第1章 ブランドの立ち上げ方

第1章 ブランドの立ち上げ方

記事
ビジネス・マーケティング
ブランド立ち上げで最初に考えること。


「ブランドを作りたい。」
そう思ったとき、多くの人はそれぞれ思いつくことをアウトプットして、最初に商品やデザイン、ロゴやブランド名を考え始めます。

もちろんそれもダメではないのですが、長く愛されるブランドを作るために、もっと先に考えておきたいことがあります。

先に考えたい、大切なこと。

私はこれまでジュエリーブランドの運営をしながら、他社ブランドの分析やリブランディングのお手伝いをしてきましたが、最初の土台をしっかり作ったブランドほど、その後の方向性がぶれにくくなります。

今回は、ブランドづくりの第一歩として考えていただきたいポイントをご紹介します。


 1. 「何を、誰に、どのように届けるか」を考える


ブランドは自分の「作りたいもの」を作るだけでは売れませんし、続きません。

まずは、
* 何を提供できるの
* 誰に届けたいのか
* どのような価値を感じてもらいたいのか

この3つを書き出してみましょう。

例えばジュエリーなら、
「毎日身につけられるシンプルなジュエリー」
だけでは少し曖昧です。

「仕事を頑張る30代女性が、自分へのご褒美として毎日身につけたくなるジュエリー」
誰に向けた商品なのかという部分が具体的になると、デザインも価格も発信内容も決めていくことができます。

もしわからなくなって迷子になってしまった時は、必ずここに戻って下さい。
「何を、誰に、どのように」です。


2. 自分のリソースを棚卸しする

次に、自分が持っているものを整理してみましょう。
リソースとは、お金だけではありません。

例えば、
* 得意な技術
* デザイン経験
* 好きな世界観
* 人とのつながり
* SNSの発信力
* 制作時間
* 販売経験
なども立派な資産です。

紙でもノートでも構いません。
「できること」
「好きなこと」
「人から褒められること」
この3つを書き出すだけでも、自分らしいブランドの種が見えてきます。

上の3つの中でも、特に一番稼ぐ力のヒントになるのが、
「人から褒められること」です。

本人は何の気なしに、特に努力しなくて、ラクラクできてしまうこと
これは普段何とも思わないかもしれませんが
人が褒めるということは、相対的にあなたがとても突出している部分です。
しかもラクラクできちゃうというのが、稼げるポイントなんです。


3. 未来を想像して、「価値を届けられるか」を考える

ブランドは、自分が満足するためだけではなく、誰かに価値を届けるために存在します。

「この商品を手にした人は、どんな気持ちになるだろう?」

「どんな悩みが少し軽くなるだろう?」

そんな未来を想像してみてください。

商品そのものではなく、その先にある体験を考えられるブランドは、多くのお客様に選ばれやすくなります。
沢山言語化してみてください。


4. 一人で悩まず、フィードバックをもらう

ブランドづくりは、自分だけでは気づけないことがたくさんあります。

信頼できる人や経験者に見てもらうこと、
辛口の本当の意見を言ってもらことで、
「この言葉は伝わりにくい」
「こちらのデザインの方が魅力的」
「ブランド名が読みにくい」
「これは見せない方がいい」
「こうするとお客様に響きそう」
など、新しい視点を得られます。

フィードバックは否定ではなく、ブランドを育てるためのヒントです。
時間をかけて悩んでもいいことはありません。
ぜひ他者のフィードバックを積極的に活用してみてください。


5. 小さく試してみる

最初から100点を目指す必要はありません。
凄いことをする必要も、ありません。
不格好スタートで大丈夫です。

試作品を作る。
SNSに投稿してみる。
小さなイベントに出店してみる。

そんな小さな一歩から始めることで、本当のお客様の反応が見えてきます。
「反応がないなら商品を少し変えてみよう」
「反応があったものを増やしてみよう」
それらをヒントに改良していく。

そして、お客様から頂いたご意見などを商品やサービスに反映させていきましょう。
例えば
「ここがもう少し大きかったら」
「もう少し華やかだったら」
オプションを選べるようにして、内容をより良くしていく。

また
「ラッピングが素敵で開けるのがとてもワクワクした」
「お手紙やメッセージに感動した」

ブランドは、作って終わりではなく、お客様とのやりとりで育てていくものです。


おわりに

ブランドづくりで大切なのは、「完璧な答え」を最初から見つけることではありません。

考えて、試して、改善する。
その積み重ねが、あなただけのブランドを育てていきます。

次回は、「ブランドコンセプトの作り方」について、実際の考え方や作成のコツをご紹介したいと思います。

ブランドづくりを始めようとしている方の参考になれば嬉しいです。

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