FXで勝てるまでのプロセス

成果を出すまでの期間を「3年」に設定してみよう

どんな対象であっても、望ましい結果を得るには

それにふさわしい時間がかかります。

FX取引を行う人々の中には、短期間で成功を収めたい

という希望を抱く人が少なくないように感じられます。

しかし、投資による成果を上げるには相応の時間が必要です。

本記事で推奨されているのは短期取引ですが、

長期投資や少額から始める積み立て投資の場合、

数年で成果を得ることは期待できず、

何十年もの時間を要することがあります。

これは一般的な投資にも言えることです。

簡単に短期間で利益を得ることができれば、

世界中に短期取引のトレーダーがあふれることでしょう。

そこで、成果を得るまでの期間を3年に設定してみてください。

3年あれば、実際の取引や検証に十分な時間をかけ、

トレードのコツも掴めるでしょう。

一定の成功を収めることができるはずです。

イメージとしては、最初の1年で基礎を築き、

それを2回繰り返すということです。3年間の検証を経て、

トレードルールを作り上げるのではなく、

最初の1年でルールを確立し、

それを実践し改善していくことです。

ただし、1年経過後に完璧になることはありません。

まだまだ検証が必要だと感じることでしょう。

FX取引は終わりのない検証が続くことに気づくでしょうが、

まずは1年間で可能なことをすべて行ってください。

1年は長いように感じられるかもしれませんが、

本当に成功するまでには3年の時間が必要ではないでしょうか。

勘述いしてほしくないのは、3年後に必ずしも成果が出る

という訳ではありません。

利益が得られる時期は、半年後かもしれませんし、

2年後かもしれません。

成果がいつ現れるかは予測できませんが、

検証を続ける過程で徐々に利益を上げられるようになっていきます。

それにもかかわらず、現時点で行うべき検証内容と

1年後に行うべきことには明確な違いがあります。

だからこそ、勝ち負けに関わらず、

検証は3年間続けていく必要があります。

途中で利益が出始めたとしても、検証を進めながら

勝ち続けるイメージを持ってください。

新しい知識を取り入れながら、常に改善を

目指す姿勢で検証を行います。

1年後は、具体的な成果を向上させるための改善に

焦点を当てるべきでしょう。

そのため、3年の期間が必要となるのです。

1年で大きな利益を得るつもりが3年かかってしまうと、

計画通りに進まないことに失望するかもしれません。

逆に、3年かけて取り組んでいる間に1年で

利益を上げられるようになれば、喜びもひとしおでしょう。

さらにFXを本格的に行いたいという気持ちが高まるでしょう。

同じ3年としても、最初のアプローチで見方が変わります。

FXに限らず、何事も短期間で成功することはまれです。

地道に長期的な視点を持って取り組んでいきましょう。

私自身は、これからもトレードを続けるつもりでおり、

長期的な視野で取り組んでいます。高い山を、

ゆっくり無理せず登っていくイメージです。

途中で一時的に下降することもあるかもしれませんが、

毎日コツコツと積み重ねれば必ず再び登ることが

できると分かっています。

焦らず、着実に前進することができるのです。

短期的な成功を求めると焦りや怪我のリスクが高まり、

結果的には挫折してしまうこともあります。

長期的な視点で取り組んでくださいね。

3か月集中して、4か月目から軌道に乗せる

FXにどれだけの時間を費やしていますか？

というご質問や、FXを始めようと考えている方が

FXに費やせそうな時間については、

本業を持つ方は時間的に制約されることがあるでしょう。

しかし、FXで本気で収益を上げたいと思うなら、

トレードルールを作る段階が最も重要です。

短期間でルールをしっかりと設定しましょう。

簡潔な方が良いです。なぜなら、

トレードルールを作れば、それを改善していくだけで済むからです。

トレードルールは目的地にたどり着くための道筋であり、

目的地や方法が決まれば、実行するだけです。

最初のプランがあるからこそ、「これが効率的だろう」

という考えが生まれます。

目的地がなければ、最短ルートで到達することは

難しいでしょうし、もし到達できたとしても、

それは偶然であり、同じ行動をしても成功する保証はありません。

私自身、FXを始めてから4年から5年間、

明確なトレードルールなしで取引していました。

下がったら買う、一定の利益が出たら利確するという

曖昧なルールでした。そのようなやり方で

2011年3月にドル円が76円台を付けたとき、

1,700万円という大きな損失を出し、メンタルは崩壊し

時間を無駄にしました。

しかし、それから本気でルールを設けたら、

勝てるようになりました。

自分が必要だったもの、それはトレードルールでした。

初めからルールを持っていれば、

時間を無駄にすることはなかったでしょう。

少なくとも、悪夢の1,700万円溶かす事態はなかったはずです。

ルールを設けることで、市場の様々な側面に目を向け、

調査するようになります。

損失を最小限にするために損切り幅を設けると、

証拠金維持率の計算方法などに疑問を持ちます。

維持率を調べると、ナンピンやポジションの取り方を考え、

レバレッジの使用方法やリスクの取り方についても考えます。

そのリスクに見合った利幅や、

それに適したテクニカル分析方法やポジションの保有期間など、

FXのあらゆる側面に真剣に取り組むようになります。

このように、トレードルールを設けることが、

短期間でスキルを向上させる一歩につながるのです。

ルールを設けることが目的ではありますが、

その過程で得るものは大きいです。

そして、トレードルールを作るためには、

毎日取り組むことが重要です。

理想的な時間は1日に2時間程度ですが、

時間に余裕がない場合でも、

1時間でも30分でも問題ありません。

重要なのは、「コンスタントな取り組み」です。

週に5日中、何もしない日があると、

トレードの検証が途切れてしまいます。

途切れた検証を埋めるためには

さらに時間が必要となり、前進することが難しくなります。

4日間何もしない後に、翌日に10時間トレードと

検証を行うよりも、毎日2時間ずつコツコツと

取り組む方が上達します。

FXで収益を上げたいのであれば、

妥協せずに本気で取り組んでください。

前述しましたが、FXで勝つまでの目安として

3年を挙げましたが、毎日の取り組みが軌道に

乗るまでの期間として、3か月は考慮しておくと良いでしょう。

最初は何をやっても成果を感じにくく、

戸惑いもあるかもしれませんが、

一度軌道に乗れば、それを維持することが大切です。

最初の3か月は、試行錯誤しながらも諦めずに

継続することが大切だと思います。

チャート分析と利益を上げることは別物

「チャート分析をしっかりしているのに、利益が出ないのはなぜだろう？」

と考えることがあるかもしれませんが、

その思考はFXに本気で向き合っている証拠です。

ほとんどの人は、「もっと真剣に検証したら利益が出るかもしれない」

「余裕があればちゃんとやろう」という程度の考え方です。

しかし、あなたは労力に見合う結果をあなたは

しっかり取り組んでいるのです。

ただし、FXではチャート分析を行ったからと言って、

必ず利益が得られるわけではありません。

利益を出すためには、最終的な詳細な部分まで

しっかりと確認することが必要です。

チャート分析は重要ですが、トレードのタイミングが

ずれると利益を得ることはできません。

チャート分析とエントリータイミングの決定は

別物と考えてください。相場の動きが読めても、

それだけではデイトレードで勝つことはできません。

利益を上げるには、タイミングが本当に重要です。

チャート分析を行い、「上昇、横ばい、下落」

の3つのパターンが想像できたら、エントリーする

タイミングまでルール化することが重要です。

今日の相場が上昇することを想像できても、

いつから上昇するのか考える必要があります。

それがすぐに起きるのか、それとも時間がかかるのかによって、

トレードの戦略は大きく異なります。

相場の流れを想像したら、ポジションを持つ必要がありますが、

エントリータイミングまでしっかり考慮しましょう。

そこで妥協することなく決断してください。

高度な分析をしても、

「実は勝てなかったのはタイミングだけだった」

ということにならないように気をつけましょう。

これは、トレード歴が長いのに勝てない人にとってありがちな罠です。

最初の段階では、トレードのタイミングを

見極めることが最も重要です。

タイミングを正確に把握するためには、

継続的に演習を行う必要があります。

チャート分析をして疑問に思った点は、

チャートが完成した後に自己検証を

するようにしましょう。

このプロセスを繰り返し、自分で問題を発見し

解決していくことが、エントリータイミングを

見極めるための鍵となります。

そして、取引ロットが小さくても問題ありませんので、

実際にポジションを持ち、市場の変動を経験してみてください。

損益の変動があると、自分のメンタル面が

どのように変わるかを把握できます。

ポジションを持つ時間は長くても短くても構いませんが、

それによってリスク管理も決まってきます。

毎日ポジションを持つことが必要です。

毎日ポジションを取り、市場の変動に触れながら過ごす

ことが大切です。ロットが増えるにつれて、

変動も大きくなるでしょう。

このプロセスを今から始めましょう。

「ルールができたらポジションを取ってみる」

というのでは遅いです。ルールを構築しながら、

検証や改善も同時に行い、資金管理やメンタル面に

ついても考慮していきましょう。

トレードで成功するために必要なことは何でしょうか？

期待値の高いトレード手法があれば、

それだけで勝つことができるでしょうか？

いいえ、それだけでは勝つことはできません。

なぜなら、その手法がなぜ優れているのかを

理解していないからです。

トレード手法を考案した人は、多くの検証と改善を

経てきたのです。

手法を構築するまでには、多くの試行錯誤や検討があります。

その手法が構築された背景があるからこそ、

優れたものとなったのです。

他人の手法に触れたとしても、

それがどんなに優れたものであっても、

その手法を使うトレーダーに適したスキルが

なければ利益を生み出すことはできないでしょう。

ですから、「自分自身でトレードルールを作る」ことが、

トレードで成功するために必要なことなのです。

初めから完璧なルールを持つことはできませんが、

それでもかまいません。

エントリーポイントやイグジットポイントをどうするか、

何かしらのルールを持つことが大切です。

デイトレードでは、ポジションを数時間保有

することもありますし、場合によっては数日間持ち越す

こともあります。

ですから、ルールは絶対に必要なトレードスタイルです。

直感でトレードするのではなく、必ずルールを持つようにしましょう。

そして、そのルールに従って実践してみてください。

そうすることで検証ができるようになります。

重要なのは、作ったルールをしっかり守り改善することです。

ここまでお読み下さりありがとうございました。