「求められない私は、愛されていないと思っていた」

「求められない私は、愛されていないと思っていた」

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結婚して最初の2年くらいは、夫の方から求めてくれることが多かった。  
でも、それが少しずつなくなっていった。

気づけば、私から夫のところへ行くことばかりになっていた。  
「私が行かなかったら、どうなるんだろう」  

そんなことを考えるようになった。  

普段の生活の中でも、夫が私のことをどう思っているのか、私はよく分からなかった。
だから私は、夫から身体を求められることを、どこかで「愛されている証拠」にしていたんだと思う。  

でも、夫は来ない。
私のベッドにも近寄ってこない。  

そうすると今度は、
「もう飽きられたのかな」
「歳をとったからかな」
「私に魅力がないのかな」
と、自分に原因を探し始めた。 
全身脱毛にも行った。
少しセクシーな下着を買ったこともあった。  

もっときれいになれば。
もっと女性として魅力的になれば。
また夫から求めてもらえるんじゃないか。  
あの頃の私は、そんなふうに思っていた。

「でも、本当に欲しかったものは何だったんだろう」

たぶん欲しかったのはセックスそのものだけじゃなくて、
「私はあなたにとって特別だよ」「今のあなたで愛してるよ」
という安心だったんじゃないかな。
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