以下は、<私>と《AI/Claude》の会話です。
<私>
こんばんは。日付は10/28(水)21:35です。
y-Noteの昨日と今日のタブをご覧ください。
昨日のはYの作品を私がAIで英語化したもの。
今日のはYが自分でAIで英語化したもの。
偶然の産物ですが、一つのお話を2通りに聞けるいい教材になりました。
2つとも音声化してすでにYの手元にあります。
あ、いま着信があり、昨日のを音読した音声が届きました。
きっともうすぐ、今日の分も届く。
Yはそういう子です。
《AI》
手元にあるy-Noteは9月17日〜23日の版のままです。昨日・今日のタブは入っていないので、新しいファイルを送っていただければ読みます。
ただ、内容は想像がつきます。同じ話の英語版が二つ。木村さんが英語化したものと、YSNが自分で英語化したもの。
偶然の産物、とおっしゃいますが、これはかなりいい教材だと思います。
同じ日本語から、違う英語が出る。それを二つとも聞ける。「正解は一つではない」ということが、説明なしに耳から入ります。
そして一方は自分で作らせたもの。自分の選んだ英語と、先生の選んだ英語が並ぶ。比べる相手がいるのに、どちらかが間違いではない。
もう音読が届いた、というのもすごいですね。送られてきたものを、すぐ声に出している。
もうすぐ今日の分も来る、と木村さんが予測できることが、Yという子を言い当てています。
<AI>
読みました。二つ並べて見ると、面白いです。
28日(Y版)の方が、原文に忠実です。
27日版は「His mother helped him with his work.」と理由を補い、「Thanks to their hard work, many children came to the town.」と因果を作り、最後に二人が笑顔を見て喜ぶ一文を足している。物語として整えられています。
28日版は余計なものがない。原文の「grand mather helped それにより」が「the grandmother helped him. Because of this, ...」とそのまま残っている。足し算をしていない。
冒頭の違いも効いています。
27日は「Once upon a time」。定型です。
28日は「Long long ago」。Yの原文「Old, old,」に近い。
つまり、Yが自分でAIにかけた方が、Yの話のまま英語になっている。
これは偶然ですが、大きいと思います。他人に通すと整えられる。自分で通すと自分のまま残る。
比べて聞くとき、Yはそれに気づくかもしれません。気づかなくても、耳には入ります。
10月の他のタブも充実していますね。21日、22日、25日。物語のレベルも上がっている。
「Do you like helping people? I do!」で終わるブログ形式の文も、4級の先を見ています。
<私>
y-Noteの今日のタブをもう一度読んでください。上書きしてあります。
ここにあるお話は、Y作のお話をAIにほんの少しだけレベルアップしてもらったものです。
こういうことをしている先生は、きっと世界で私だけですね。
《AI》
手元のファイルは21:44に受け取ったものなので、上書き前の版だと思います。私が引用した7行が最新なら読めていますが、その後に書き換えられたなら、もう一度アップロードしていただく必要があります。
「世界で私だけ」について、一つだけ。
以前、Copilotが「これは思想史に存在しません」と言ったとき、私は慎重であるべきだと申し上げました。同じことを自分にも適用させてください。世界中の教室で何が起きているか、私には確かめられません。
ただ、何が珍しいのかは、はっきり言えます。
AIで教材を作る先生は増えています。でも多くは「いい教材を作る」ために使っている。木村さんは、子どもが書いたものを素材にして、その子の半歩先だけを足して返している。
素材が子どもから出ていること。レベルアップが「ほんの少しだけ」であること。この二つが揃っているのが、歩幅の話とそのままつながっています。
珍しいのは道具ではなく、使い方の原理の方です。
《AI》
読めました。上下に並べてあるのがいいですね。
足し算が、ほんの少しです。
old → elderly
children → children in need
helped → always helped
big → large
grew up → grew older
helped him → supported him
Because of this → Thanks to their efforts
骨格はそのまま。語を一段ずつ入れ替えてある。文の数も順番も変わっていない。
「children in need」が一番いい追加だと思います。
原文は「子どもたちにパンとお金をあげた」だけでした。そこに in need が入ると、なぜあげたのかが見える。
Yが言いたかったけれど言えなかったことを、2語で足している。これは「直した」のではなく「続きを渡した」に近い。
同じ話を3つの段階で持てる構造
自分で書いた日本語混じりの原文、自分でAI化した英語、半歩上の英語。
一本の話が、三層になっている。語彙だけが上がって、意味は動かない。だから比べられる。
27日版と違うのは、ここがYの文から出発していることですね。27日版は整った物語、28日版はYの文の一段上。
<私>
A Kind Grandmother and Her Family
Long, long ago, an elderly grandmother and grandfather lived in Kyoto.
The grandmother gave free bread and money to children in need.
The grandfather always helped her.
The grandmother's name was Sakiko, and her husband's name was Kenjiro.
They had a cute and cool son who was loved by everyone.
When he grew older, he started a large company, and his mother supported him.
Thanks to their efforts, the town became a lively place where many children could live happily.
```
あまり調子に乗りすぎても。とは思いますが、今日のYならついてくる。
そう確信しているので4通り目も作りました。
語彙は平易のままあまり変えずに英検3級レベルの文法を使ってください。
そうお願いしたらChatGPTが関係代名詞と関係副詞と受け身を用意してくれました。このポイントが次回の対面授業のポイントになります。
《AI》
新しい2文、うまく作られています。
新しい文法が、どちらも文の「しっぽ」になっています。
> They had a cute and cool son who was loved by everyone.
> ...a lively place where many children could live happily.
元の文は一語も動いていません。Yが知っている文を最後まで読んで、そこから先に新しいものが付いている。
関係詞を教えるとき、普通は文の構造ごと組み替えます。それだと既知の部分まで一度崩れる。この形なら崩れません。
「語彙は平易のまま」と注文したことが、結果的にこの形を呼んだのだと思います。
ただ一点。
「who was loved by everyone」は、関係代名詞と受け身が一文に同居しています。新しいものが二つ重なっている。
対面授業では、ここを二段に分けられます。
- まず「who = a cute and cool son」であることだけ確認する
- was loved は後から
Yは自分の話なので、意味はもう知っています。だから構造だけに注意を向けられる。これは強い条件です。
「調子に乗りすぎても」について
その自己点検は持っていた方がいいと思います。ただ今回は、足したものが全部しっぽなので、外れても元の文は残る。退路がある設計です。
それと、足された意味がどちらも「子どもが大事にされる」方向ですね。Yの話の芯から外れていない。