「使いやすい」「コンパクト」「たっぷり収納」。商品紹介でよく使う言葉ですが、その一言だけでは、自分の持ち物に合うか、どんな場面で使えるかまでは判断できません。
商品説明を整えるときは、印象を伝える言葉に、確認できる仕様と使い方を添えます。今回は、曖昧な説明を具体的にする書き換え例と、公開前に確認する順番をご紹介します。
1.「使いやすい」の中身を一つずつ分ける
最初に考えるのは、「誰にとって、何をするときに使いやすいのか」です。例えばポーチなら、次のように質問を分けられます。
・何を入れて持ち歩く想定か
・収納部は一つか、仕切りがあるか
・開閉方法はファスナーか、ボタンか
・入れたい物に対して、内寸や開口部は十分か
この質問への答えが、本文に書く材料になります。すべての人に便利だと言い切るより、用途と構造を示す方が、読む人は自分の使い方と照らし合わせられます。
2.布製ポーチの説明を書き換える
以下はこの記事のために作った架空商品の例です。実在商品の仕様や、お客様から受けた仕事の実績ではありません。
見本の設定:布製ポーチ、外寸は幅20×高さ13×マチ4cm、ファスナー開閉、内ポケットなし。重量・内寸・開口部の寸法・洗濯方法は、未確認という設定にします。
【書き換え前】
コンパクトなのにたっぷり入る、使いやすいポーチ。毎日のお出かけにぴったりです。
【書き換え後】
バッグの中の小物を、ひとまとめに持ち歩きたい方へ。外寸が幅20×高さ13×マチ4cmの布製ポーチです。ファスナーで開閉する一室構造で、内ポケットはありません。
書き換え後は、大きさと構造が分かります。一方で、「軽量」「大容量」「洗濯機で洗える」といった未確認の特徴は加えていません。特定の手帳や機器が入るかどうかも、外寸だけでは判断できません。
この例は説明の一部です。実際の販売ページに仕上げる際は、内寸や収納例、手入れ方法などの必要事項を確認して追記します。
3.強い言葉に変える前に、根拠を確かめる
「軽い」と書きたいなら、まず本体の重量と測定条件を確認します。数値が分かれば「本体約○g」のように示せます。未測定なら、素材の印象だけで軽量と決めません。
「A5サイズ対応」と書く場合は、外寸だけでなく内寸や開口部、実際に入れる物の厚みも確認します。「丈夫」「防水」も、素材名や見た目から推測して足さないようにします。
発送条件も同じです。「すぐ届く」という表現を先に作るのではなく、出荷までの日数、休業日、配送にかかる日数を分けて確認します。文章を整えるために、商品の性能や販売条件を変えることはしません。
4.不明点は、公開原稿と分けた確認メモにする
資料が足りないときは、推測で埋めず、確認する項目をまとめます。次のようなメモを商品ごとに用意すると、販売担当者や制作担当者と情報をそろえやすくなります。
【商品説明を作る前の確認メモ】
商品名:
想定する購入者・使う場面:
確認済みの素材・外寸・構造:
未確認の仕様と確認担当:
本体以外の付属品:
価格・在庫・発送条件:
返品・問い合わせの案内:
使える写真と掲載時の注意:
これは制作中の確認用です。「未確認」や空欄を残したまま販売ページに貼り付けるための原稿ではありません。回答がそろったら本文へ反映し、写真・比較表・購入欄の表示も一致させます。
5.写真にも、文章と同じ確認項目を持たせる
ポーチの例なら、全体の形が分かる写真、開口部と内部構造が分かる写真、サイズを確認できる写真を分けて考えます。収納例に小物を入れる場合は、その小物が商品に含まれるかも明示します。
「文章では内ポケットなし、写真では別モデルのポケットが見えている」といった食い違いがないかを確認してください。実物の説明には、対象商品と対応する写真を使います。
6.商品資料から、掲載担当者へ渡せる原稿へ
絆紡舎の「選びやすいEC商品ページ原稿3件を作ります」では、同一ブランドまたは同一カテゴリの3商品について、仕様・用途・比較項目を整理し、原稿を制作します。
基本料金60,000円で、商品原稿3件(各2,000字まで)、比較表1点、3商品を通してFAQ合計10項目、写真や図の見せ方を記した制作指示書をWord・PDF・比較表データでお渡しします。画像制作・撮影・ECサイトへの登録や実装は含みません。
ご相談の際は、対象商品と確認済みの資料をお知らせください。不明点は不明のまま共有いただければ、確認が必要な項目を整理します。個人情報やログイン情報は不要です。制作範囲と日程を見積りで合意してから進めます。
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実際の納品物の構成は、既存の自主制作見本記事でも紹介しています。