「写真は撮ってあるけれど、どう並べればいいか迷う」「説明文に何を書けばいいのか分からない」。
工事写真台帳は、写真と説明がそろって、はじめて工事の中身が伝わる書類です。
ここでは、見る人が工事の流れを追いやすくなる写真の並べ方と、短くても伝わる説明文の書き方をまとめました。なお、元請けや発注者から並べ方や書き方の指定がある場合は、そちらに合わせてください。
【並べ方の基本は「場所ごと、工程の順」】
写真を撮った順にそのまま並べると、複数の場所を行ったり来たりした日の写真が混ざり、流れが追いにくくなります。
おすすめは、まず場所でまとめ、その中を工程の順に並べる方法です。
例(架空の浴室リフォーム):
・浴室:着工前、解体、配管、ユニットバス設置、完成
・脱衣所:着工前、床の張り替え、完成
こうすると、見る人は1つの場所の「前から後まで」を続けて見られます。
工事全体の様子が分かる全景写真を各場所の最初に置き、そのあとに近づいて撮った写真を続けると、「どこの写真か」が伝わりやすくなります。
【前と後を「同じ向き」で並べる】
台帳で一番見てもらいたいのは、工事でどう変わったかです。
そのため、着工前と完成の写真は、できるだけ同じ位置・同じ向きから撮ったものを選んで並べるのがおすすめです。
向きがそろっていると、見る人は2枚を見比べるだけで変化が分かります。反対に、撮る位置が違うと、同じ場所かどうかを確かめるところから始まってしまいます。
1ページに写真を2枚や3枚並べる形式なら、前と後が同じページに来るように配置を調整すると、さらに見比べやすくなります。
工事の途中の写真も、着工前と同じ向きのものが1枚あると、どこまで進んだかが伝わりやすくなります。
【説明文は「どこで・何を・どうした」の順に書く】
説明文は長く書く必要はありません。大切なのは、写真を見ただけでは分からないことを補うことです。
基本の形は、次の3つです。
・どこで:浴室 北側の壁
・何を:給水管
・どうした:新しい管に交換、接続部の水漏れなしを確認
この順で書くと、どの写真も同じ形になり、読む人が迷いません。
寸法や数量など、あとで確かめたくなる情報は、分かる範囲で数字を入れておくと親切です。
例:「床下地 合板 厚さ12mm 張り」
また、同じ作業には同じ言葉を使うようにします。ある写真では「設置」、別の写真では「取付」と書くと、別の作業のように見えることがあります。
【小さなコツ:説明文を先に一覧で書いてから写真を合わせる】
写真を1枚ずつ見ながら説明を考えると、1枚ごとに書き方が変わりやすくなります。
そこで、先に紙やExcelに工程の一覧を書き出し、説明文だけを上から順に作ってみてください。
例:
・1 浴室 着工前
・2 浴室 既存ユニットバス解体
・3 浴室 給水管交換
一覧ができたら、それぞれに合う写真を当てはめていきます。
こうすると、説明文の形がそろうだけでなく、写真が足りない工程にも気づきやすくなります。
こうした作業のご相談は、こちらの出品で承っています。