サービスが多くて選べない。HPに「選び方」をつくる方法

サービスが多くて選べない。HPに「選び方」をつくる方法

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ビジネス・マーケティング
サービスを増やすたびに、ホームページのメニューも増えていく。幅広く対応できる会社なのに、見る人からは「どれを選べばよいか分からない」と思われてしまう。

そんなときは、メニューの一覧に加えて、選び始めるための入口が必要かもしれません。お客様が知っているのは、専門的なサービス名よりも、自分が困っていることや、実現したい状態だからです。

今回は、表面処理を題材にした「藍野表面技研」の5ページの掲載用サンプルから、選び方の設計を紹介します。実際に制作したサイトをもとに、会社情報を架空のものに変更した掲載用サンプルです。数値や処理内容は構成を説明するための参考表示であり、架空企業のサービス提供を示すものではありません。
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掲載用サンプル:サービスの特徴と案内の入口を示すトップページ。会社情報を架空にした掲載用サンプルです。

メニュー名の前に、「何をしたいか」を置く


このサイトには、LD処理、化学ニッケル、アルマイト、亜鉛めっきなど、複数の表面処理が登場します。専門家には分かる名称でも、依頼を検討し始めた人には違いがつかみにくいことがあります。

そこでトップページに、「黒くしたい」「電気を通したい」「錆を止めたい」という目的別の入口を設けています。処理名を選ぶ前に、求める性質から候補を読める構成です。

「お客様の言葉」と「会社のサービス名」の間をつなぐ場所をつくる、と考えると分かりやすいかもしれません。最初から正しい専門用語を知っていなくても、関連する説明へ進めます。
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掲載用サンプル:専門名称より先に、実現したいことから候補へ進める入口。数値は構成説明用の参考値です。

ただし、目的が一つ一致すれば、その処理が最適だと決まるわけではありません。素材や必要な性質、寸法などの条件を合わせて検討する必要があります。入口は候補を見つけるためのものとして、詳細情報へつないでいます。

候補を見つけたら、共通の軸で比べる


次に用意しているのが、処理と適用素材の対応表です。トップページでは主要6品目を抜き出し、詳しい一覧ページでは12品目を確認できる構成になっています。

文章を一つずつ読んで記憶するのは大変です。同じ項目を横に並べることで、「この素材ではどの候補があるか」という見方ができます。

この表では、記号の意味も明記しています。「●」は資料に記載があること、「—」は記載がないことです。記載がない欄を、そのまま対応不可能と決め付けないようにしています。

比較表は、分かりやすく見える分、条件を省きすぎると誤解につながります。料金プランなら含まれる作業、コースなら対象者、製品なら使用条件など、選ぶときに本当に必要な項目をそろえることが大切です。

数字の違いは、同じ目盛りで見せる


表面処理一覧ページには、ビッカース硬度を同じ目盛りに置いた比較図があります。化学ニッケル、アルマイト、硬質クロムの計6つの値・範囲を、目盛りと一緒に確認できるものです。

数字だけの一覧では、どの程度の幅があるかを読み取りにくいことがあります。共通の目盛りで見せると、大小だけでなく、範囲が重なる部分にも気付きやすくなります。

ここでも、硬さの数字だけで処理全体の優劣を決める説明にはしていません。同じ処理でも条件によって変わることや、指定がある場合の相談について添えています。
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掲載用サンプル:6つの硬度の値・範囲を同じ目盛りで比較。硬さだけで処理全体の優劣を判断するものではありません。

また、トップページには皮膜断面の比較図もあり、薄さの違いを同じ縮尺で示しています。実物の写真ではなく、関係を説明するための図です。数字と図を組み合わせる際には、実寸なのか、拡大図なのか、比較のための縮尺なのかを伝えることも重要です。

比較した先に、相談の入口を用意する


比較できるページがあっても、その後の行動が分からなければ、読むところで止まってしまいます。このサンプルでは、一覧の各処理から相談に関する説明へ進める配置にしています。

実際の掲載用サンプルでは送信や図面の添付はできませんが、設計上は「候補を探す」「条件を読む」「相談に必要な情報を整理する」という流れを示しています。

すべての訪問者が、サイト上で選択を確定する必要はありません。「この条件なら相談できそう」「まだ決まっていない項目を聞いてみよう」と思えるところまで案内することも、ホームページの役割です。

多くの業種で使える、選び方の三段階


複数プランを持つ会社なら、目的、比較、相談の順に考えてみてください。目的は、お客様が実現したいこと。比較は、判断に必要な共通項目。相談は、自分だけでは決めにくい条件を確認する入口です。

たとえば研修なら課題や受講対象、清掃なら場所や汚れの種類、業務支援なら任せたい作業から入口をつくれます。その先で、対象範囲や必要な準備をそろえて説明します。

メニューを減らさなくても、選ぶ順番を整えることはできます。自社サイトにサービスが並んでいる場合は、「名前を知らない人でも、自分に関係のある説明に進めるか」を確認してみてください。

メニューの多さを、選びやすさに変えたい方へ


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