「フォームから申し込みが来ていたのに、気づくのが遅れた」「毎朝、回答のシートを開いて新しい分を数えている」。
Googleフォームは手軽に使える反面、回答がシートにたまっていくだけなので、見に行かないと新しい回答に気づけません。
スプレッドシートとGoogle Apps Script(GAS)を組み合わせると、回答をまとめたり、担当者に知らせたりする作業を自動にできます。ここでは、その例を紹介します。
【例1:回答が届いたら、Googleチャットに知らせる】
GASには、フォームに回答が送られたときに動く仕組みがあります。
これを使うと、回答が届いたタイミングで、Googleチャットのスペースに知らせを送ることができます。
例:架空の学習塾で、体験授業の申し込みフォームに回答が来たら、「体験申し込み:小学5年、希望日 10月20日」のように、要点だけをチャットに流す
知らせる内容は、氏名や連絡先などをすべて載せるより、要点にしぼっておくのがおすすめです。くわしい内容はシートで見る、と分けておくと、チャットの画面も読みやすくなります。
【例2:前日の回答を、毎朝1つの表にまとめる】
回答が多い場合は、1件ずつ知らせると、かえって読む側の負担になります。
そのときは、GASの「トリガー」で毎朝決まった時間に動くようにして、前日に届いた回答だけを集めた表を作る方法があります。
例:
・「日次まとめ」シートに、前日の回答の件数を書き込む
・質問の種類ごとに、件数を数えて並べる
・まとめができたら、担当者のGoogleチャットに「昨日の回答は12件です」のように知らせる
朝にこの表を見るだけで、前日の動きが分かるようになります。
【例3:まだ対応していない回答に、印を付ける】
知らせが届いても、対応したかどうかが分からなくなると、対応もれが起きます。
回答のシートに「対応状況」の列を足しておき、GASで次のように印を付けると、見落としを防ぎやすくなります。
・新しい回答には「未対応」と書き込み、行に色を付ける
・担当者が「対応済み」に変えたら、色を外す
・回答から3日たっても「未対応」のままの行があれば、担当者の受信箱に通知する
色と文字で状況が見えるので、複数の人で回答を受け持つときにも、誰が何をしたかを確かめやすくなります。
【小さなコツ:「誰に・いつ・何を」知らせるかを先に決める】
仕組みを作る前に、知らせる相手と内容を紙に書き出してみてください。
・誰に:受付の担当者、店長など
・いつ:回答が届いたとき、毎朝9時、3日たったとき
・何を:件数だけか、要点か、全部の内容か
例:「受付担当に」「毎朝9時に」「前日の件数と、未対応の件数を」
ここが決まっていないまま作ると、知らせが多すぎて読まれなくなったり、肝心なことが伝わらなかったりします。
まずは、今いちばん困っている見落としを1つ選び、その分だけを自動にするところから始めると、無理なく続けられます。
こうした作業のご相談は、こちらの出品で承っています。