6つの通貨ペアと時間帯の使い分けで勝率UP!!

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ビジネス・マーケティング
トレードは、チャートに基づいて冷静に、
ルールに従って実行することが基本です。

そのためには、期待値の高いルールが最も重要です。
トレードルールに加えて、利益を最大化する
方法も存在しますが、それはチャートを
見るだけでは理解できません。

FXで成功を収めるためには、
あらゆる側面で勝利に向けた行動が必要です。

例えば、プロのアスリートが試合中にのみ全力を
尽くすわけではありません。
トレーニングに取り組む姿勢や食事、メンタルケアなど、
様々な要素に気を配っています。彼らは日常生活全体で
高い意識レベルを維持しています。
同様に、トレードもルールだけでなく、他の側面も重要です。

ドル円以外でも問題なく勝てる

スキャルピングと言えば、多くの人がドル円を
思い浮かべるかもしれません。
スプレッドが狭く、円と基軸通貨であるドルの組み合わせは、
取り組みやすい通貨ペアとしてよく知られています。

ただし、ドル円は主要な通貨ペアとして取引される一方で、
他の通貨ペアも同様に取引することをおすすめします。
なぜなら、ドル円以外でも同じ手法が機能するからです。

もしドル円だけで成果を上げられないのであれば、
他の通貨ペアにも応用することが賢明です。
また、「オーバーシュートからの反転」という戦略は
広範囲に適用可能なので、ドル円以外でも同じく
成功することができます。

通貨ペアを増やすことで、エントリーサインが増え、
トレードの機会が増加します。
それは結果として利益を増やすことにつながります。
私は次の6つの通貨ペアをスキャルピングの対象としています。

①USD/JPY(ドル円)
②EUR/USD(ユーロドル)
③GBP/USD(ポンドドル)
④EUR/JPY(ユーロ円)
⑤GBP/JPY(ポンド円)
⑥AUD/JPY(豪ドル円)

①から③までがドルペアであり、
④から⑥までがクロス円ペアです。

通貨ペアを増やすことで得られる利点は、
単にトレードの機会が増えるだけではありません。
それは、「時期によって注目される通貨が変わる」ことです。

ある通貨のみが常に注目されるわけではありません。
実際、為替レートの変動は、売買が行われることで生じます。

売りたい人と買いたい人がいなければ価格は変動しません。
ですから、世界中の通貨の中で、ずっと同じ通貨だけが
常に注目され、取引されることはありません。
注目される通貨は時期によって異なり、
売買が活発に行われる時期も変動します。

例えば、イギリスの金融政策に大幅な変更があった場合、
ポンドに対する注目度が急激に高まり、価格変動も
急上昇することが予想されます。

その結果、ポンドドルやポンド円などのポンドを
含む通貨ペアは乱高下しやすくなり、
価格がエンベロープの範囲内に入る回数も増え、
トレードの機会が増加するでしょう。

一方で、ポンド以外の通貨ペアはそれほど注目されず、
価格の変動が少ないため、トレードの機会は限られるでしょう。
ある一定期間が経過し、次に異なる通貨に関連する情報が出ると、
その通貨ペアのボラティリティも変動します。
市場では、このように注目される通貨ペアが
変化していくことがあります。

1つの通貨ペアに限定すると、ボラティリティが高く、
トレードチャンスが多い時期もありますが、
その通貨ペアに対する注目度が低下すると、
必然的にボラティリティが低くなり、トレードの機会が減少します。

エントリーサインが見当たらないということは、
利益を上げる機会が限られていることを意味します。
トレードで負けることよりも、トレードそのものができない状況は
同じくらい厳しいものです。

そのため、例えばポンド関連の通貨ペアに取引のチャンスが
多い時には、ポンドドルやポンド円をトレードします。
そして、市場の注目度がユーロに移ると、
ユーロドルやユーロ円のボラティリティが高まり、
ポンドよりもトレードの機会が増えるでしょう。

このように、ボラティリティが高い通貨ペアを選択し、
取引対象の通貨ペアを頻繁に変更することがお勧めです。

特定の通貨が注目されると、その状況は
数か月から1年以上続くことがあります。
逆に、注目度が低くなると、ボラティリティが
1年以上低い水準に留まる通貨ペアも存在します。
このような事態を避けるために、
1つの通貨ペアに固執せず、少なくとも3つの通貨ペアを
トレードすることが賢明です。

私のおすすめは、ドルストレートの3つの通貨ペア
(先ほどの①~③)です。
マイナーな通貨ペアはスキャルピングには適していません。
これらの通貨ペアは他の通貨と比べて、
どの取引業者でもスプレッドが広がる傾向にあります。
スプレッドが広がるほど、スキャルピングでは不利になります。

ですから、わざわざマイナーでスプレッドが
広い通貨ペアを選ぶ必要はありません。
主要な通貨であるドル、円、ユーロ、ポンドに焦点を
当ててトレードすれば、充分に利益を得ることができます。
わざわざスプレッドが広く、マイナーな通貨ペアを選んで
スキャルピングする利点はあまりありません。

1日のトレード時間帯によって通貨ペアを選択することも重要です。
1つの通貨ペアでも、一日の中で価格が動く時間帯とあまり動かない
時間帯があります。時間帯によってボラティリティは変化するため、
通貨ペアごとに取引しやすい時間帯を把握することで、
トレードチャンスを効率的に活用できます。

私は1日のトレード時間を8:00から26:00までに絞り、
この時間帯をアジアタイム、欧州タイム、ニューヨークタイムの
3つの市場に分けて捉えています。
それぞれの市場でおすすめの通貨ペアは次の通りです。

アジア時間帯:8:00~14:00通貨ペア:
AUD/JPY、USD/JPY

欧州時間帯:14:00~21:00通貨ペア:
EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPY

ニューヨーク時間帯:21:00~26:00通貨ペア:
USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、 GBP/JPY

通貨ペアに関わらず、各国の午前中に取引が
活発になる傾向が非常に強く見られます。

たとえば、ユーロならユーロ圏の午前中、
つまり日本時間では午前1時から午後7時までが
活発な時間帯です。ドルならニューヨークの午前中であり、
21時から翌日の2時までがその時間帯です。

このように1日を3つの市場で捉えることで、
通貨ペアを選択しやすくなります。
このように3つに分けて観察することで、
時間帯と通貨ペアごとの値動きの特性がよく把握できます。

通貨ペアをドル円に限定してしまうと、
仮に欧州時間帯しかトレードできない場合、
アジアの午後と欧州の午前にあたるその時間帯は
ドル円にとって取引機会がほとんどない時期となります。

その時間帯は休み時間のようなもので、
トレードチャンスがほとんどない可能性が高くなります。
午前中にトレードする機会が多い人は、
アジア時間に活発な動きが見られる通貨ペアである
AUD/JPYやUSD/JPYを選択すると良いでしょう。

逆に、会社勤めのサラリーマンでニューヨーク時間しか
トレードできない人は、豪ドルは避けて、
USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPY
などの通貨ペアを選択すべきです。

自分の生活スタイルに合わせて通貨ペアを選ぶことをお勧めします。
なお、26:00から8:00の間は、マーケットの参加者が極端に少なく、
価格の動きも鈍くなるため、私はこの時間帯にトレードを行いません。

どの取引業者もスプレッドが広がる傾向にあり、
スキャルピングには適していません。
この時間は睡眠時間に充てることをお勧めします。
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