【マンション評価解説】資産性の話、その前に

【マンション評価解説】資産性の話、その前に

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コラム
住宅を買う人によく聞かれる質問があります。

「この物件の資産性、どうですか?」

正直に言うと、資産性というのは絶対的な価値ではなく、人によって変わる相対的な価値だと思っています。


■ 資産性は、誰にとっての話か

現金や株、金と違って、建物は時間とともに価値が下がっていくのが普通です。しかも、それを別の資産に変える(売る)には、自分の生活そのものを変えるという大きな決断が伴います。家族構成、周りとの関係、生活のしやすさ。売却価格は、そのうちの一つの要素でしかないんですよね。

直近の取引価格が高いからといって、それがそのまま自分の得になるわけでもありません。他の資産と同じで、現金に変えて初めて、本当の意味で「資産」になります。

だから「終の住処にします、売る予定はありません」という方には、資産性はあまり気にしなくていいとお伝えしています。理想の暮らしと、そのコストで選べば十分です。

逆に評価額が上がり始めると、固定資産税などの負担が増えるという側面もあります。将来を見据えるなら、そこは考えておいた方がいい。

こうして考えていくと、「資産性」って、実はかなり人によって意味が変わる言葉なんですよね。

次回は、この考え方を踏まえて、損益診断が実際にどんな数字を出しているのかを具体的に書いていこうと思います。

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