「好きなら連絡してくる」その言葉を信じた結果。

「好きなら連絡してくる」その言葉を信じた結果。

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たった二文字で、こんなに人を喜ばせることができる。

「おは」

昨日まで、何度も確認していたスマホ。

今朝は、向こうから連絡が来た。

それだけで、昨日までのモヤモヤが嘘みたいに消えていく。

仕事中も、つい口元が緩む。

友達に「もうやめた方がいいんじゃない?」と言われたことも、ネットで見つけた「連絡が来ない男は脈なし」という記事も、今はどうでもいい。

だって、向こうから連絡が来たんだから。

……ところで。

昨日まで悩んでいた問題は、何かひとつでも解決したのでしょうか。

連絡が来ると、なぜあんなに嬉しいのか。

好きな人から連絡が来たら嬉しい。

当たり前ですよね。

でも、連絡が途絶えて不安だった時ほど、たった一通のメッセージが特別な意味を持つことがあります。

「まだ私のこと、忘れてなかった」

「やっぱり嫌われてないんだ」

「もしかして、私のこと好きなのかな」

相手が送ってきたのは、たった二文字。

なのに、そこから読み取ろうとする気持ちは、二文字では収まりません。

これは、相手の言葉そのものが持つ意味と、私たちがその言葉に託す意味が、必ずしも同じではないから。

そして、ここに恋愛のちょっと厄介なところがあります。

連絡が来たことで安心しても、安心できる関係になったとは限らない。

「好きなら連絡してくる」は、半分しか答えていない。

「好きなら連絡してくる」

恋愛相談で、よく見かける言葉です。

確かに、好きだからこそ連絡したくなる人はいるでしょう。

でも、連絡をする理由は、好きだからとは限りません。

寂しかったから。

何となく思い出したから。

自分を好きでいてくれる相手と話したかったから。

もちろん、本当に大切に思っているからかもしれません。

反対に、連絡が来ない理由だって、気持ちがなくなったからとは限らない。

つまり、連絡の有無だけを見ても、分かることには限界があるんです。

ここで、少し質問です。

あなたが本当に知りたいのは、「彼が私を好きか」だけでしょうか。

それとも、

「彼は私との関係を、どう考えているのか」

ではありませんか?

この二つ、似ているようで、実は違います。

好きという気持ちと、関係に向き合う姿勢は別物。

例えば。

会えば優しい。

一緒にいる時は楽しそう。

時々、思わせぶりなことも言う。

でも、肝心な話になるとはぐらかす。

そんな相手がいたとします。

その人の中に好意がある可能性はあります。

でも、好意があることと、あなたとの関係をどうしていきたいかは、同じではありません。

好きでも、今の関係を変えるつもりがない人。

気持ちはあっても、自分から行動することを避ける人。

反対に、頻繁に連絡することは苦手でも、必要な場面ではきちんと向き合おうとする人。

人によって、気持ちの表れ方は違います。

だからこそ、私は「好きか、好きじゃないか」だけで、お二人の関係を判断したくないのです。

たった一通のメッセージに、何を求めていたんだろう。

最初の「おは」に戻りましょう。

あの二文字が嬉しかったのは、相手から連絡が来たから。

でも、それだけではなかったのかもしれません。

自分の存在を覚えていてくれたこと。

まだつながっていると感じられたこと。

昨日まで抱えていた疑問に、少しだけ答えが出たように思えたこと。

ただ、その安心感が本物だったとしても、相手の気持ちや関係の行方まで証明されたわけではありません。

「連絡が来たから大丈夫」でも、「連絡が来ないから終わり」でもない。

大切なのは、その人が今、あなたをどう思い、二人の関係をどう捉えているのか。

そして、あなた自身が、その関係の中で何を望んでいるのか。

連絡が来た瞬間の喜びも、来なかった夜の寂しさも、どちらも否定する必要はありません。

ただ、スマホの通知ひとつに、二人の関係の答えをすべて預けなくてもいいと思うのです。

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