PHPの更新を前に、「バックアップはあると言われたけれど、何を確認すればいい?」と迷っているWordPress管理者の方へ。確認したいのは、保存してあるかだけでなく、何が保存され、誰がどう戻すのかです。バックアップとPHP設定の切り戻しを分けて整理しておくと、更新を担当する相手との相談が進めやすくなります。
■ ファイルとデータベース、両方ありますか?
一般的なWordPressサイトの復元には、ファイルとデータベースの両方が必要です。画像、テーマ、プラグインなどのファイルと、記事や設定などを持つデータベースは、別のものだからです。[1]
「サーバーのバックアップがある」という場合も、対象、保存日時、保存場所、復元の方法を確認しましょう。ファイルだけをダウンロードして、サイト全体を保存できたと思い込まないことが大切です。
画像説明:説明用の図です。保存済み・復元済みを示すものではありません。
■ PHPの設定も戻せるとは限りません
サイトのデータを元に戻すことと、サーバーで使うPHPのバージョンを戻すことは別です。バックアップを復元しても、PHPの設定まで一緒に戻るとは限りません。契約先で旧バージョンを選び直せるか、誰が操作するかを、更新前に確認します。[2]
また、古いPHPへ戻して表示が直っても、セキュリティ上の課題が解消したとは限りません。切り戻しは、不具合への一時対応として扱い、その後の更新方針も相談する必要があります。
■ 「何時の状態に戻るか」も大切です
予約や注文、問い合わせが増えるサイトでは、古いバックアップへの復元によって、その後のデータが失われることがあります。更新中も受付を続けるのか、復元が必要になった場合に新しいデータをどう扱うのか、担当者と確認しておきましょう。
自分で保存範囲と復元方法を確認できるなら、契約先の案内を使う方法があります。サーバー機能の範囲が分からない場合は、まずサーバー会社へ。複数の担当者がいて役割が曖昧な場合は、確認事項と担当を整理してから相談すると、作業の前提をそろえやすくなります。
バックアップの有無だけでは、PHPとテーマ・プラグインの互換性や、侵害の有無までは判断できません。既知の修正が未適用と分かっている場合は、準備を理由に放置せず、契約先・保守担当と対応方針を決めてください。
■ そのまま使える確認メモ
・対象サイト/サーバー会社:____
・バックアップの日時:____
・保存対象(ファイル/DB):____
・保存場所/復元する担当者:____
・PHP設定を戻せるか/担当者:____
・更新中に増えるデータと扱い:____
・確認できていないこと:____
不明な項目は空欄のままで構いません。PHP更新支援サービスでは、構成・事前検証・復旧の条件を確認して、対応可否と作業範囲を決めます。このメモを添え、まずは見積り相談からお知らせください。パスワードやバックアップデータそのものは、相談メモに添付しないでください。
PHP更新支援サービス
参考情報(2026年11月1日確認)
[1] WordPress「Backups」
[2] WordPress「Update PHP」
PHP公式「Supported Versions」