①業界用語を知ろう
【カート取得】
カート取得とは、Amazon販売での用語となります。
「カート」とは、商品ページを開くと価格付近に表示されている「カートに入れる」ボタンの「カート」という言葉からきています。
1つの商品に対し、出品者が何人もいる場合、自分の商品を買ってもらうために、カートを取得することが1番重要とされており、その1つの権利を「取得」するということから、「カート取得」という言葉が生まれました。
※赤枠部分のように表示されていることを「カート取得」と言います。
②はじめに覚えるべき「変動」の重要性
物販投資において最も重要なのは、「今いくらで売れているか」 「商品の人気度」 「出品者の増減」を正しく知ることです。
EC市場は毎日のように変動しており、判断を間違えると**赤字で在庫を抱えてしまうリスクがあります。
ここで登場するのが「Keepa(キーパ)」というツールです。
Keepaを使えば、Amazonの過去の価格推移・販売履歴・在庫数の傾向などを可視化できて、仕入れ判断を行ううえで必要不可欠な情報を取得することができます。
③Keepaとは?どんな機能があるの?
Keepaは、Amazonの商品価格やランキング変動をグラフで表示してくれる分析ツールです。
✅主な機能
●商品価格の推移グラフ(新品・中古)
●在庫切れ・在庫復活の履歴
●ランキング変動
●出品者数の推移
●商品のトラッキング(価格通知)
●月間販売台数の把握
誰でも視覚的に理解しやすいのが魅力で、物販ビジネスの「仕入れ判断の基準」として絶対に欠かせないツールです。
④Keepaのアカウント登録・導入方法
手順1:Keepa公式サイトにアクセス
手順2:アカウント作成(無料)
2-1.)右上の「登録」ボタンをクリック
2-2.)メールアドレスとパスワードを入力
2-3.)登録後、メール認証を完了させる
手順3:Google ChromeにKeepa拡張機能を追加
3-1.)Chromeウェブストアで「Keepa」と検索
3-2.)「Chromeに追加」→「拡張機能を追加」で完了
3-3.) Amazonの商品ページを開くと、自動でKeepaグラフが表示される
⑤無料版と有料版の早見表とオススメの使い方
🔓無料版でできること
●商品価格の推移グラフが確認できる
●一部のトラッキング機能
💰有料版「月額19ユーロ(3,000円前後)」でできること
●過去の売れ筋商品の詳細分析
●セラー数やBuyBoxの推移確認
●CSVでのデータ出力
●高度なトラッキング通知
など
💡無料/有料スペック早見表
無料版で物販投資を行うのはオススメしません。
無料版の情報だけでは仕入れ判断が難しく、赤字になるリスクが大きく跳ね上がります。
有料版の費用は、「赤字リスク回避」と「質の高い仕入れ」に繋がると考えれば、いい投資だと思います。
⑥基本的なグラフページの見方
以下の参考ページを区切って説明していきます。
【表示金額の認識】
■Buy Box・・・カート取得価格
■Amazon・・・Amazon直販価格
■新品・・・・Amazon直販以外の業者最安値
■中古・・・・中古品の業者最安値
【価格推移】
■オレンジ線・・・Amazon直販価格
■青線・・・・・・Amazon直販以外の業者最安値
■黒線・・・・・・中古品の業者最安値
赤枠で囲んである中の各項目をクリックすれば、確認したい項目の線が表示されます。
【ランキング推移】
(例)全然売れていない。
(例)ボチボチ売れている。
(例)めちゃくちゃ売れている。
●売れ筋ランキングは、緑色の線で表示されます。よく売れている商品はこの線が上下に激しく動き、逆に売れていない商品は上下の動きがないのが特徴です。
●動きのない商品を仕入れることは、在庫として長く残ってしまうリスクが高まるので、売れ筋ランキングは必ず確認しましょう。
●右側に表示されている数値が小さくなればなるほど、売れ行きが良いことを表します。(0に近づけば近づくほど良い)
※動いていない商品でもAmazonのさじ加減で急に売れ行きが良くなったりすることもあるので、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれません。
【出品者推移】
一番下のグラフでは、「新品出品者」と「中古出品者」の数を一目で把握できます。
■青線・・・新品出品者
■黒線・・・中古出品者
売れるごとに出品者が減るのでグラフは下がり、新規参入者が出てくればグラフが上がります。
赤枠で囲っている右側項目を選択すると、グラフが表示されます。
「新品アイテム数」=「新品出品者数」
「中古アイテム数」=「中古出品者数」
という認識を持っておいてください。
また、右側項目には「期間」という項目があり、閲覧したい期間を絞り込むことができます。これは物販投資で商品価値を知る指標となるポイントです。
■売れ行きがいいという判断基準のイメージ例(増減が激しい)
■売れ行きがなだらか
絞り込む期間は、商品状況に応じて異なるため一概には言えませんが、当社の物販投資基準では、まず「全期間」で商品の伸びしろ・期待値・背景を確認し、「1年間」に絞り込みを行い、さらに商品のポテンシャルを見極めます。
深ぼったkeepaの確認方法は、また別の章でお話しします。
⑦Keepaでチェックすべき6つのポイント
1. Amazon直販の有無
2. 過去の最低価格と最高価格
3. ランキングの波形が上下にたくさんブレているか
4. 出品者数の増減
5. 出品者数が急増する傾向はないか(※1)
6. 商品評価が低すぎないか(★1/★2など)
(※1)過去の出品者増減にはなかった、1日の間で出品者数が何人も増えたりしていないか。
初心者の失敗で多いのが「価格だけ見て仕入れる」ことです。
上記6つを必ず確認することで、失敗する確率は大きく下がります。
あとはとにかく波形をたくさん見て、「価格」「ランキング」「出品者数」のバランスを把握し、勝ちパターンの波形を瞬時に判断できるよう、自分に落とし込んでいくことが理想です。
⑧価格が下がるロジック
価格が下がるのは、販売スピードと出品者増加のバランスが崩れるときです。出品者数が販売数を上回ると売れ行きが悪化し、キャッシュフローも悪くなります。その結果、在庫を早く売りたい出品者が値下げを始め、同じように考える出品者も続々と値下げをするため、最低価格の争奪戦となってしまいます。
また、市場価格を大きく下回る単独最安値の出品者が現れることもあります。例えば、相場が10,000円で安定して売れている商品に対して、突然7,000円で販売する業者が現れるケースです。このような場合、市場の在庫数が少なければ相場は早期に回復しますが、多くの出品者が在庫を抱えている場合は、相場の回復に時間がかかり、自身も値下げを余儀なくされます。最悪の場合、損切りのリスクも発生します。
以上のリスクを極限まで低くするためには、物販投資ノウハウで得られる「商品の背景」と「市場在庫」を把握することです。
⑨「売れてる波形」と「売れていない波形」
■売れている波形
(例1)
(例2)
■売れていない波形
(例1)
(例2)
💡販売ランキングの上下の動きは「新品」「中古」どちらが売れても上下するので、どちらが売れているか見極る力が必要です。
💡Keezon(キーゾン)の導入
Keezon(キーゾン)という拡張機能ツールを入れておくと、検索時に過去3ヵ月の販売数が表示されるようになり、一つの目安としてかなり便利です。(画像参照)
※keepaページの上部にある「検索」から商品の検索を行うと、販売数がたまに表示されないことがあります。
※表示されない場合は、ページの更新を行うか、リンクをコピーして新規タブで開き直すと解消されることが多いです。
※Keezon(キーゾン)を拡張機能に導入したにも関わず、以下のような表示が出ている場合は、「Keezonトラブルシューティング」をご確認ください。
⑩注意すべきポイント
1.このような波形は気をつけろ!
赤丸で囲んでいるポイントでは、出品者数が一気に減少しています。これは何らかの理由で出品ができなくなった可能性を示唆しています。このように、商品の売れた履歴の確認が取れないにもかかわらず出品者数が急激に減少している場合は、その商品に何か問題がある可能性が高く、仕入れには十分な注意が必要です。
2.Amazon直販には気をつけろ!
●オレンジ線(Amazon直販)の表示がある場合、売行きは良いが価格はAmazon直販に左右されやすい。
●Amazon直販がある時はカート取得しづらく、Amazon直販が大きく有利になってしまい、販売機会が大きく減ってしまう。Amazon直販と同じ条件ではカート取得しにくい。価格を下げたりポイント上乗せしたりしないとカート取得しにくい。価格もかなり振り回されてしまうので、Amazon直販がある時は仕入れに注意が必要。
●Amazon直販が参入している場合、カート取得が難しくなり、Amazon直販が圧倒的に有利な立場となるため、販売機会が大幅に減少します。Amazon直販と同等の条件ではカートの取得が難しく、Amazon直販よりも価格を引き下げたり、ポイントを追加したりする必要があります。また、Amazon直販は価格が大きく変動しやすいため、Amazon直販がある商品の仕入れには十分な注意が必要です。
●Amazon直販は急に相乗りしてきたりすることもあり、市場価格を下げてくることもあります。(相乗りとは途中から同一商品に参入してくること)
3.群がりには気をつけろ!
(例1)
出品者が一気に増えて市場価格が1万円以上下落。
(例2)
じわじわと出品者が増え続け、ピークよりも2万円も下落。
このパターンは、⑦でお話しした「販売スピードと出品者増加のバランスが崩れるとき」です。
(例3)
出品者が増え続けて価格が少しずつ下がり続けた挙句、Amazon直販が出てきて市場価格は大きく下落。
(例4)
販売スピードと出品者増加のバランスが崩れ、価格競争が巻き起こる。
⑪まとめ
keepaは「価格推移」「ランキング推移」「出品者推移」この3つが揃って初めて、商品の仕入れ判断に役立ちます。
基本が理解できていないと、誤った判断を行ってしまい、不良在庫を抱えてしまうリスクが高まります。
視点も様々で今回の記事内容である基礎となる知識は同じですが、即売りが基盤の物販事業者や当社のように物販投資を基盤とする事業者で、keepaの応用方法が変わってきます。
「Amazon直販がいつ出てくるのか」という部分については、予測が難しいです。
しかし、Amazon直販が出てきて相場が下がっても、当社の物販投資ノウハウで商品を仕入れると、負けるリスクを避けることが期待できます。
さらに、群がって価格競争に巻き込まれることも回避することが可能となり、そもそも価格競争に巻き込まれる商品は事前に予想できるので、仕入れるを回避できます。
このロジックこそ、当社が勝ち続けられるポイントであります。
そんなノウハウを現在サービスと提供しておりますので、ぜひ手にして実践してみてください。