートの音程変更にはショートカットをよく使っていました。
・Option+↑/↓:半音ずつ上下に移動
・Shift+Option+↑/↓:1オクターブずつ上下に移動
特にオクターブの変更は、制作中によく使っています。
それなら、音の位置を前後に動かす操作も、もっと使いやすくできるのでは?と思って調べてみました。
■ 左右の移動量は変更できる
ノートを選択した状態で、
・Option+←:設定した量だけ前へ移動
・Option+→:設定した量だけ後ろへ移動
という操作ができます。この移動量を決める設定が「ナッジ値」です。
僕の環境では、それまで1小節ずつ動いていました。でも、設定を変えれば、16分音符などの単位でも動かせることがわかりました。
■ 16分音符ずつ動かす手順
① 画面上部の表示を「カスタム」にする
BPMや拍子などが表示されている欄の右端にあるメニューから、「カスタム」を選びます。
すると、拍子の下に「/16」などの値が表示されます。これが「ディビジョン」です。
② ディビジョンを「/16」にする
表示された値を操作して「/16」に設定します。これが16分音符の単位です。
この値は画面上で直接変更できるので、変更用のショートカットを新しく設定する必要はありません。
③ ナッジ値を「ディビジョン」にする
Control+Option+Dを押して、ノートの移動量にディビジョンの設定を使うようにします。
④ ノートを選んでOption+←/→を押す
ピアノロールで動かしたいノートを選択すると、16分音符ずつ前後に移動できます。
別の単位で動かしたくなったら、画面上部のディビジョン値を変更します。
なお、画面に見える一番細かいグリッド線や、スナップ設定に自動で合わせる操作ではありません。今回は、ディビジョンで指定した単位を移動量として使っています。
■ 動かして、すぐ聴き比べられる
ベースやドラムを編集するとき、音の頭を前後に動かして、ノリを聴き比べたいことがあります。
僕はこれまで、マウスで動かしては再生する、という作業を繰り返していました。
ショートカットなら、ノートを選んだまま移動して、すぐ確認できます。この繰り返しが楽になるのは、個人的にうれしい発見でした。
16分音符単位の移動は、リズムの配置を変えるときに使えます。もっと細かなタイミング調整をしたい場合は、ディビジョンを「/192」にすれば、192分音符単位で前後に動かせます。
■ 動かない場合はキーコマンドを確認
ここで紹介したショートカットは、使用しているプリセットや、ご自身のカスタマイズによって異なる場合があります。
思ったように動かない場合は、Option+Kで「キーコマンド」ウインドウを開き、「ナッジ」で検索してみてください。
・リージョン/イベントの位置をナッジ値で左にナッジ
・リージョン/イベントの位置をナッジ値で右にナッジ
・“ナッジ値”を“ディビジョン”に設定
この3つの割り当てを確認すると、今回の操作を整理できます。
よく繰り返す編集ほど、小さな操作の改善が助けになりますね。今回は、MIDIノートの前後移動についての制作メモでした。
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