崖から落ち、木の枝にぶら下がった男の話

崖から落ち、木の枝にぶら下がった男の話

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コラム
ある男が、崖のふちで、カメラを片手に写真を撮っていた。しかし彼は足をすべらせて、崖から落ちてしまった。落ちる途中で運よく、飛び出していた木の枝につかまることができた。しかし、このまま、ぶら下がっていても、いずれ握力が尽きて、下へ落ちてしまうだけだろう。
その時、神の声が聞こえてきた。「あなたは、神を信じますか?」
「はい、信じます!」男はそう答えた。
すると、神はこう言った「では、まずその掴んでいる木の枝から手を離しなさい、そうすれば、私の神の手で、あなたをクッションのように包んで受け止めてあげましょう・・」このように言って、神の声はフェードアウトした。
それで、男は「はい、、、神よ」と言い、ありがたくその言葉を受け取った。
そして崖の下を見た、目がくらんだ。手を離せば、神が受け止めてくれて助かるし、それが神を信じるという証明にもなる。しかし、男は、このようにしたのだ、崖の下に叫んだ「助けてくれーー!誰か!俺はここだー!助けてくれーーーー!!」

いや、1ミリも神を信じてねーじゃん!ってね。崖の下に叫んだって、そこに人はいないし、仮にいても助けに行けないのは明白でしょ、仮に人がいて彼を発見して、助けに行けるとして、彼の握力がもつ時間なんて、せいぜい数分なんだから、どう考えても、手を離して神に助けてもらう以外にないのに、それでも彼は神を信じなかったのだ。これと同じように、現代人も、何が何でも神を信じない、そして一縷の望みに託すのだ。まず、そのしがみついてるものから手を離せ、そうすれば救われる。食料を備蓄する?燃料を備蓄する?体を鍛える?サバイバルスキルを磨く?政治経済国際情勢に詳しくなる?ありとあらゆる学問を学ぶ?人脈を築く?その全てが、木の枝のようなものだ。
手を離せ、そして神にゆだねよ。
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