サティッシュ・クマール氏から教えられたこと(第一回)

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コラム
サティッシュ・クマールさんは、インド出身の思想家であり、活動家、教育者です。
20代のころに、14か国1万3千kmを歩いて渡り、世界平和を訴えた一人です。
その偉業は、歩いていくこと、ベジタリアンになること、お金を持たないで行くこと、という壮大な誓いの元に成し遂げられました。

今回イギリスので、そのサテッシュさんから直接お聞きしたお話についてお伝えしたいと思います。
少し長いので何回かに分けてお伝えしますのでお楽しみに!

【心の平和について】

インドでは「平和」のことはシャンティといいます。
シャンティという言葉はいつも三回繰り返します。
最初のシャンティは自分に向けて唱えます。

1つ目は、自分の心の平和。

なぜなら、自分の中に平和がなかったら、どうして人や外の世界を平和にできるでしょうか。

時に、自分の心の中で戦争を起こしている人はいませんか。

特に、自分に対して戦争を仕掛けるという意味は、自分自身を否定すること、自分はできていない、これはまだできていない、まだ足りない、これじゃだめだと思うこと。これも自分に対して戦争を起こしているのと同じです。

自分に対しての平和というのは、「私は素晴らしい人間だ」と思うこと、「私は素晴らしい資質を持っている」と思うこと、「私は自分自身で幸せだ」と思うことです。それはエゴではありません。

エゴというのは、「自分は人より優れている、人より何かができる」というのがエゴであり、自分自身を認めることは決してエゴではありません。

もちろん、この世の中で人とつながることは大切です。しかし、他人とつながる前に自分自身が平和でいることが、より大切です。

この世の中は、人と繋がり合うけれども、自分は一人ひとりであるということでもあります。

人は二つの目がありますが、それは自分自身の目で世界を見るためにあります。他人の目を通して見るのではありません。自分自身に耳があるように、自分自身に口があるように、すべては自分で世界を見たり、世界を聞いたりするために与えられているのです。

シャンティの1つ目は、自分自身への平和。

「平和」と言うのは、英語では戦争のない状態を意味しますが、インドのサンスクリット語の「シャンティ」は、ただ単にそういうことではなく、すべてが心の中から平和が湧き出る、戦争とは関係ないすべてが平和であるという、もっとポジティブな言葉です。

今日はここまで。
明日は、2つ目のシャンティについてお伝えします。


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