商品やサービスを案内する1枚のページ(LP)の制作を頼む前に、ボタンの言葉が決まらない方へ。最初に決めたいのは、押した後に読者が何をするかです。相談を送るのか、条件を確認して申し込むのか。実際の受付手順に合わせて、ボタンの案内を選びましょう。
■ 同じサービスでも、必要な次の一歩が違う
架空の法人向け研修を例にします。Aは参加人数や日程を聞いてから個別見積りをする研修。Bは開催日と内容が確定している公開講座です。以下は自主制作の設計例で、実案件の改善実績や申込み数の比較ではありません。
図1:Aは希望条件を相談する入口、Bは確定条件を確認して申し込む入口です。どちらも行き先の実際の手順と一致させます。
Aで「今すぐ申込み」と書いても、次に見積り相談が始まるなら、読者の想像とずれることがあります。Bで「何でも相談」とだけ書くと、開催日を選んで申し込めることが伝わりにくいかもしれません。
ボタン文言だけを強くするより、読者に求める行動を具体的にするのが理由です。「相談内容を送る」「開催日と申込み方法を見る」など、実際にできることを説明します。
■ ボタンの直前に、判断材料を置く
相談する場合は、何を知らせると話が進むかを案内します。申し込む場合は、内容・対象・料金等の判断に必要な条件が確認できるかを見ます。条件が未確定なら、勝手に確定した表現へ変えてはいけません。
「無料」「すぐ完了」「必ず返信」なども、言いやすいから付ける言葉ではありません。実際の条件が確認できる場合に限って使います。
■ 二つのボタンを置く方法が向く条件
申込み条件が明確で、申込み前に個別の質問をする人もいるなら、申込みと質問の入口を分ける方法もあります。その場合は、主な行動がどちらかを決め、別の入口でできることを説明します。
受付担当が一つの手順で整理したい場合は、入口を増やすより、送信画面(フォーム)の選択肢で「質問」「申込み」などの用件を分ける案が向くこともあります。機能の実装可否や運用負担は事前に確認します。
■ そのまま渡せるボタン依頼メモ
□ このLPを読む人が決めること:[ ]
□ 押した後のURL・画面:[ ]
□ そこでできること:[ ]
□ まだ確定しない条件:[ ]
□ 読者が入力・準備するもの:[ ]
□ ボタンの直前で説明したいこと:[ ]
□ 二つの入口が必要な理由:[ ]
図の方法は、入口の説明と受付の実態をそろえるためのものです。文言だけで商品の条件や受付体制の問題は解決できず、成果を保証するものでもありません。確認は許可された画面で行い、実フォームへ試しに送信しないでください。
LP制作のご相談では、現在のページと、相談・申込みボタンを「押した後にしてほしいこと」をお知らせください。導線の制作範囲と必要な機能は、購入前に確認します。