問い合わせが増えるCTAボタンの置き方・言葉の選び方

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ビジネス・マーケティング
「サイトにアクセスはあるのに、問い合わせがほとんど来ない」。その原因のひとつがCTAボタンにあることは少なくありません。CTAとはCall To Action(行動喚起)の略で、お客さんに「次のアクション」を促す、ホームページでもっとも重要なパーツです。どこに置き、どんな言葉を選ぶかだけで、問い合わせ数は大きく変わります。

ホームページに訪れたお客さんは、多くの場合「問い合わせしようか迷っている」状態です。この迷いを払拭して、背中を押すのがCTAボタンの役割です。「お問い合わせはこちら」と書いてあるだけのボタンと、「まずは無料で相談する」と書かれたボタンでは、押してもらえる確率がまったく異なります。

この記事では、CTAボタンの置き場所・言葉の選び方・デザインのポイントを、具体例を交えながら解説します。今のサイトを見直すヒントとして、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
・CTAボタンとは何か、なぜ問い合わせ数に直結するのか
・ボタンを置くべき「5つの場所」
・押してもらいやすい言葉の選び方と、よくある失敗例
・色・サイズ・余白など、デザインで気をつけること
・今日から試せる改善チェックリスト

なぜCTAボタンひとつで結果が変わるのか

訪問者がサイトを見るとき、「この会社に頼もうかな」という気持ちが生まれても、次に何をすべきかが分からないと行動が止まります。「問い合わせフォームはどこだろう」と迷った瞬間、多くの人は離脱してしまいます。CTAボタンはその迷いを0にする、道標の役割を果たします。

・パーソナライズされたCTAは汎用的なものより高い転換率:+202%
・1ページに置くCTAの目標は原則ひとつに絞る:1つ
・CTAの最重要設置場所。スクロール前に必ず置く:ファーストビュー


CTAボタンは「扉の取っ手」。デザインがどれだけ良くても、取っ手がなければ誰もドアを開けない。

CTAボタンを置くべき5つの場所

1. ファーストビュー(最重要)
ページを開いた瞬間、スクロールせずに見える範囲に必ず置きます。ここにボタンがないと、興味を持ったお客さんが「どうすればいいか」を探すストレスを与えてしまいます。ファーストビューのCTAは「まず行動の選択肢があること」を示すためのもので、ここで必ず問い合わせしてもらう必要はありません。存在を知らせることが目的です。

2. サービス・料金説明の直後
「どんなサービスか・いくらかかるか」を読んで納得したお客さんは、その瞬間が一番行動したい気持ちになっています。サービス説明セクションや料金表の直後にCTAを置くことで、この「納得の瞬間」を逃しません。読み終わったあとに「さて、どこから問い合わせればいいの?」と思わせないことが大切です。

3. お客さんの声・実績の直後
口コミや事例を読んで「信頼できそう」と感じたタイミングも、行動意欲が高まる瞬間です。「他の人がこれだけ満足しているなら自分も」という感情が生まれたその場所に、CTAを置きます。「あなたも同じ結果を得るための第一歩を踏み出せます」というメッセージと合わせると効果が増します。

4. ページ最下部(フッター手前)
最後まで読んでくれたお客さんは、そのサイトにもっとも関心が高い状態です。ページを最後まで読み終えたのに「どこから申し込めばいいか」が見つからないのは機会損失です。ページ末尾に必ずCTAを設置し、「最後まで読んでくれたあなたへ」という文脈でボタンを提示しましょう。

5. 固定ヘッダー・固定フッター
スクロールしても画面に貼り付いて表示され続けるナビゲーションバーや、スマートフォンの画面下部に固定されたボタンは、どのタイミングでも行動できる状態を作ります。特にスマートフォンでは、親指で押しやすい画面下部への固定ボタンが効果的です。ただし、コンテンツを隠さない設計が必要です。

押してもらえる言葉の選び方

CTAボタンの文言は、「押すとどうなるか」がひと目で分かることが最低条件です。そのうえで、「お客さんが感じているハードル」をどれだけ下げられるかが、クリック率を左右します。

押してもらいやすい言葉 ◎、 止まってしまいやすい言葉 △

◎まずは無料で相談する  
△お問い合わせはこちら

◎今すぐ予約する(3分で完了) 
△予約フォーム

◎気軽にLINEで聞いてみる  
△メールで連絡する

◎無料見積もりを依頼する  
△申し込む

◎資料を無料でダウンロードする  
△詳しくはこちら

◎まずは話だけ聞いてみる  
△送信する

押してもらいやすい言葉 ◎に共通しているのは、「無料」「気軽に」「まず」「〇分で」といった、心理的ハードルを下げるキーワードが入っていることです。「申し込む」「送信する」という言葉は最終決断のニュアンスが強く、迷っているお客さんを躊躇させてしまいます。一方「まずは話だけ聞いてみる」は、何も決めなくていいというメッセージを伝えられます。

業種別のCTA文言の例

整体・治療院
「まずは症状を相談する」「今すぐ予約を取る(当日OK)」「LINEで気軽に問い合わせる」。初めての来院への不安を和らげる言葉を選ぶと効果的です。

美容室・サロン
「希望の日時を選んで予約する」「スタイルの相談をしてみる」「初回限定プランを見る」。ビジュアルイメージとセットで提示すると来店意欲が高まります。

Web制作・コンサル
「まずは無料で相談する」「料金の目安を聞いてみる」「どんな依頼か話してみる」。「費用が分からなくて不安」というハードルを先回りして下げます。

飲食店・カフェ
「座席を予約する」「本日の空席を確認する」「テイクアウトを注文する」。来店・注文という具体的なアクションに直結する言葉が有効です。

士業・専門家
「無料相談を予約する」「まず話だけ聞いてもらう」「どんな案件か確認してもらう」。「敷居が高そう」という印象を言葉で下げることが重要です。

デザインで気をつける4つのこと

①ボタンだと一目で分かる見た目にする
テキストリンク(下線だけのリンク)は、ボタンに比べてクリック率が大幅に低くなります。背景色がついた角丸の長方形、または明確な枠線があることで「これは押せるもの」とすぐに認識してもらえます。ページの中でCTAボタンだけが目立つ色になっているのが理想的です。

②周囲に十分な余白を取る
ボタンの周りに余白がないと、視線が止まりにくく、スマートフォンでは誤タップの原因になります。ボタンの上下左右に十分なスペースを設けることで、「ここが重要な選択肢です」という視覚的な強調になります。ボタン内のテキストも、上下左右にパディングを取り、息苦しくしないことが大切です。

③スマートフォンで親指が届く位置・大きさにする
スマートフォンでの操作を前提に、ボタンの高さは最低44px以上を確保します。画面の中央から下部に配置すると、片手操作でも押しやすくなります。横幅はスクリーン幅の70〜100%程度まで広げると、タップしやすくなります。特に固定ボタンは、コンテンツを隠さない高さと位置の設計が重要です。

④「押した後どうなるか」を補足する
ボタンの下や横に小さな補足文を添えることで、クリックへのためらいを減らせます。「返信は24時間以内」「強引な営業は一切しません」「無料・登録不要」などの一言が、最後の一押しになります。oto-productionsのお問い合わせページでも、「まず話だけでも大丈夫です」という一言を添えています。

やってはいけない、CTAの失敗パターン

よくある失敗 ✕、 改善の方向性 ◎
✕ CTAが1ページに10個以上あって迷う
◎ セクションごとに1つ・ページ全体でも3〜5個以内に絞る

✕ 「お問い合わせ」「送信」「申し込み」が混在
◎ 全ページで統一した言葉・デザインのボタンを使う

✕ ボタンの色がページの背景色と似ていて目立たない
◎ 周囲との対比が明確な色を使い、ボタンだけ際立たせる

✕ フォームに飛ぶ前の情報がなく、何を求められるか不安
◎ ボタン周辺に「入力項目は3つだけ」などの補足を添える

✕ スクロールしないとCTAが一度も出てこない
◎ ファーストビューに必ずひとつ、以降は要所ごとに配置する

今日から試せるCTA改善チェックリスト

今のサイトをスマートフォンで開きながら、以下の項目を一つひとつ確認してみてください。

✓ スクロールせずに見える範囲にCTAボタンが1つ以上あるか
✓ ボタンのテキストが「押すと何が起きるか」を説明しているか
✓ 「申し込む」「送信」など最終決断を迫る言葉になっていないか
✓ ボタンの色がページ内で最も目立つ色になっているか
✓ スマートフォンで親指1本でタップできる大きさ・位置にあるか
✓ ボタンの周囲に「無料」「営業しません」などの補足があるか
✓ サービス説明・お客さんの声の直後にCTAが置かれているか
✓ ページの最下部(フッター手前)にもCTAがあるか
✓ 1ページ内のCTAが多すぎてどれを押すか迷わないか

まとめ:CTAで意識する3つのこと
・場所
 ファーストビュー・コンテンツ直後・ページ末尾の3点に必ず設置する
・言葉
 「まず」「無料」「気軽に」でハードルを下げ、押した後を具体的に示す
・デザイン
 ボタンと分かる見た目・目立つ色・スマホで押せる大きさの3点を守る

CTAひとつの改善は、サイト全体をリニューアルするより低コストで、すぐに試せる施策です。「アクセスはあるのに問い合わせが来ない」という状況を打開する、最初の一手として取り組んでみてください。こちらのサービスでは、既存サイトのCTA改善のご相談も受け付けています。



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