ラジエーターから冷却水が吹き出る。実はエンジンではなく、エアブレーキ系が原因のことがあります

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ラジエーターやリザーバータンクから冷却水が吹き出てくる。こうした症状が出ると、オーバーヒートやヘッドガスケット抜けをまず疑いたくなります。ただ、原因がエンジン本体ではなく、エアブレーキ系のコンプレッサーにあることもあります。

コンプレッサーのガスケットが吹き抜けると、圧縮エアが冷却水系統に漏れ込む

エア・コンプレッサーは、エンジンの冷却水を使って冷やされる構造になっています。このコンプレッサーのシリンダーヘッドガスケットが吹き抜けてしまうと、本来通ってはいけない冷却水の通り道に圧縮エアが漏れ込んでしまいます。漏れ込んだエアの圧力に押される形で冷却水が行き場を失い、ラジエーターやリザーバータンクから吹き出してくる、という仕組みです。エンジン単体の不具合だと思って点検しても、原因にたどり着けないケースです。

判断のポイントは、リザーバータンクでの簡単な確認

このパターンかどうかは、リザーバータンクのキャップを外し、ブレーキペダルを操作してエアブレーキ系統にエアを充填することで確認できます。ここでアンロードのタイミングに気泡が消えるようであれば、コンプレッサーのガスケット吹き抜けが原因と判断できます。エンジン側の部品をあれこれ疑う前に、まずこの簡単な確認をしておくと、無駄な手戻りを防げます。

対処と、あわせて確認したい箇所

ガスケットの吹き抜けが確認できたら、コンプレッサーのヘッド部分を交換することになります。あわせて、エアドライヤのサイレンサー内部にまで冷却水が入り込んでいないかも確認しておく必要があります。侵入が見られる場合は、そちら側の部品交換もあわせて必要になります。冷却水系統とエア系統、両方にまたがる症状だからこそ、片方だけ直して終わりにしないことが大切です。
冷却水の吹き出しでお困りの場合は、ラジエーター側だけでなくエア系統も含めて状況を教えてもらえれば、原因の切り分けをお手伝いします。判断に迷ったときの相談先として、下記でも承っています。

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