公式LINEには、これまでつながってきた大切なお客様がいる。
だから、エルメを連携すれば、その方たちの情報もそのまま引き継がれる。
そう思っていませんか。
ところが、実際にエルメを開いてみると、友だちがほとんど表示されていない。
公式LINEには確かにいるのに、エルメからは見えない。
「今までのお客様が消えてしまったのでは?」
初めてこの画面を見たら、不安になりますよね。
でも、友だちとのつながりが消えたわけではありません。
公式LINEに以前から登録している友だちは、エルメを連携しただけでは、自動的に表示されない場合があります。
特に未認証の公式LINEでは、連携前からいる友だちに、一度メッセージやスタンプを送ってもらう必要があります。
友だちから反応が届いて、初めてエルメがその方を認識できるようになるからです。
ここは、エルメを初めて使う方が、とても戸惑いやすいところです。
連携の設定は終わっている。
公式LINEにも友だちはいる。
それなのに、エルメには表示されない。
知らなければ、「設定を間違えたのかもしれない」と、何度もやり直してしまうかもしれません。
そして仕組みがわかると、今度は別の悩みが出てきます。
「お客様に、何か送ってくださいとお願いしなければならないの?」
一斉配信で、スタンプやメッセージの送信をお願いすることもできます。
ただ、お客様からすると、突然「何か送ってください」と言われても、少し困ってしまいます。
何を送ればいいのか。
なぜ送る必要があるのか。
本当にスタンプ一つでいいのか。
こちらにとっては簡単なお願いでも、お客様には小さな迷いが生まれます。
だからこそ、ただお願いするのではなく、迷わず反応できる入口を用意しておきたいのです。
その方法の一つが、リッチメニューです。
LINE Official Account Manager側に、期間限定のリニューアル用リッチメニューを用意します。
そこに、
「新しいメニューを利用する」
というボタンを置き、タップすると「リニューアル」などの固定テキストが送信されるように設定します。
お客様がすることは、ボタンを一度タップするだけです。
送る言葉を考える必要もありません。
そのテキストをきっかけにエルメが友だちを認識し、その方へ新しいリッチメニューや必要な案内を届けられるようになります。
「何か送ってください」と、お客様に考えてもらうのか。
「ここを押してください」と、迷わない道をこちらで用意するのか。
行っていることは同じでも、受け取る側の負担は違います。
なお、認証済みの公式LINEなど、既存友だちが自動的にエルメへ表示される場合もあります。
まずは連携後の友だち一覧を確認してください。
もし表示されていない方がいるなら、必要なのは設定のやり直しではなく、お客様から反応を受け取るための入口かもしれません。
システムを新しくすることは、管理画面を切り替えるだけではありません。
これまでつながってきたお客様を、置き去りにせず、新しい仕組みへ迎え入れることでもあります。
だからこそ、設定と一緒に、その入口まで忘れずに整えておきたいですね。