初めてWeb制作を依頼するとき、「HPとLPのどちらが必要なのか」と迷うことがあります。先に名前を選ぶより、誰が何を知るために訪れ、読み終えた後に何をしてほしいかを整理すると、必要な構成を考えやすくなります。
事業全体を案内したいのか、一つのサービスを順番に説明したいのか。二つの制作例の画面から考えてみます。
■ 用件がいくつもあるなら、情報を探す入口を分ける
制作例:LUMEAのトップページ全体。
LUMEAのトップには、店舗紹介、フロア案内、メニューなどのまとまりがあります。初めてお店を知る人と、料金だけ確認したい人、場所を調べたい人では、必要な情報が違います。
こうした複数の用件に応える場合は、トップから目的の情報を選べる構成が候補になります。情報量が増えるなら、詳しい説明を別ページに分ける方法もあります。
会社や店舗全体の案内を作りたいときは、最初に「訪れる人の用件」を書き出します。会社紹介、サービス比較、採用、問い合わせなどが並ぶなら、それぞれの入口をどう分けるかが相談の中心になります。
■ 一つの提案を理解してもらうなら、読む順番を組み立てる
制作例:salon komorebiのLP全体。
こちらは、コンセプト、メニュー、空間、ご利用の流れなどを一続きに並べています。どのような内容なのかを知り、利用場面を想像し、相談へ進むまでを同じページで説明する構成です。
特定のサービスを初めて案内する場合は、「何を提供するか」「誰に合うか」「利用条件は何か」「次にどうすればよいか」という順番を考えます。
文章を一ページに集めるだけでは、順番は決まりません。読者が途中で抱く疑問を拾い、次の説明につなげることが大切です。
制作例:salon komorebiのスマホ用メニュー欄。
写真、名前、説明、次の案内を一つのまとまりにすると、内容を比べながら読み進められます。目的に合う情報のまとまりを決めてから、画面の配置を考えます。
■ ページ数ではなく、読む人の動きから決める
「HPなら何ページ、LPなら一ページ」と数だけで依頼すると、必要な情報が抜けたり、同じ説明が分散したりすることがあります。
最初の相談では、次の二つを比べてみましょう。
・目的ごとに選んで読む:料金、場所、会社情報など、知りたいことへ直接進めるようにしたい
・一つの提案を順番に読む:背景、内容、条件を理解してから相談してほしい
どちらか一方に完全に当てはまらなくても構いません。たとえば、サービスの説明は一ページにまとめ、運営者情報だけを別に置きたい場合もあります。情報の役割を整理したうえで、必要なページと案内経路を決めます。
■ 公開後に増える情報も伝える
開業時には一つのサービスでも、今後メニューを増やす予定があるなら、最初に伝えておきましょう。毎月入れ替える案内と、長く使う会社情報では、更新しやすくしたい場所が異なります。
ただし、将来の可能性をすべて最初から作る必要はありません。「今回必要な内容」と「あとで相談したい内容」を分けると、初回制作の範囲を決めやすくなります。
■ 制作相談に使えるメモ
・最初に見てほしい相手:____
・その人が知りたいこと:____
・事業全体の案内か、一つのサービスの案内か:____
・読み終えた後にしてほしいこと:____
・今回掲載する情報:____
・公開後に追加・更新する予定:____
「HPかLPかまだ決めていない」という段階でも、目的と掲載したい内容が分かれば構成を相談できます。見た目の好みに加えて、読む人の用件も一緒にお伝えください。
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