取引先名や製品名を公開できず、HPの加工事例に何を書けばよいか迷っている製造業の方へ。掲載できる材質・加工内容・相談の経緯を整理すると、社名を出さなくても仕事の中身を説明できます。
ただし、社名を伏せるだけで掲載できるとは限りません。最初に、文章・写真・数値それぞれの公開範囲を確認しましょう。今回は「翠葉工業」の制作例を使い、事例ページの組み立て方を紹介します。
制作例|加工事例ページの全体
■ 読者が知りたい項目から、公開できる情報を選ぶ
上のページは、部品ごとの説明、相談からの展開、加工写真、素材の記録という順番です。冒頭の部品紹介では、材質や寸法と、どのような加工を説明するかを近くに配置しています。
自分に近い加工を相談できるか知りたい読者には、取引先の名前だけでなく、何を扱い、どの部分に手を加えたかも判断材料になります。「多数の企業に対応」と広く書くより、公開できる範囲で仕事の内容を一つずつ説明する方法です。
例えば、用途の大分類、材質、加工箇所、自社が担当した範囲。寸法や精度まで掲載する場合は、その案件で確認できた値として示します。一つの事例の数値を、すべての依頼に共通する保証には広げません。
■ 社名がなくても、相談の経緯は具体的にできる
次は、ページ中央の「相談の先に、どんな仕事があったか。」を拡大した画面です。
制作例|相談の背景・選定の進め方・掲載された展開
拡大箇所には「相談の背景」「選定の進め方」「掲載された展開」の3項目があります。
この並べ方なら、読者は「何に困っていたのか」「何を確かめて依頼先を選んだのか」「その後、どの仕事につながったのか」を順に読めます。社名の代わりに大きな成果を掲げなくても、依頼時のやり取りを想像する材料になります。
自社の事例を載せる際も、確認できた経緯だけを使います。改善率や短縮日数が分からなければ、推測で数字を足す必要はありません。自社が行った作業と、お客様から実際に確認できた評価は、文章でも分けておきましょう。
■ 写真は、どの事例のものかを確かめる
全体画面では、相談事例の下に加工写真を置いています。そのそばには、上の個別事例に対応する写真ではないことが記されています。
写真が近くにあると、読者は同じ案件の写真だと受け取りやすくなります。別の加工例を補足として使うなら、その関係が分かる説明を添えます。実際の案件写真を出せないときに、似た写真を黙って差し替えるのは避けましょう。
写真そのものの掲載可否に加え、写り込んだ図面、管理番号、刻印、特徴的な形状にも確認が必要です。名前を消しても、組み合わせから取引先や製品が分かる場合があります。
■ 公開できる材料が少ないときの選択肢
案件の公開許可が得られない場合は、その案件を事例として載せず、一般的な加工工程や設備紹介で対応内容を説明する方法があります。説明用に用意した部品を見せる場合も、実際の受注案件と混同されない見せ方にします。
反対に、掲載許可を得た社名やロゴが判断材料になる業種では、それを活用する案もあります。匿名にすること自体を目的にせず、読者に必要な情報と、公開できる情報の両方から選びましょう。
■ 制作相談に使える、事例の整理メモ
・事例で伝えたい仕事内容:
・自社が担当した工程・範囲:
・掲載できる材質・用途・寸法など:
・相談の背景と、実際に行ったこと:
・確認できている結果・評価:
・公開できない名前・情報:
・写真の掲載可否と、対応する事例:
・公開範囲を確認する担当者:
「社名は非掲載、用途の大分類は掲載可、写真は確認中」のようなメモからでも整理できます。制作相談には、共有してよい資料だけをお送りください。
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加工事例をどうまとめるか迷う場合は、掲載できる情報と確認中の情報を分けて、ココナラの見積り相談からお知らせください。取材・全面的な原稿制作、フォーム送信や更新の機能は標準範囲に含まれないため、必要な作業を購入前に確認します。
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