【9月24日確認時点の記録/10月31日の補足と図解は後半にあります】
xAIは2026年9月21日、新モデル「Grok 4.7」を発表し、同日からCursor、同社の「Grok Build」、API、対応する外部のコーディング支援ツールや各種クラウド基盤で利用可能にしたと案内した。
公式発表によると、Grok 4.7は前モデル「Grok 4.6」よりも大きなベースモデルを採用し、数時間にわたる長時間タスクを想定した強化学習を強化したという。また、出力内容を自ら点検する自己検証機能や、長い文脈を扱う管理能力、文書・プレゼン資料作成の精度についても改善したと説明している。
料金は、標準モデルが100万トークンあたり入力2ドル・出力6ドルから。出力速度を2倍にした「fast」版も用意されており、料金は標準版の2倍になるという。この「2倍速い」「2倍の価格」という表現は、あくまで同じGrok 4.7内の標準版とfast版を比較したものである点には注意したい。公式発表は、Grok 4.7の標準版自体については「Grok 4.6と同じ価格・同じ速度で提供する」とも説明しており、前モデルからの値下げや高速化を謳うものではない。
発表には同社が掲載した複数の性能比較が含まれる。一方、第三者評価サイトArtificial AnalysisにもGrok 4.7(xhigh)の測定結果が掲載されている。2026年9月24日の確認時点では、同サイトのIntelligence Indexは46、出力速度は毎秒40.4トークンだった。これは同サイトの条件での評価であり、公式の全比較やfast版の速度、安全性を再現検証したという意味ではない。
安全性については、拒否すべき指示への対応やジェイルブレイク(安全対策の回避)への耐性が、同社がこれまでテストした中で最も高い水準にあるとの説明がある。これは同社自身の評価に基づく主張である。
出典(2026年9月24日確認)
xAI公式発表「Grok 4.7」(2026年9月21日)
Artificial Analysis「Grok 4.7」モデル評価ページ
2026年10月31日追記:長い仕事に任せる前の3つの確認
ここからは現在の公式開発者資料を読み直した補足です。上の本文は9月24日確認時点の記録として残しています。提供者の性能評価と、実際の仕事が完了したかどうかの確認は別に扱います。本記事ではGrok APIの性能試験を行っていません。
1.使える入口を確認する
通常版のモデル名はgrok-4.7。テキスト・画像を入力し、テキストを返します。Fast版はCursorとGrok Buildで提供され、公開xAI APIでは提供されていません。利用する入口のプランと料金を先に確認します。
2.大きい枠と料金を分ける
コンテキスト枠は50万トークンですが、20万超のリクエストには別の料金区分があります。通常APIの非キャッシュ入力10万トークン、出力5千トークンという仮例なら、トークン分の単純計算は0.23ドルです。ツール等の費用を含まない例であり、実測や請求額の保証ではありません。
3.入力・途中・最後の確認を決める
以下は記事の運用提案です。たとえば報告案を依頼するなら、入力で使える資料と出力形式を決め、途中で参照・変更を記録し、最後に根拠と本文を照合して保存物を開きます。送信前には担当者が確認します。AIの自己点検に加えて、業務側の完了条件を残しましょう。
まとめ:まずは仕事を一つ選び、「何を確認したら完了か」を1行書いてみてください。入口・料金・完了条件の3つを分けると、任せる範囲を共有しやすくなります。
追記の出典(2026年10月31日確認)
xAI公式「Introducing Grok 4.7」(2026年9月21日)
公式「Grok 4.7 Developer Guide」(ページ更新日2026年10月10日)
公式「Grok 4.7」モデル仕様・料金
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※追記本文と図版の制作にAIを補助的に使用し、公式資料と照合しています。