情報はあるのに伝わらない。会社のHPを「探せる順番」に整える

情報はあるのに伝わらない。会社のHPを「探せる順番」に整える

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ビジネス・マーケティング
会社紹介、サービス、実績、設備。必要な情報をきちんと掲載しているはずなのに、「結局、どんな相談ができる会社ですか」と聞かれてしまう。そんなときは、情報の量だけでなく、読む順番を見直してみると改善の手がかりが見つかります。

社内では当たり前の分類も、初めて訪れた人にとっては分かりにくいことがあります。全部を順番に読んでもらう前提ではなく、「自分に関係のある情報へ進めるか」を考えることが大切です。

今回は、製造業を題材にした「凪設計工業」の掲載用サンプルをもとに、情報の多いホームページを整理する考え方を紹介します。実際に制作したサイトをもとに、会社情報を架空のものに変更した掲載用サンプルです。架空企業の受注・納品実績を紹介するものではありません。

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掲載用サンプル:全体像を伝えるトップページ。会社情報を架空にした掲載用サンプルです。

会社側の分類を、見る人の目的とつなぐ


このサンプルは、トップ、設計、製品、設備、会社案内、相談の6ページ構成です。設計から加工、塗装、組立まで扱うため、説明したいことが多くあります。

そこでトップページでは、「操作する・見渡す」「移動する」「収納する」といった、使う場面に近い入口を用意しています。コンソールやラックなどの名称に詳しくなくても、用途を手がかりに製品ページへ進める構成です。

ここで大切なのは、会社の専門性を薄めることではありません。最初は分かりやすい言葉で案内し、詳しい情報が必要になったところで製品名や仕様を見せる。入口と詳細の役割を分けています。

18点の製品を、目的に合わせて絞り込む


製品ページには18点の掲載枠があり、コンソール、モニタ棚、台車、ラック・収納機器の4分類で絞り込めます。すべてを一度に見たい人と、特定の種類だけ確認したい人の両方に対応する設計です。

一覧は、数が増えるほど探し方が重要になります。画像を増やすだけでは、見る人が自分で違いを読み取らなければなりません。分類名を付けることで、「何を比較すればよいか」という手がかりも渡せます。

さらに、一覧の後には、相談時に伝えたい情報を置いています。搭載する機器、設置場所、数量、希望時期などです。実例を見たあとに、自分の案件では何を整理すればよいかが分かる順番にしました。
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掲載用サンプル:18点の掲載例を4分類から探せる製品一覧。掲載内容は構成説明用です。

詳しい情報は、見比べられる形にする


設計ページでは、CADモデルと対応図面を「並べる」「モデル」「図面」で切り替えられます。立体のイメージから確認したい人も、図面の構成を見たい人も、自分に合った表示を選べます。

専門的な資料を載せる場合は、小さな画像を置くだけでは十分に伝わらないことがあります。何と何が対応しているのか、どこを見ればよいのかまで含めて設計すると、資料を読む負担を抑えられます。

一方で、掲載画像の解像度で読めない寸法まで判断できるとは案内しません。原図の確認が必要なことも添えています。見やすさと、読み取れる範囲の正確さを両立させるためです。
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掲載用サンプル:モデルと対応図面を並べた表示例。寸法判断には原図の確認が必要です。

設備ページも同じ考え方です。工程別の絞り込みに加えて、2つの設備仕様を並べて確認できます。型番だけの長い一覧では把握しにくい違いを、設備種別、掲載サイズ、仕様、工程という共通の項目で見せています。

ただし、設備の数値に収まることと、希望する製品を加工できることは別に確認する必要があります。画面でも、材質や形状などによって条件が変わる旨を示しています。比較の機能は、相談に必要な情報を見つけるためのものです。

商品数が多い会社にも、複数事業の会社にも応用できる


同じ整理は、製造業以外でも使えます。施工会社なら工事の目的や建物の種類、研修会社なら対象者や解決したい課題、法人向けサービスなら依頼する業務から探せるようにする方法があります。

見直すときは、まず「初めての人が、何を知りたくて来るか」を三つほど書き出してみてください。その質問に答える情報が別々のページに散らばっていれば、入口をまとめる余地があります。

分類を細かくしすぎないことも大切です。選択肢の意味が重なっていたり、社内用語ばかりだったりすると、分類そのものが新しい迷いになります。お客様から普段聞かれる言葉を、見出しや分類名の候補にすると整理しやすくなります。

ホームページの見やすさは、余白や文字の大きさだけでは決まりません。探し始める場所、比較する項目、詳しい説明へ進む道筋までそろうと、会社の情報を理解しやすい形にできます。

自社の情報を、どの順番で見せるか迷っている方へ


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