仕事の作業自体より、誰かの一言、空気、顔色のほうが重い。退勤して家に着いても、会話が頭から離れない。そういう疲れ方をする人は、感覚が鈍いのではなく、場の温度をよく拾っています。
敏感さは才能でもあります。ただ、才能を職場の防衛にばかり使うと、休みの日まで回復しません。
気にしすぎ、で片付けないでほしい
「気にしなければ楽なのに」は、よく言われる言葉です。でも、気になるのは性格の欠陥ではなく、危険を早めに察知する力です。これまで人間関係で傷ついてきた人ほど、その力は強くなります。
まずは、全部に反応しなくていい、と決めてみてください。今日ひっかかった違和感のうち、本当に明日の自分が困ることだけ残す。それ以外は、夜のうちに置いて帰っていいものです。
ノートに「気になったこと」と「実際に起きたこと」を分けて書くと、想像が事実より大きくなっていたことに気づくことがあります。
距離の取り方は、冷たさではない
必要以上に親しくしなくて大丈夫です。挨拶と仕事の話ができる関係で十分な相手もいます。全員に理解者になってもらう必要はありません。
自分の居場所は、職場の一箇所に限定しなくていい。仕事の外に、安心してため息をつける場所を一つ持っておくだけで、翌日の耐性が変わります。
人間関係のしんどさが続くなら、今の職場で何が一番こたえているかを話してみてください。視えるものと、変えていい距離は、分けて扱えます。