3Dシミュレーションというと、
「3Dモデルを作って、Web上で表示できれば完成」
というイメージを持たれることがあります。
ですが、実際の商品を使った3Dシミュレーションを制作し、そこから受注・管理・決済まで運用できる仕組みにしようとすると、想像以上に細かな調整が必要になります。
たとえば、
・商品の3Dモデルを用意する
・STEPデータからGLBへ変換する
・Web上で軽快に表示できるように調整する
・色や素材を切り替えられるようにする
・注文内容を管理できるようにする
・Shopifyなどのオンラインストアと連携する
といった工程があります。
一つひとつを見ると、それほど難しくなさそうに見えるかもしれません。
しかし、実際に作ってみると、本当に細かなところで何度もつまずきます。
たとえばSTEPからGLBへ変換する場合でも、元データのノード名に日本語が含まれていることで文字化けの原因になったり、環境によって文字コードの問題が発生したりすることがあります。
また、3Dモデルに画像を貼り付ければ、そのままきれいに表示されるわけでもありません。
テクスチャを正しく表示するためにはUV設定が必要です。
UVの位置がずれていれば模様がずれますし、部品ごとに異なる素材や色を変更できるようにする場合には、マテリアル構成についても考える必要があります。
さらに、Webで使う場合にはデータ容量も重要です。
3Dデータが重すぎれば、パソコンでは動いてもスマートフォンでは表示に時間がかかることがあります。
見た目を維持しながら軽量化したり、反射や光沢を調整したり、カメラや照明の見え方を確認したりと、実際の商品として見せるための調整も必要です。
そして、さらに難しいのが「運用」です。
3DモデルをWeb上で表示できることと、
実際の商品販売に使える3Dシミュレーションを作ることは、まったく別の話です。
お客様が色や部品を選び、その内容を注文情報として残し、管理画面でも確認できるようにする。
さらに決済をShopifyなどのオンラインストアと連携させる場合には、
「どの情報を3Dシミュレーション側で持つのか」
「どの情報をEC側へ渡すのか」
「注文後に管理者がどのように確認するのか」
といったところまで設計する必要があります。
最近ではAIを使った3D制作や、簡単に3Dモデルを作成できるサービスも増えています。
もちろん、そうしたツールは非常に便利です。
ただし、
「3Dモデルを作れること」
と、
「実際の商品販売で使える3Dシミュレーションを構築できること」
の間には、かなり大きな差があります。
実際に制作してみないと分からない問題も多くあります。
私自身も実際の商品を使った3Dシミュレーション制作を進める中で、UV、マテリアル、GLB変換、文字コード、軽量化、表示速度、管理機能など、さまざまな問題に一つずつ対応してきました。
「3Dシミュレーションを作りたいけれど、どこから始めればよいか分からない」
「3Dモデルはあるけれど、Webで使える形にしたい」
「商品カスタマイズから受注・管理・ECまでつなげたい」
そのような場合は、ぜひご相談ください。
単に3Dモデルを表示するだけではなく、実際の運用まで考えた3Dシミュレーションについて、一緒に整理することができます。